緑苑台、集中打で全道決める
◆第36回高円宮賜杯 兼 第45回全道少年石狩支部予選
▽準決勝 緑苑台ファイターズJr.5‐1大麻チャイルズ=(21日・石狩市スポーツ広場)
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緑苑台、大麻チャイルズ破り決勝へ!粘投坂口追撃かわす
3回戦、準決勝が2会場で6試合が行われた。A球場第3試合では、緑苑台と大麻の対戦。緑苑台打線が1-1の同点で迎えた四回、無死二、三塁の好機で5番・坂口宏洋(6年)の内ゴロの間、三走・大島滉平(6年)が、生還し勝ち越した。続く6番・佐藤泰慎(5年)、7番・辻 陸矢(6年)の適時打などで一挙3点を奪った。さらに五回には敵失をからめ加点。先発坂口は、7回を5安打1失点の完投で粘る大麻を5-1で振り切った。「今日は90点の出来。球が浮かないよう左に引っかけないよう投げた。決勝も投げたい!今度は100点を目指します」と意気込んだ。決勝(決定戦)は6月18日(土)、緑苑台ファイターズJr.(石狩市)×上江別ブルードリームス(江別市)が、江別はやぶさ球場で9時プレイボールを予定。
★優勝チームが、石狩支部代表として全日本学童南北海道予選(苫小牧市)へ出場。
★準優勝チームが、石狩支部代表として全道少年軟式野球大会(札幌市) へ出場。
◆準決勝
大麻チャイルズ(江別市)
0100000=1
100310×=5
緑苑台ファイターズジュニア(石狩市)
(大)秋山-松本
(緑)坂口-越智
▽本塁打:飯田(緑)
▽二塁打:宮下、秋山(大)、辻(緑)
ピンチのあとにチャンスあり
四回表、緑苑台一死満塁のピンチを迎えたが、ここでスクイズが捕飛となり三走も飛び出し、ダブルプレーでピンチをしのいだ。このプレーでベンチに戻る選手たちに応援席から大きな拍手があった。一気に緑苑台へと流れが変わった瞬間だった。この裏、3番・大島からの集中打で試合を決めた。杉林亮輔監督(43)は「序盤苦しい展開だったが、とるべき時にとれた。あと一つ気持ちをそこに向けて頑張ります」と決勝を見据えた。同チームは昨年、同大会優勝し二連覇が懸かっている。打線も上向き。1番から9番までシャープに振り抜くスイングは楽しみだ。投手陣は安定感のある坂口。エースナンバー1でコントロール抜群の大島。ストレートのキレで押し切る飯田らが決勝の舞台を待ちわびる。二連覇つかんで見せる。
大麻は初回、一死二、三塁と先制のチャンスを迎えるなど好機はあったが、好機での一本に涙した。先発・秋山颯太投手(6年)は、援護を信じ最後まで投げ抜いた。
協力:北海道軟式野球連盟・石狩支部