初出場で星置レッド躍進、ベスト4出揃う
4日、太陽球場で2回戦、3回戦12試合が行われ、星置レッドソックス(手稲区)は6-5で藻岩ライオンズ(南区)を下し、今大会初出場で4強進出を果たした。星置は先発右腕の紺野秀哉投手(6年)が打者の内外に投げ分け5回6安打を許しながらも完投した。注目のバッテリー中島啓太(6年)と将田明基(6年)を擁した北野リトルメッツ(清田区)は本郷イーグルス(白石区)を8-2で下し、屯田ベアーズ(北区)は羊ヶ丘ブルースターズ(豊平区)を促進の末11-9で破った。ニュースターズ(中央区)は伏古わんぱくボーイズ(東区)を6-5と競り勝った。これでベスト4が出揃った!北野、屯田、星置、ニュースタの4チームは明日、春の札幌一を懸けて戦う。
◆札幌選抜大会 ▽3回戦 星置レッドソックス(手稲区)6-5藻岩ライオンズ(南区)=(4日・太陽グループ少年球場)
同点の5回表、一死から3番・渡辺夏一(5年)が左中間を破る二塁打で好機。続く4番・紺野秀哉(6年)の中前打で1点リードを奪う。時間切れで最終回となる5回裏、二死2塁のピンチは、藻岩7番・金本久煌(5年)の内野安打でさらにピンチ拡大だったはずが、ホームを焦った二塁走者が三塁を蹴り本塁手前でタッチアウトでゲームセット。あっけない幕切れは紙一重を感じた。躍進が続く星置レッドの本大会勝ち星3つは、ダテではない。選手たちの動きは、見栄えの良いプレーはより基礎。と言わんばかりの選手たちの動きが目につく。また走塁面でも見えないプレッシャーで藻岩に焦りと判断ミスを誘発した。明日、初出場・星置レッドは、ニュースターズと決勝進出を懸け戦う。星置レッドの躍進は続く!
◆3回戦(太陽A球場:第4試合)
星置レッドソックス
23001=6
23000=5
藻岩ライオンズ
(星)紺野-松本
(藻)有川、桂田-清水
▽二塁打:渡辺(星)、金本(藻)
あと一歩と詰め寄った藻岩、次は走塁と判断力を磨いてまた上で観たい!
区大会では自信のあった走塁が大舞台3回戦では空回りし、進塁を焦っての走塁ミスでチャンスを潰した。2回、無死満塁から内フライ。インフィールドフライ宣告も内野手が落球。これに反応して三塁走者がよもやのホームに走りタッチアウト。また5回の二死2塁から内野安打でのホーム猛突。サードコーチャーの重要性を再認識する結果となった。6年、5年とそれぞれ個性と持ち味のある良いチーム。また上で観たいチーム、がんばれライオンズ!
~ベスト4監督に最終日に向けた抱負を聞いた!~
◆北野リトルメッツ 監督:泉 幸蔵(55)
「初戦円山で経験させていただき、一戦一戦力と勢いが付いてきた。過去ベスト8が最高、最終日は初です。選手たちと楽しくやれればと思ってます」と自然体で挑む。
◆屯田ベアーズ 監督:小林 太(46)
「正直ここまで勝ち上がるとは予想していなかった。ここまできたらてっぺん目指します。初戦もサヨナラ勝ち、3回戦の促進での勝利で子供たちも自信がついてきていると思う」と一回りも二回りも成長したチーム力で食らいついていく。
◆星置レッドソックス 監督:渡辺 敦(38)
「3回戦、たいへんなゲームでした。チームとして札幌選抜大会出場は初。明日のことは今晩考えます」と初出場らしく挑戦者を貫く。
◆ニュースターズ監督:佐藤秀雄(64)
「なんとか一つ勝って、決勝行きたいですね!」と意気込む。
協力:札幌市少年軟式野球連盟