スーパートーナメント、東16丁目が優勝 3年ぶり2度目
屯田に快勝7-0 3年ぶり2度目V
2015スーパートーナメント(北海道チャンピオンシップ協会/主催)最終日は19日、札幌・つどーむで準決勝、決勝、代表決定戦の4試合が行われ、決勝では東16丁目フリッパーズ(札幌)が、屯田ベアーズ(札幌)に7-0の六回コールドゲームで下し、3年ぶり2度目の優勝を飾った。この優勝で道内6冠達成の偉業を成し遂げた。昨秋からの高野山旗北海道予選、日刊秋、スポ少札幌支部秋、春、全日本学童南北海道予選、そして2015スーパートーナメントと圧巻の活躍だ!同時に道内負けなしの自らの連勝記録を67と伸ばした。
今大会決勝進出の東16丁目、屯田と代表決定戦で勝ち上がった西の里カープジュニアの3チームは、10月17日から行われるポップアスリート・クライマックストーナメントへ進出し、横浜スタジアムを目指す。
◆決勝
東16丁目フリッパーズ
001204=7
000000=0
屯田ベアーズ
(六回コールドゲーム)
(東)村上、佐藤寛、疋田-古舘
(屯)林-泉
▽三塁打:佐々木雄、山中(東)
▽二塁打:村上(東)
◆代表決定戦
西の里カープジュニア
0000120=3
0100010=2
永山西クラブ
(西) 小林-田中
(永) 吉澤、塚目、富田-富田、吉村
▽三塁打:坂本(西)、富田2、藤森(永)
▽二塁打:阿部(永)
◆準決勝
東16丁目フリッパーズ
001035=9
100000=1
永山西クラブ
(六回コールドゲーム)
(東)佐藤寛、山中-古舘
(永)吉村-富田
▽三塁打:二敷(永)
▽二塁打:荒井(永)、村上、玉田(東)
屯田ベアーズ
0140000=5
0000010=1
西の里カープジュニア
(屯)打越、若原、打越-泉
(西)奥村、南雲-田中
▽三塁打:泉、杉渕、若原(屯)
▽二塁打:泉(屯)
東16丁目、二死から流石の勝負強さ!
大舞台でも勝負強さを遺憾なく発揮した、東16丁目は3回、一死から1番・村上 広(5年)が、右前でチャンスメイク。続く2番・疋田悠真(5年)の内ゴロで二死二塁とし、3番・佐々木雄哉(6年)が、勝負強く左越適時打で二走・村上が生還し1点先制。結果これが決勝点となる。4回にも二死二塁から8番・山中麟翔(5年)からカウント1-1からの3球目を、右越適時打となる三塁打で追加点。さらに敵失で三走・山中が生還しこの回2点と中押し。6回には、打者8人で4点とビッグイニングをつくりダメを押した。投げては先発村上、エース・佐藤寛太(6年)、疋田と継投し、6回完封リレーで締めた。先発した5年生ながら技巧派・村上投手は3回1/3を1被安打3奪三振無四球と屯田打線を翻弄。「6年生と横浜に行けるようしっかり投げた」と全国切符を狙う。笹谷武志監督(36)は「全国大会のマックに行って、選手たちの視野が広がった。この決勝でも力を出してくれた」と頬を緩めた。
地力に勝る東16丁目が、そつなく加点して勝利を積み重ねていく強さには二死からの勝負強さがあった。3、4回のタイムリーは何れも二死から生まれ、高い集中力で得点機を生かしている。この戦いぶりは相手への精神的ダメージも大きく負けない強さの一端がここのあると感じた。高野山、全日本学童と全国で揉まれ抜いた東16丁目が、今度こそ全国・横浜スタジアムのてっぺんを獲ってみせる。
屯田ベアーズは全道頂点を目指し、決勝で東16丁目戦に挑んだが、敵投手の内外と緩急への投げ分けに6回1安打1四球に終わり完封負けで涙をのんだ。小林 太監督(46)は「強いですね、力は出し切りました。うちとしては大健闘です」と言い訳をしなかった。同チームと西の里カープジュニアは、ポップアスリート・クライマックストーナメントでリベンジに期待したい。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道チャンピオンシップ