2年ぶり14度目V札幌新琴似、強さ際立つ 準V札幌西
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山田投手(札幌新琴似)

第43回秋季全道大会新人戦兼第33回麻生自動車学校杯全道大会
第23回日本リトルシニア全国選抜野球大会(大阪府)の北海道予選は10日、3位決定戦と決勝戦が札幌麻生球場で行われ、決勝は札幌新琴似シニアが札幌西シニアを14―0で下して2年ぶり14度目の優勝を飾った。新チームから公式戦無敗の8連勝で全道頂点と全国出場を勝ち取った。3位には函館港西シニア。来春3月からに行われる同大会は全国より48チームが出場し、北海道連盟より札幌新琴似・札幌西・函館港西の3チームが出場する。
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◆決勝(10日・札幌麻生球場)
札幌新琴似シニア
0003533=14
0000000=0
札幌西シニア
(新)山田‐布施、五十嵐
(西) 橋本、地徳、田中‐辻、今村
▽二塁打:金丸、金野、布施、岡部(新)
札幌新琴似、圧勝で2年ぶり14度目V
札幌新琴似は四回、先頭の3番・金丸斗南(2年・札苗スターズ出身)が右前で出塁。さらに二盗と好機から、4番・山田翔太(2年・中の島ファイターズ出身)が、左前適時打で先制した。この後バッテリーミスなどもあり3点献上。五回には一死満塁から7番・金野竣太(2年・木の花ブラックジャガーズ出身)が、走者一掃となる中越3点適時打などで一挙5点。続く六回に3点、七回に3点と突き放し攻撃の手をゆるめなかった。四回から自慢の強打がさく裂し、七回まで毎回得点。12安打14得点で圧倒した。
エース山田8奪三振完封
投げてはエース山田投手が七回6安打4四死球8奪三振完封の快投を見せ、打っては勝利打点と投打にわたる活躍でチームの優勝を引き寄せた。生嶋宏治監督(55)は「このチームは素材が良く。打撃指導ではとにかく思い切り振れ!」と指導。大一番でも選手たちは“思い切り振れ”を実証してみせた。金丸主将は「この冬、打撃の精度を上げて今度こそ優勝です」とさらにギヤを上げてみせる。来春行われるリトルシニア全国選抜野球大会(大阪府)では、過去第1回大会の3位が最高。優勝旗を北海道に持ち帰る日が来春と期待が懸かる。
準V札幌西
決勝で、札幌新琴似の勢いを止めきれなかった。先発・橋本大昂(2年・金山ファイターズ出身)、地徳佑紀(2年・幌南ファイターズ出身)、田中太陽(2年・上手稲コンドル出身)らは、強打・札幌新琴似の前に悔しさを残した。来春行われる全国選抜野球大会(大阪府)では、この悔しさをぶつける!
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
◆3位決定戦
函館港西シニア
0001002=3
0000000=0
小樽シニア
(函)高山‐福島
(小)齋藤友‐齋藤優
▽本塁打:高山(函)
▽二塁打:可児(小)
協力:日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟