2015、秋季全道! みどころウォッチ!
春センバツ準Vの東海大四、夏代表の北海が支部予選で敗退するという大波乱から始まった、2016春のセンバツをかけた秋季大会。
一部の支部で参加校の減少から全道出場枠が減り、17校での闘いとなる第68回秋季北海道高等学校野球大会は、10月4日9時30分より、稚内大谷vs白樺学園戦で幕を開ける。
開幕ゲームの稚内大谷vs白樺学園戦は大会の流れ、また来年の北北海道大会の前哨戦ともいえ、非常に重要な一戦となるだろう。また、この日の第二試合の北海道栄vs滝川西戦も、優勝を狙う北海道栄に滝川西が攻撃よりも投手を中心とした守備陣がどう相対するのかがみどころとなる。
同日三試合目は札幌ダービーの札幌光星vs札幌清田。
二日目、三日目からは、いよいよ本命チームがぞくぞく登場する。
札幌第一、北照、駒大苫小牧、札幌日大が同じゾーンに集中し、下馬評ではこの4強がベスト8で激突する予想。
しかし、予想や下馬評などまったくあてにならないのが高校野球。4強と一回戦で対戦する帯広工業、函大柏稜、武修館、旭川東は、逆に考えれば大チャンス。当たって砕けろ精神で、初戦から高校生の「満開」が見られるはず。
強打の旭川西、夏代表の白樺学園、伝統のディフェンスで優勝を狙う北海道栄、タレント揃いの札幌第一、新チームでは一敗もしていない北照、安定した力を誇る駒大苫小牧、近年道内ランキングがあるとすれば常に上位であろう札幌日大。間違いなくこれらのチームが中心となる今大会だが、例年とは違い旭川スタルヒン球場での開催となる。
遠征先でのコンディション、旭川の気候、ストライクゾーンなど、目に見えない闘いとも勝負しなきゃならない今大会。勝負の分かれ目は?!
個人的には、プロ注目投手が十勝支部予選で敗退したため今大会で見られないのは非常に残念だが、熱く激しい闘いを楽しみにしている旭川の高校野球ファンのためにも、高校生らしいプレーでの熱戦を期待したい。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日高ベースボールスクール/代表