野球一筋、羊ヶ丘病院の新スタッフ・新納さん
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の「院内で見つけたアスリート」は、4月から同病院で働いている理学療法士の新スタッフ、新納拓也さん(22)を紹介する。小学2年生から野球をはじめ、中学・高校・大学の14年間、青春を白球に捧げてきた熱血漢。さっそく羊ヶ丘病院の野球に入って、仕事優先ながらも「野球はまだまだ続けて楽しんでいきます」と、新たなスタートを切った。
▽新納 拓也(羊ヶ丘病院理学療法士、22=野球・セカンドほか内野手、172センチ、65キロ) 長沼リトルタイガース-中央長沼中野球部-北広島高硬式野球部-青森県立保健大学軟式野球部-羊ヶ丘病院野球部
今年4月、羊ヶ丘病院リハビリテーション科には30人弱の理学・作業療法士の新スタッフが加わった。新納さんもその中の一人で、来月からの実践治療に向けて、ただいま猛勉強中だ。
小学2年から野球を始めた新納さん自身も高3の時に右肩をけがした経験を持ち、患者の苦しみを十分知っている。そのころから理学療法士に憧れ、「自分が味わった経験を生かせる仕事に就きたい」と願い、青森県の保健大学を選んだ。昨年の夏、病院見学会で各病院を見て回ったが、羊ヶ丘病院が「一番活気があり雰囲気がよかった」と受験を決意した。来月には免許が出て、いよいよ憧れの治療者になるが、「患者さんの痛みをどう取り除いていくか、先輩に助言を受けながら勉強しています」。
中学時代はキャプテンを務め、チームワークの大切さも知った。自分のレベルアップ、チームの成長を、どうバランスを取るのか悩んだ時期もあった。大学まで14年間も野球と格闘してきたが「未だ分からないことばかり」と振り返り、野球の奥深さを味わっている。将来は、「今の仕事を主軸にしながら、現場に出てチームトレーナーなどもやってみたい」と夢を膨らます。
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には90人近い理学・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容は評判を呼んでいる。
病院長の岡村健司医師は肩鏡視下手術5000例を超える実績は全国トップクラスの肩障害治療の専門医。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」シリーズでもおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが肩を壊して野球を断念するという辛い体験を持ち、患者の立場になって治療が出来る医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代は野球、サッカー、バレーボール、テニス、スキーなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちがわかる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院