札幌豊平(A)、2点守り切り投手戦制す/豊平A・Bともに4強入り
◆第18回1年生ジュニア選手権大会
▽2回戦 札幌豊平ボーイズ(A)2-0札幌手稲ボーイズ=(11日・野幌運動公園第2球場)
1年生ジュニア選手権は、野幌運動第2、札幌円山、苫小牧清水の3会場で1、2回戦計5試合を行った。2回戦では札幌豊平ボーイズ(A)が、札幌手稲ボーイズとの投手戦を制した。準決勝は12日、苫小牧清水球場で第一試合:函館対札幌豊平(A)。第二試合:札幌豊平(B)対苫小牧・十勝連合を予定。
◆2回戦(11日・野幌第2)
札幌豊平ボーイズ(A)
1000100=2
0000000=0
札幌手稲ボーイズ
(豊)増田、西正-信岡
(手)石王-向平
▽二塁打:西正、増田(豊)
札幌豊平ボーイズ(B)
0310034=11
1000020=3
札幌新川・北連合
(豊)南出、相馬-向井
(連)木戸、片山-大屋
▽二塁打:高橋瑞(豊)、中村(連)
同会場2試合目は札幌豊平ボーイズ(B)が、札幌新川・北連合を11-3で下し、準決勝に駒を進めた。阿部直樹コーチは「暑い中、5回まで南出がよく踏ん張った」と先発・南出龍志(北の台カープジュニア出身)をねぎらった。敗れた札幌新川・北連合は、1回、3番・大屋優斗(篠路ライオンズ出身)の適時打で先制。6回、4番・藤田康平(東ハリケーン出身)の犠飛などで2点を返す意地を見せるなど打力は良い。しかし失策がすべて得点に絡んでしまった。課題は明確だ!リベンジに期待したい。
増田が投打で活躍
先発・増田大貴(石山フォックス出身)が、6回2安打完封。2、5回と三者連続三振を含む7奪三振と終盤も球威が落ちない見事なピッチングを見せた。打でも2安打とチームの勝利に貢献した。立ち上がりからストライク先行で、内外へ投げ分け凡打の山を築いた。越後博興コーチ(58)は「ブルペンでも手元でボールが伸びていた。今日は自分の良いところが出せたんじゃない」と活躍を称えた。1回、1番・信岡遼哉(幌西フェニックス出身)の左前を足がかりに、犠打と四球を絡め1死1・2塁から4番・西正真也(石山アトムズ出身)が、左中間適時打で先制。5回にも9番・野口 駿(白石リトルファイターズ出身)の中前適時打で加点した。7回から2番手投手に西正が投板。内失で2者を、出塁させるも後続を抑え見事増田、西正の完封リレーで勝利した。
手稲リベンジに期待!
手稲は、先発増田の伸びのあるストレートに終始押された。7回、敵失から無死1・2塁と好機があったが後続が倒れ0封で敗れた。しかし先発・石王朝陽(双葉ツインスターズ出身)は、7回を投げ1、5回と得点を許すも6連続を含む8奪三振を記録。右打者の内側をえぐる効果的なクロスファイヤーは印象的。また4番で捕手の向平拳斗(金山ファイターズ出身)は、フットワークと強肩を兼ね備えた良い選手だった。将来有望なバッテリーが手稲にもいた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!