投手戦、東部カープジュニア・福田が制した
◆全道少年北広島地区予選 ▽1回戦 東部カープジュニア2-1双葉スピリッツ=(7日・西の里公園)
7日、開会式のあと1回戦2試合が行われた。この日、2回戦進出を決めたのは、西の里カープジュニア、東部カープジュニアの2チーム。第二試合は東部カープジュニアと双葉スピリッツが対戦し、東部が2-1で双葉との投手戦を制した。期待の両右腕、東部・福田航平投手(6年)、双葉・赤澤怜明投手(6年)ともに持ち味を遺憾なく発揮し、3回に敵失に乗じて2得点した東部が、初戦を突破した。順調に大会が進むと14日、決勝予定だ。
東部・福田、踏ん張る
両右腕の投手戦を、東部の福田が制した。福田は右の本格派で球威のある直球が持ち味。テンポよく投じた投球は、7回3奪三振2安打完投で踏ん張った。失点を許したのは6回、2死三塁から低目を意識し力んだボールが、捕手の前でワンバウンドし1失点。しかし後続を抑え完投した。攻撃では3回、無死1・2塁で、投ゴロがミスを誘い三塁へ悪送球。これで一気に2者生還し、2点目が決勝点となった。福田 誠監督(41)は「ミスで得点をもらいミスで失点した。どちらが勝っても不思議ではない展開。次もバッテリーを中心に少ないチャンスを生かし、勝利を目指します」と先を見据えた。同チームは13日、西の里カープジュニアと決勝を懸け戦う。
双葉、序盤の好機が悔やむ
双葉スピリッツは2回、4番・赤澤の中越二塁打を足がかりに先制機、しかし続く5番・川尻翔太(6年)の遊ゴロを走者が飛び出し三塁タグアウト。後続も断たれ無失点。3、4回と四球絡みで二塁まで進めるもあと1本に泣いた。6回、赤澤の左前を足がかりに2死三塁とし、力みの出た福田投手からバッテリーミスで1点を返すなど、最後まで粘ったが、あと一歩及ばなかった。赤澤投手も福田投手同様、球に力があり東部打線を苦しめ被安打2に抑えた。勝敗は紙一重でこの敗戦を、次戦に生かして欲しい。同チームは、北広島地区代表として、13日から始まるホクレン旗石狩支部予選に出場し、全道大会出場を目指して戦う。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
◆1回戦
双葉スピリッツ
0000010=1
002000×=2
東部カープジュニア
(双)赤澤-川尻
(東)福田-山口
▽二塁打:赤澤(双)、福田(東)
協力:北広島野球少年団