道産子初、仙台育英秀光中へ野球進学(佐藤寛太君)
東16丁目フリッパーズの佐藤寛太君(小6)が、中学軟式野球の雄・仙台育英学園秀光中(宮城県)へ進学することが21日の取材でわかった。
同校は文武両道で、野球では全国中体連・昨年準優勝、一昨年優勝と近年の活躍は突出している。
佐藤君は抜群の制球力と緩急で打者を翻弄し、全国の舞台・全日本学童大会でも6年ぶり8強とチームをけん引した。
さらに昨年末行われた、NPB12球団ジュニアトーナメントへ日ハムジュニアメンバーとして出場するなど活躍した。
道内から同校に進むのは初めて。3年後の全国中体連で道産子の活躍に期待したい。
さらに高みを目指す!
大舞台を多く知る佐藤君は「全国で対戦した打者はレベルが高く!ボール1つ外しても当てられ、良いところに投げても打たれる。
だからこそ上の世界でやりたい」とさらなる進化を目指し、仙台育英秀光中を選んだ。4月上旬に仙台入りし、6日入学式とともに入寮する予定だ。
同校の新入部員は毎年10人前後だというが、今年度の新入部員の中には、東北楽天ジュニア、読売巨人ジュニア出身らの精鋭の中、佐藤君も加わる。
目標は「全中で優勝して、高校で全国制覇」とキッパリ宣言。身長155cm体重40kg。
左投げ左打ち。野球は小1から地元の少年団・旭クラブに入団するも団員不足により廃部。
小3から東16丁目フリッパーズに移籍し、6年時には高野山旗全国学童大会、続く全日本学童軟式野球大会と、それぞれ8強は”強い東16丁目”を印象付けた。
その全日本学童では、全試合完投するなど絶対エースの存在感をみせた。将来はプロ野球選手。
家族は両親と兄と姉。

佐藤寛太君
◆東16丁目フリッパーズの笹谷武志監督(37)は「少年野球で全国制覇を本気で狙っていた選手、中学軟式野球の世界でも夢だった全国制覇を、成し遂げてもらいたい」とエールを送った。
また同チーム出身で札幌栄南中3年・奥田一聖君(札幌新琴似シニア-東16フリッパーズ出身)が、強豪・大阪桐蔭高に進学が決まった。
「大阪桐蔭は小学生のころから憧れていた。僕たちでは手の届かないところまでいってほしい」と愛弟子の成長に期待した。
歳は違えどこの二人の秘話がった。3年前、佐藤君3年、奥田君6年の頃、全道大会・ファイターズジュニア王座決定戦・1回戦、余市黒川戦でバッテリーが実現した。
3年後、全中のマウンドで躍動する立ち姿が見てみたい。そして6年後、甲子園を掴んでみせる!
【中学軟式野球の雄・仙台育英秀光中等部】
近年、目覚ましい活躍をみせる仙台育英秀光中等部。
高校野球の強豪・仙台育英高校の系列校で全国中体連では、3年連続5回出場。2015準優勝、2014初優勝(準優勝には北海道代表・中標津中学校)。
全日本少年は夏2回出場。春は2016初出場。全国大会出場は7年連続出場し、ベスト8以上が4回。現メンバーには2013、2014東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアメンバーの名も連ねる。
協力:東16丁目フリッパーズ