「けがを治して中学へGO!福井キング・Tの谷口君」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6)に通院する新年第一弾、今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌市西区・福井キングタイガースの谷口皓星君(11、小6)を紹介する。谷口君は昨年6月、小学生最後のシーズンで張り切っていた矢先に成長期に多く見られるヒザが痛む「オスグッド病」に見舞われ、その3か月後には利き腕のヒジにも障害が発症してしまい、不運なシーズンを送ることになった。今はリハビリも順調に進み右ヒジはほぼ回復、あとは両ひざの完治を目指してストレッチなどのリハビリに取り組み、春までじっくり治して中学野球に挑むつもりだ。
▽谷口 皓星(札幌・福井キングタイガース、小学6年、一塁手、156センチ、50キロ)
野球をしていた父親の格好いい姿を見て、小学3年生のとき自ら進んで野球を選んだ。けがをしてからのポジションは一塁手だったが、それまでは外野手、捕手、投手と何でもこなしてきた。捕手は5年生から始め、けがの直前の6年生春までつとめた。打順も3番か5番とクリーンアップを任され、4番も打っていたチームの中心選手。それだけに2つのけがはショックも大きかった。
昨年6月、オスグッド病の発症は本人にとってもまったく予期せぬ出来事だった。屈伸すると両膝に痛みが走り、異変を感じた。「最初はちょっと休めば治るかな」ぐらいの軽い気持ちだった谷口君。整骨院や他の病院で診てもらったが良くならず、右ヒジを痛めた9月から「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察を受け、本格的なリハビリに取り組むことにした。「もうキャッチャーができないのでは…という不安がよぎり、悔しさが込み上げてきた」と振り返る谷口君。「リハビリの先生からフォーム矯正などをしてもらい、自分の悪いところが分かってきました」。けがの功名というべきか、大きな収穫があったようだ。
思い出の試合は、昨秋の6年生最後の西区ウエストレギュラー戦で初ホームランを打ったこと。八軒・東和グッピーズ戦、3番で出場しレフトライナーの鮮やかなホームランだった。大差で勝利し、チームもリーグ戦3位の好成績を収めた。「後輩や応援してくれていた父母のみんなが喜んでくれて、うれしかった」とメモリアル本塁打を胸に、春からの中学野球に希望を抱いている。
(記者の目・中山武雄)両膝と右ヒジのけがで大変な思いをしたようだが、素直な性格が結果を受け入れて前向きに取り組んでいる姿は素晴らしい。これから野球だけでなく、人生にはいろいろなことがあります。前向きに一つ一つ乗り越えていく気持ちが一番大切で、それが技術向上にもつながると記者は思っています。
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、「ストライク」で連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女たち、監督ら指導者の人気コーナーになった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
▽問い合わせ▽
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地、北辰ビル2階(東急ハンズの向かいのビル)
問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック