苫小牧が秋季初制覇!全国切符掴む!準V札幌豊平
第4回日本少年野球秋季北海道選手権大会(日本少年野球連盟北海道支部/主催)の3位決定戦と決勝が9日、札幌麻生球場で行われ決勝では苫小牧ボーイズが札幌豊平ボーイズを3-0で退け初優勝を飾った。優勝した苫小牧は来春3月26日から始まる第47回日本少年野球春季全国大会へ。準優勝の札幌豊平は、第2回本庄市長杯大会 (11月26日から埼玉県)へそれぞれ北海道代表として出場する。3位には旭川大雪ボーイズ、4位に札幌手稲ボーイズとなった。
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◆決勝(8日・札幌麻生球場)
札幌豊平ボーイズ
0000000=0
001101×=3
苫小牧ボーイズ
(札)増田‐信岡
(苫)内野‐園田
▽二塁打:嵯城、千葉、佐藤颯(苫)
◆3位決定戦
札幌手稲ボーイズ
00000=0
42001=7
旭川大雪ボーイズ
(五回コールドゲーム)
(札)三森、石王‐宮部
(旭)佐々木智、長谷‐田村
▽三塁打:合田、佐々木智(旭)
リーグ戦5位からの初優勝!
決勝は、秋季リーグ戦5位からの苫小牧が大一番でリーグ戦1位の札幌豊平を3‐0で下し、初の優勝と全国切符を獲得した。
苫小牧・内野優樹投手(2年・拓勇ファイターズ出身)と札幌豊平・増田大貴投手(2年・石山フォックス出身)らの投手戦になると思われた三回、苫小牧の攻撃は二死から1番・園田 翔(2年・新生台イーグルス出身)が中前打で出塁すると、二盗も決め二死ながら得点圏。続く2番・嵯城祐貴(2年・泉野イーグルス出身)が、右中間を破る二塁打で先制。四回には、7番・千葉恵多(2年・明徳ペガサス出身)の適時打で加点した。さらに六回、6番・和賀涼希(2年・拓勇ファイターズ出身)のスクイズで突き放した。投げては先発・内野投手が、札幌豊平打線に対し七回4安打1四球に抑え完封した。内野投手は「低めのカーブも良く、強い豊平を無失点に抑えることできた。全国では気持ちを切らさず挑戦します」と全国大会に向け表情を引き締めた。石田一途監督(58)は「決勝トーナメントに入ってから内野が安定してきた。決勝もコントロール、テンポともに良く、上手く打たせて取ることができた」と収穫を口にした。
主将の園田 翔(2年・新生台イーグルス出身)は「初優勝ということでうれしい。先制点を挙げてからも最後まで集中してやろうとベンチで話していた」と強い気持ちがチーム一丸につながった。
札幌豊平、大一番で流れつかめず
札幌豊平は三回、先頭の8番・勝見 優(2年・木の花ブラックジャガーズ出身)の中前を切り口に犠打と安打で一死一、三塁の先制機を迎えた。ここで2番・佐々木 陸(2年・ニュースターズ出身)の打球はライトへの犠飛で三走が生還。しかし苫小牧ベンチのアピールにより三走のリタッチが捕球よりやや早いとジャッジ。これにより三走アウトとなり無得点に終わった。逆にその裏、二死から先制され試合序盤の流れをつかめなかった。他にも初回、五回、七回と得点圏に走者を進めるもあと一本に涙した。佐藤洋一監督(56)は「あそこで一本でない・・・、完敗です。もう一度気持ちを切り替えて頑張ります」唇をかんだ。主将の信岡遼哉(2年・幌西フェニックス出身)は「チャンスを生かせなかった。出直します」と再起を誓った。同チームは11月26日から始まる本庄市長杯(埼玉県)へ向けて気持ちを切り替えた。
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
【表彰選手】
最優秀選手賞:内野優樹・苫小牧ボーイズ(2年・拓勇ファイターズ出身)
優秀選手賞:園田 翔・苫小牧ボーイズ(2年・新生台イーグルス出身)
優秀選手賞:信岡遼哉・札幌豊平ボーイズ(2年・幌西フェニックス出身)
優秀選手賞:菊崎将瑚・札幌手稲ボーイズ(2年・新川ファイヤーバード出身)
協力:日本少年野球連盟北海道支部