2年連続3度目V「東16丁目」完勝
◆第5回全道秋の選抜大会 兼 2016高野山旗全国学童野球大会北海道予選
▽決勝 東16丁目フリッパーズ7-0岩見沢南ビクトリー=(3日・札幌市東区つどーむ)
最終日は3日、札幌市東区つどーむで準決勝2試合と決勝の3試合が行われ、決勝は2年連続の同一カードとなり東16丁目フリッパーズ(札幌市)が、岩見沢南ビクトリー(岩見沢市)を7-0の四回コールドゲームで破り2年連続3度目の優勝を飾った。決勝で戦った両チームは来年7月和歌山県高野町で行われる全国大会の「高野山旗」に北海道代表として出場することが決まった。3位には星置レッドソックス(札幌市)、青葉スターズ(釧路市)となった。
◆決勝
東16丁目フリッパーズ(札幌市)
0412=7
0000=0
岩見沢南ビクトリー(岩見沢市)
(東)村上-疋田
(岩)阿部-小野
▽二塁打:村上、山中(東)
◆準決勝
東16丁目フリッパーズ(札幌市)
01232=8
00000=0
星置レッドソックス(札幌市)
(東)疋田、山中-村上
(星)渡辺-佐藤樹
▽二塁打:疋田、山中2(東)、秋元(星)
青葉スターズ(釧路市)
0001000=1
030000×=3
岩見沢南ビクトリー(岩見沢市)
(青)藤中、安宅、栗田-石垣
(岩)坂本-小野
▽二塁打:小野(岩)
東16丁目時代到来か!
投打で盤石の試合運びを見せる東16丁目フリッパーズ。2年連続3度目の優勝に輝き笹谷武志監督(36)の下、道内では敵なしの「東16丁目」時代到来を予感させた。
2回、東16丁目打線が火を噴いた。先頭4番・山中麟翔(5年)が、カウント2-3の6球目をレフト線際に放つ二塁打で好機。続く5番・佐々木涼斗(4年)が、犠打で一死三塁とすると、ここで6番・小松祐斗が、勝負強く中前適時打で先制。さらに7番・佐藤レオン(4年)のスクイズ、1番・村上 広(5年)の適時打などで、打者9人の猛攻で一気に4点を奪い流れを掴む。その後は3回に1点、4回に2点とダメを押した。初回、敵阿部光純投手(5年)の緩いボールに三者凡退に終わり選手に身体を開かないように逆方向を指示した笹谷監督は「2回、山中が粘ってチャンスを作ってくれた、これに応え小松が打ってくれた。村上も良いリズムでていねいに投げた」と誇らしげだった。
投げては投打の活躍が光った村上 広(5年)が、4回2四球3三振とノーヒットの見事なピッチングで岩見沢南打線につけ入るスキを与えなかった。最後の打者も敵4番・住吉崚輔(5年)を、空振り三振で締めた。「今日はていねいに0点で抑えようと心がけた」と笑顔。今夏挑戦した高野山旗では8強入り。来年、これ以上の活躍で暴れてみせる。
2年連続準V岩見沢南ビクトリー
岩見沢南、昨年のリベンジならず。甘い球は見逃してくれない東16丁目打線に対し、初の大舞台に粘りが信条の阿部投手もふんばったが、野手陣に緊張と焦りが失策を呼び悔しい内容となった。坂下賢一監督(48)は「全国までにまだまだ鍛えないといけないです」と唇をかんだ。しかし新チームの選手たちは今年のレギュラーメンバーでの試合経験がない選手ばかりであったが全道準優勝の活躍は大健闘と言える。今夏、全国大会・高野山旗では16強入り。伸び白たっぷりの岩見沢南ナインは、今日の反省を次につなげてみせる。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:北海道チャンピオンシップ協会