【動画付き】“小樽”打撃戦制し4強入り
◆春季全道大会 決勝トーナメント
▽2回戦 小樽8-5函館港西(22日・札幌麻生球場)
決勝トーナメント2回戦4試合が行われ、小樽が函館港西に8-5と下して、準決勝に駒を進めた。他、余市、札幌大谷、札幌南が4強を掴み28日、野幌運動公園で決勝を懸け余市リトルシニアと戦う。今大会の優勝チームは林和男杯出場権利が与えられる。2~3位は東日本大会出場権利が与えられ、4位は東アジア大会出場権利が与えられる。大会は順調に進めば、決勝・3位決定戦を29日(日)に予定。
◆2回戦(麻生球場)
函館港西
1110020=5
520010×=8
小樽
(函)中村、館山-山崎
(小)伊藤、西澤-萩田
▽本塁打:佐々木(函)
▽二塁打:福島(函)、萩田2、澤(小)
“小樽” 強打健在
小樽が函館港西との打撃戦を制し、8-5で勝利。4強に駒を進めた。小樽は初回、打者12人の猛攻で5点。続く二回には無死二、三塁から6番・岡部勇輝(3年・稲穂スラッガーズ出身)の中前適時打などで2点。五回にも加点した。投げては先発・伊藤 陸(3年・小樽シーレックス奥沢出身)-西澤拓見(3年・オール手宮サンライズ出身)らの継投で粘る函館港西を振り切った。昨夏行われた全国の舞台“ジャイアンツカップ”準優勝メンバーも残る小樽チーム。主将で1番の西村鳳真(3年・入船フェニックス出身)、3番・佐々木 駿(3年・余市強い子野球スポーツ少年団出身)、9番・伊藤らを軸に今年も強打を印象づけた。この日、3打数3安打の固め打ちを見せた4番・萩田 翔(3年・稲穂スラッガーズ出身)、5番・澤 侑治(3年・入船フェニックス出身)らも大暴れを見せた。7番・斉藤優斗(2年・入船フェニックス出身)は、パンチ力のある鋭い打球をライト前に2本揃えていた。昨秋とは見違える打力を備えて4強入り。村上武洋監督(50)は「春先に比べ打力も上がってきた、準決勝でも日本選手権に向けて良い戦いができたら」と夏の“てっぺん獲り”を見据えていた。
函館港西は、初回、1番・佐々木柊二(3年・北浜野球スポーツ少年団出身)のライト柵越え本塁打で先制し勢いをつけるも。先発・中村侑人(3年・函館ポプラ出身)の立ち上がりを小樽打線に攻められ大量失点に苦しんだ。しかし味方打線は諦めていなかった。二回1点、三回に1点と粘った。3-8と迎えた六回、一死満塁の好機で代打小黒眞廣(3年・函館ポプラ出身)が、中前適時打などで2点。さらに七回、一死から6番・福島一茶(2年・谷川野球スポーツ少年団出身)の左越二塁打で好機を作るも、後続が倒れ得点を奪うことは出来ず涙した。序盤の失点が悔やまれるが最後まであきらめない姿勢が函館港西ナインにあった。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!