新旧対決!’14年メンバー貫録の完勝
13日、札幌市東区つどーむで2015北海道日本ハムファイターズJr.が、大会前の壮行試合ニ試合を行った。対戦相手は昨年準優勝の2014年メンバーだ。第一試合は’14年メンバーが7-0の六回コールドゲームで下し、格の違いを見せつけた。第二試合は五回途中時間切れ1-1の同点で終わった。’15年・主将の林 燦(きら)(6年・千歳ブラックバード)は「力の差を感じた。ミスしたところはこの後の練習で修正していきたい」と前を向いた。試合後、一塁側2014応援席から2015メンバーに向けて温かいエールが贈られた(動画)。今回の壮行試合では審判に札幌市中体連軟式野球審判部が、歯切れの良いジャッジで壮行試合をサポートした。
【動画】
◎試合の様子はコチラ
◎エール交換2014年父母からはコチラ
◎エール交換2015年父母からはコチラ
【フォトグラフ】
Fsジュニア新旧対決はコチラ
◆新旧対決1戦目
2015
000000=0
100501=7
2014
(六回コールドゲーム)
(15)秋山、吉野、松田、中島、佐藤-河原
(14)高山、二川-舟山
▽本塁打:明田2(14)
◆新旧対決2戦目
2014
10000=1
0100 =1
2015
(五回途中時間切れ)
(14)松屋、浦井、明田-高山、舟山
(15)前村、佐藤、菊地、松浦-河原、伊藤
▽三塁打:金丸(14)
▽二塁打:工藤(14)、松浦(15)
’14年メンバー貫録の戦いぶり
第一試合の一回、1番・明田圭喬(中1・新十津川ホワイトベアーズ出身)が、四球と内ゴロ、さらにバッテリーミスも絡め一死三塁で、3番・金野颯太(中1・木の花ブラックジャガーズ出身)が、レフト犠飛で三走・明田が生還しノーヒットで先制した。四回、’14年打線が打者10人の猛攻で一挙5点と打線が爆発し、試合を決めた。8番・二川颯斗(中1・清里ジャガーズ出身)、9番・浦井駿太郎(中1・中の島ファイターズ出身)の連続適時打で2点。さらに一死一、三塁で明田が、走者一掃となる右中間ランニング本塁打で一挙この回5点。六回にはまたしても明田が、佐藤寛太(6年・東16丁目フリッパーズ)から初球を、圧巻の左越本塁打で7-0のコールドゲームで’15年メンバーを下した。投げてはエース高山 悠(中1・北浜スポーツ少年団出身)、二川の完封リレーで追撃を狙う’15年打線を寄せ付けなかった。第二試合は時間制限のため五回二死で打ち切りとなり1-1の同点で終わった。
’15年メンバー、本番を見据えて!
敗れはしたが気になる’15年先発・秋山 俊(6年・富岸ファイターズ)は、本来のパワーピッチングが戻り’14年の強力打線相手に、三回ノーヒットの快投でエースの存在感を見せた。大会は12月28日、千葉ロッテマリーンズJr.と中日ドラゴンズJr.とのダブリヘッダーと過密。先発2人目を誰で行くか注目だ。第二戦目先発で投げた、本格派の前村時柾(6年・伏見カーディナルス)、第一試合で明田に被本塁打を浴びるも第二試合では本来の緩急と抜群の制球力を見せた佐藤。あるいは壮行試合第二試合のように小刻みに継投で挑むことも予想される。その場合、左腕・松浦慶斗(6年・新富野球スポーツ少年団)、同じく左腕・菊地さくら(6年・沼ノ端スポーツ少年団)、右腕からは松田和真(6年・中札内パワーズ)、中島啓太(6年・北野リトルメッツ)、吉野龍生(6年・北檜山ラウドネス)らといった総力戦で挑むことも予想される。市川 卓監督(29)は「個人の能力が見えたのは収穫だ。1番を打った石川は良い当たりをしていた。しかし声の掛け合いが出来ずミスが生まれた。ポジショニングについても課題が残った。本番では中々打てないので一瞬の隙をものにしたい」と本番を見据えた。また会場には多くの少年野球関係者が朝から集まり関心の高さを示した。本番は九州・宮崎市開催となるが遠く北海道から応援したい!
~2014日ハムジュニアからメッセージ!~
#01 明田圭喬「気持ちよく試合をしてきて下さい」現在・空知滝川シニア
#02 舟山大斗「僕たちができなかった優勝を!」現在・札幌新琴似シニア
#03 岡部巧実「全国の迫力に負けない自分たちを!」現在・札幌新琴似シニア
#04 庄内憧人「楽しんでやってきてください」現在・札幌新琴似シニア
#05 浦井駿太朗「自分に自信を持って戦ってください」現在・中の島中野球部
#06 金丸斗南「緊張せずに全部出して下さい」現在・札幌新琴似シニア
#07 田中雄大※現在、カナダ留学のため欠席
#08 金野颯汰「俺がやる!」現在・札幌新琴似シニア
#09 中村 海「ちゃんと寝て、ちゃんとご飯食べて挑んで!」ケガで野球をお休み
#10 津崎愛斗「目指せ日本一!」現在・小樽シニア
#11 高山 悠「すがすがしい試合を」現在・函館港西シニア
#12 二川颯斗「楽しく笑顔で」現在・清里中野球部
#13 布施友哉「楽しんで野球して下さい」現在・札幌新琴似シニア
#14 山田翔太「気負わず実力を出して」現在・札幌新琴似シニア
#15 松屋駿汰「悔いのないよう楽しんで」現在・共和中野球部
#16 久保山耀喜「悔いのないよう頑張ってください」現在・札幌大谷シニア
#17 山崎紗綾「是非とも優勝してほしい」現在・日高シニア
#18 工藤梨紗「あきらめないプレーをして下さい」現在・余市旭中野球部
2012年メンバー数人も駆けつけていた。彼らも来年は高校生、遠く大阪桐蔭高に進学希望の選手もいるという。頑張れどさんこ。
協力:北海道日本ハムファイターズ/札幌市中体連軟式野球審判部