札幌大谷、6-0で初優勝!西原投打で活躍
◆春季全道大会 決勝トーナメント
▽決勝 札幌大谷6-0余市(29日・札幌麻生球場)
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第24回春季全道大会(日本リトルシニア中学硬式野球協会・北海道連盟主催、ミズノ主催)の決勝が29日、札幌市の麻生球場で行われ札幌大谷リトルシニアが余市リトルシニアを6-0で下し、初優勝を決めた。同チームは前評判通り安定した投手力に加え好機での集中打で名門・余市を破った。有賀良太監督(31)は「春は初優勝。子供たちが頑張ってくれた」と選手をねぎらい優勝をかみしめた。同チームは7月22日から長野市で行われる第7回林和男杯旗国際大会へ出場する。準優勝の余市は8月8日から行われる東日本大会へ出場する。
◆決勝(29日・麻生球場)
余市
0000000=0
301002×=6
札幌大谷
(余)鈴木-臼井
(札)西原、小原-飯田
▽三塁打:飯田(札)
▽二塁打:西原、釜萢(札)
赤平の本格派、投打活躍で道内頂点 札幌大谷・西原投手
大志を抱いて赤平から通う西原健太投手(3年・赤平レッドレイズ出身)が、札幌大谷初優勝に大きく貢献した。攻撃では初回、1番・飯田柊哉(3年・緑苑台ファイターズジュニア出身)の左越三塁打を足がかかりに、3番・石鳥 亮(3年・エルムファイターズ出身)の打球が敵失を誘い1点。続く4番・生方崇太郎(3年・東ハリケーン出身)の左前で一死一、二塁と好機を広げ、ここで5番・西原が左越2点適時打で一挙3点を挙げた。「ストレートに振り負けないよう心掛けた」と打席を振り返った。その後も三回に1点。六回には2点を加え勝利を手繰り寄せた。
決勝のマウンド、立ち上がり制球に苦しんだ
3四球で一死満塁とピンチ。しかし持ち前の力強いストレートで5番・藤沢大翔(3年・古平野球スポーツ少年団出身)を二飛。続く6番・妹川雄磨(3年・泊野球スポーツ少年団出身)をスイングアウトの三振に斬って取りピンチをしのいだ。「満塁になって開き直り真っ直ぐで押し切れた」と強気で投げた。二回以降、テンポ良くストライク先行で組み立て七回から抑えの小原健人(3年・江別中央タイガース出身)が登板。先頭の代打・小山力也(2年・泊野球スポーツ少年団出身)に投手強襲ヒットを許すも落ち着いて後続を抑え完封リレーで勝利した。札幌大谷応援席では家族や友人が駆けつけ初優勝に大いに酔いしれた。「投手陣もよく頑張ってくれた。今日投げていない太田、和田、阿部らの頑張りも大きい」と登板機会の無かった選手にも労い大会を振り返った。
決勝では得点圏に走者を許しても、点をとられない粘りのピッチングがった。春季大会は、まだまだ本調子とは言えない出来。夏に向けて「変化球の制度と下半身強化を狙いにしっかり走り込む」と自らの課題を挙げていた。日本選手権に向けて余念は無いようだ。
余市、初回に明暗分ける
初回、敵西原投手の制球が乱れ一死満塁の好機であと一本に涙した。その後も三回、四回と得点圏に走者を進めるも西原投手のストレートに差し込まれる場面が多かった。先発完投した鈴木一茶投手(3年・黒松内スターズ出身)は初回、ボールが高めに浮いたところ札幌大谷打線につかまり連打された。その後、味方の援護を待ち低めの変化球を中心に組み立てるも涙した。鈴木一茶投手を擁し、打線に厚みを増し日本選手権に向けてリベンジしてみせる。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:財)日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟