JBC日高ブレイヴが結成一年目で初優勝
◆第45回全道少年軟式野球大会
▽決勝 JBC日高ブレイヴ(日高支部)8‐0新得野球少年団(十勝支部)=(3日・札幌市つどーむ)
第45回全道少年軟式野球大会(北海道軟式野球連盟、北海道新聞社/主催)は3日、札幌市東区つどーむで準決勝と決勝を行い、JBC日高ブレイヴ(日高支部)が、新得野球少年団を8-0で下し、結成一年目で初優勝の快挙となった。種本 亮監督(40)は「とにかく子供たちが頑張ってくれた」と笑顔を見せた。同大会日高勢の優勝は、27年ぶり2度目となる。新十津川ホワイトベアーズ(空知支部)と西琴似パンダーズ(札幌支部)が3位となった。
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◆決勝
新得野球少年団(十勝支部)
00000=0
4301×=8
JBC日高ブレイヴ(日高支部)
(五回コールドゲーム)
(新)玉田‐五十嵐
(日)梶川‐菊地
▽三塁打:梶川(日)
▽二塁打:門別(日)
◆準決勝
新得野球少年団(十勝支部)
0100020=3
0101000=2
西琴似パンダーズ(札幌支部)
(新)五十嵐‐玉田
(西)工藤‐小林
▽三塁打:臼井(西)
新十津川ホワイトベアーズ(北空知支部)
000000=0
012004=7
JBC日高ブレイヴ(日高支部)
(六回コールドゲーム)
(新)小松、菅原‐熊谷
(日)門別‐菊地
▽本塁打:板垣(日)
▽二塁打:門別2、長舩(日)
JBC日高、投打充実で全道掴む!
JBC日高ブレイヴが、ともに初優勝を懸けた新得野球少年団との一戦を8-0の大差で制した。JBC日高は初回、敵失に乗じて無死二、三塁の好機から3番・梶川大佑(6年)が、左中間を深々と破るタイムリースリーベース2点先制。さらに5番・長舩拓夢(6年)、7番・谷川侑大(5年)の適時打などでこの回一挙4点を挙げた。続く二回にも3点、四回にも1点と得点重ね先発・梶川投手を援護した。投げては梶川がストライク先行で打たせて取る内容で、五回2安打無四球完封で勝利に大きく貢献した。「優勝できてうれしいです。打たれないよう外角中心に緩急を使って投げた。バッティングでもセンター返しでミートに心掛けた」と胸を張った。テンポの良いピッチングにバックの野手陣も応えた。準決勝では六回完封の活躍を見せた右翼手・門別啓人(6年)が四回、二死二塁のピンチで新得野球4番・湯浅竪心(6年の)の右中間を抜くようなあたりをランニングキャッチで好捕してみせた。また遊撃手の板垣 丞(5年)は二回、センターに抜けるようなあたりを好捕。さらに最終回となった五回、二死二塁の場面で 最後の打者となった8番・吉田煌誠(5年)のあたりを、これもセンターに抜けるような鋭いライナー性を横っ飛びで好捕し、劇的に初優勝を飾った。また準決勝でも登板した左腕エース・門別は大会屈指の本格派。初戦の遠別ライオンズ戦では四回、打者12人連続奪三振記録は衝撃的だった。これからの活躍にも注目したい!
同チームは今年の3月、富川野球スポーツ少年団と門別本町野球スポーツ少年団が合併し、JBC日高ブレイヴとして新チームが誕生した。現在、2年生から6年生までで29人。練習は富川町と門別町で行っている。
新得野球、準優勝
新得野球は決勝の初回、守りのミスからリズムを失い大量失点で涙した。しかしこれまでの戦いは選手全員で1点を取る野球に従事し、次の塁をどん欲に狙っていた。渡邊慎二監督(38)は「後輩たちに良い経験をさせてもらった。自信にしてほしい」と言葉をかみしめた。
協力:北海道軟式野球連盟・札幌支部