来季へ出直し誓う札静修高の貞廣君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌静修高1年の貞廣恭佑君。ポジションは捕手、今年6月半ばごろ投球障害でボールが投げられなくなり、8月に手術をして今リハビリに奮闘中だ。筋力トレもできるようになり、来季への見通しも開けてきた。
▽貞廣 恭佑(札幌静修高1年=捕手、175センチ、72キロ)札幌・豊園ウイングス-札幌月寒中軟式野球部-札幌静修高硬式野球部
今年4月、高校に入ってから練習中に利き腕の右肩が痛み出した我慢をしながらやっていたが、6月に入ってから投げられないようになった。小学生時代、腰を痛めて「たきうち整形外科スポーツクリニック」に通院したことがあるので、さっそく同クリニックを訪ね診察を受けた。結果は投球障害、ショックは大きかった。「最初は疲労がたまっているのかな、と軽い気持ちだった」と思っていただけに衝撃度も倍加した。一番つらかったのは野球が出来ないこと。「仲間の練習をみているだけ」の状態に不安も膨らみ、寝られない夜もあったという。8月に手術をして順調に回復、今は重いものを持ったりもできるようになり笑顔も戻った。可動域を広げるストレッチ、筋力トレなど週4回のリハビリが奏功して来季の再スタートに自信がよみがえるほどになった。
野球を始めたのは小学3年の時。6年生からキャッチャーになって頑張ってきた。中学では4番を任され、チームの主砲として活躍。「全力プレー、あきらめない」ことを学んだという。将来の夢は理学療法士か、野球指導者。けがで経験した、リハビリの先生のカッコよさにあこがれ「自分もやってみたい。けがをしないような環境づくりする仕事につきたい」と将来の道もしっかり見据えている。
(記者の目・中山武雄) 甲子園ロードの夢が広がる高校入学直後のけが発症にショックも大きかったと思うが、それに負けず”難関”を突破しようとする努力(リハビリなど)は今後の野球人生に決して無駄にはならないはず。「2年生は万全の態勢で臨む」と本人の強い意志が感じられ、すでにけがのハンデはみじんもなく、前向きの取り組みに感心させられた。この精神を忘れずに突き進んでほしい。
「たきうち整形外科スポーツクリニック」
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして患者らから厚い信頼が寄せられている「たきうち整形外科スポーツクリニック」。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士も豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年たちや監督、指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時(現在北照高校)
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時(現在札幌新琴似シニア)
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属当時(現在札幌ブレイク)
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時(現在札幌円山シニア)
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時(現在東海大四高校)
第8回「渡辺佑汰」現在札幌北シニア所属)
▽ 問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2階(東急ハンズの向いのビル)
問い合わせはメールmail:info@takispo.jp、tel 011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」も導入。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック