ドラフト直前!高校生ウォッチ!
今年も10月27日に行われる「プロ野球ドラフト会議」。
今の志望届なる制度が出来てから何年になるのだろう?
逆指名や高校生ドラフトなど紆余曲折を経て今の制度に辿り着いたが、今年も志望届提出のない高校生への指名はない。
一昔前のように超無名の選手がライオンズあたりに指名を受けることもなくなり、楽しみも減った感のあるドラフト会議・・・
当の本人達にとっては迷惑な話しだろうが、江川、桑田、清原選手らは、人気実力はさることながらドラフトでの印象が強く、毎日テレビ等で日本中を騒がし、まさに「時の人」だった。
今じゃ全く有り得ないだろうが、やっぱりスキャンダラスな話題が世間の注目を浴びる。
「筋書きのないドラマ」の続きは、もちろん開幕と同時に公式戦に集中し、連日連夜ファンやファンならずともプロ野球に熱中してきた。
のちにテレビCMで話題となった「小林~江川対談」や、日本シリーズ優勝目前の清原が涙したことなど、今でも当時の記憶が鮮明に蘇る。
こんなドラマチックな演出など映画では逆に出来ないし、生身の人間が欲望にかられるからこそ滲み出る、ある意味「凄み」ともいえる。
逆に言えば試合はもちろん、プレーや顔、人間性などだけでプロ野球を支えていかなきゃならない「今」の方が大変な気もしてしまう。
しかし、ファイターズのように地域密着なチームが増え、今までプロ野球を知らなかったファンを動員したことの功績は活字では表せないほど大きいし、「健全」なプロスポーツの在り方を示している。
しかし、昭和生まれのファンとしては、もっともっとスケールの大きい話題がほしい。
ラストチャンスは「菊池雄星」投手の高卒メジャー挑戦だったような気が・・・
と、余計な話しはさておき、今年の道内選手の志望届提出者は以下の通り。(上から提出順 敬称略)
●旭川龍谷 金澤 一季
178cm75kg 左左 MAX144km カーブ・スライダー・フォーク
力のある直球と切れ味鋭いスライダー。2年春旭川西戦で8回22奪三振のドクターK。ファイターズがマーク、ライオンズがコメント、視察ありとの情報。
●白樺学園 小林 航
178cm78kg 右右 MAX140km 投手兼外野手
長打力のある右打者。甲子園で満塁弾。投手として140kmを記録する強肩、運動能力高い。
●札幌第一 西島 隆成
180cm80kg 左左 MAX140km スライダー・カーブ
伸びのある直球とスライダー。支部予選で2年秋ノーヒットノーラン、3年夏18奪三振完封の快投。
●学園札幌 尾山 将悟
185cm75kg 右左 MAX142km スライダー・カーブ
長身から伸びのある直球とスライダー。2年秋主戦として全道大会に進出し、プロが素質を注目。地元ファイターズがマーク、マリーンズ、バッファローズ、ジャイアンツ、ドラゴンズがコメントありとの情報。
出来れば4人とも指名を受け、プロでの活躍を期待したいが、果たして結果は!?
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日高ベースボールスクール/代表