伏古わんぱく、12年ぶり2度目V 反撃しのぐ
◆第44回全道少年軟式野球大会
▽決勝 伏古わんぱくボーイズ(札幌)5-2遠軽西ファイターズ(遠軽) =(5日・ツドーム)
26代表チームの頂点は、伏古わんぱくボーイズ――。全道少年軟式野球大会の決勝が5日、札幌市東区ツドームで行われ、伏古が遠軽西に5-2で勝ち、12年ぶり2度目の優勝を決めた。伏古は先発・山本 京(5年)、7回からエース・佐藤大哲(6年)が、粘る遠軽西を振り切った。関 敬監督(66)は「先発の山本が思った以上に投げてくれた。攻撃では4回のチャンスをものにできたことが大きい。決勝で良い試合ができた」と顔を少しほころばせ、優しい口調で絶賛した。
◆決勝
遠軽西ファイターズ(遠軽支部)
0110000=2
200210×=5
伏古わんぱくボーイズ(札幌支部)
(遠)入川-福田
(伏)山本、佐藤大
▽三塁打:橋本、福田(遠)、山本、徳田、佐藤美(伏)
▽二塁打:相澤2(伏)
勝負どころ 集中力発揮 伏古わんぱく
伏古はチャンスを逃さない。粘る遠軽西打線を上回る集中力を見せた。2-2で迎えた4回、先頭の6番・徳田大翔(6年)が、右越三塁打で好機。さらにバッテリーミスで三走・徳田が生還し、勝ち越す。続く7番・黒田友哉(6年)の左前が敵失を呼び無死二塁と得点圏。8番・佐藤美優(6年)が、犠打で一死三塁とすると9番・北島叶崇(5年)が、3球目を見事スクイズで4点目。5回にも5番・村田尊軍(6年)の犠飛などで1点を加え突き放した。
守りでは捕手・小林凌輔 (6年)、中堅・村田選手の好捕もあった。他の選手たちも堅守で内野ゴロ、外野飛球を仕留め、流れを渡さなかった。投げては先発の山本 京(5年)が、6回まで強打遠軽西打線を2失点と好投し、中盤のリードを守った。7回はエース・佐藤大哲(6年)が抑え12年ぶりにビックタイトルを掴んだ。
遠軽西、準優勝に良くやった!
遠軽西は、2点をリードされるも2回、4番・福田 翔(6年)が、右中間を破る三塁打で好機。続く5番・入川将伍(6年)が、中犠飛で1点。3回には、一死から1番・長谷川大貴(6年)、2番・森谷颯太(6年)の連続内安などで一、三塁とすると3番・橋本拓茉(6年)の一ゴロの間、三走・長谷川が生還し同点。しかし4回以降、常に得点圏に走者を進めるもあと一本に泣いた。上野和幸監督(69)は「ゆるいボールにタイミングが合わなく中盤以降打てなかったが、選手たちは良くやった」とここまでの選手たちの頑張りを称えた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道軟式野球連盟