初V月寒スターズ サヨナラ押し出し「死球」でシーソーゲーム制す
ホクレン旗全道大会石狩支部予選・準決勝、決勝の4試合が18日、太陽球場で行われた。準決勝で西の里カープジュニア(北広島市)を9‐1で下した月寒スターズ(豊平区)が、決勝では星置レッドソックス(手稲区)を七回裏3‐2とサヨナラ押し出し死球で下し、初優勝を飾った、3位は西の里カープジュニアと平岡カウボーイズ(清田区)。準決勝まで勝ち上がった4チームは、7月31日から札幌市で行われる全道大会・ホクレン旗争奪第34回北海道少年軟式野球選手権大会へ石狩支部代表として出場する。
◆決勝(18日・太陽A球場)
星置レッドソックス(手稲区)
010100=2
110001=3
月寒スターズ(豊平区)
(六回時間切れ)
(星)松本-佐藤楓
(月)髙橋、宮村-宮村、髙橋
▽本塁打:渡辺(星)
▽二塁打:髙橋、菊池(月)
◆準決勝
星置レッドソックス(手稲区)
10002=3
00000=0
平岡カウボーイズ(清田区)
(五回時間切れ)
(星)秋元-佐藤楓
(平)道佛、齋藤-藤原
▽二塁打:佐藤楓(星)、南(平)
月寒スターズ(豊平区)
10017=9
00010=1
西の里カープジュニア(北広島市)
(月)宮村-髙橋
(西)野瀬、中塚-島田
▽二塁打:永井(月)、大中(西)
★サヨナラ押し出し「死球」で幕切れ!月寒がシーソーゲーム制す。
試合は1点を取り合う“シーソーゲーム”となった。初回、5番・髙橋南斗(6年)の適時打で先制。しかし二回表に同点とされ二回裏、今度は1番・菊池 一(6年)の適時二塁打で勝ち越した。四回に再び同点とされ五回終わって2-2の同点。ここで大会規定により一死満塁からの促進ゲームとなった。先攻・星置の攻撃で2番・秋元拓翔(6年)の三塁線のライナーを三塁手・高田哠介(6年)が好捕。三走・小野美冴(5年)も必死に戻るもタグアウトしダブルプレーで無得点で乗り切った。六回裏が同じく一死満塁で促進ゲームは、先頭の7番・三上慧大(6年)の3球目がまさかの死球となりサヨナラ押し出しで決着がついた。鈴木勝久監督(51)は「取れば取られる厳しい試合でした。全道でも守り勝つ野球で挑み、課題の走塁、バントを修正して全道一を目指します」と意気込んだ。
★星置、粘って準V
二回、0-1の劣勢から先頭の4番・渡辺夏一(6年)が、粘りに粘った9球目をレフト柵越えとなる同点本塁打。さらに四回、1-2の劣勢から死球の走者を糸口に二盗と犠打で一死三塁と好機を広げスクイズで同点に追いつき月寒の流れを引き戻した。五回には代打・船木優真(4年)の右前打から犠打で二死二塁と得点圏に進めたが後続が倒れ無得点に終わった。渡辺 敦監督(39)は「思ったより抵抗できました。自分たちらしく粘っこく戦えた。初めての全道大会なので一戦必勝で粘っこく戦います」と力を込めた。同チームは7月22日から徳島県阿南市で行われる~野球のまち阿南~第4回全日本少年野球軟式野球大会へ北海道代表として出場する。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
※大会規定により1時間10分を経過したイニング終了後、次のイニングを最終イニングとする。
協力:北海道少年軟式野球連盟・石狩支部