先輩の悔しさ晴らす-札日大高の牛原君
たきうち整形外科スポーツクリニック(札幌市中央区南1西6、北辰ビル)に通院、患者が登場するシリーズ企画、今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌日大高2年の牛原龍生君。昨年11月、腰の痛みをこらえながら練習を重ねたために症状が悪化(腰椎分離症)して今年に入って同スポーツクリニックで治療を始めた。リハビリ、超音波などの治療でグングンとよくなり今月で全快する見通しとなり、高校最終学年の春へモチベーションも最高潮に達している。
▽牛原 龍生(札幌日大高2年=内野手・セカンド、165センチ、62キロ)多摩ファイターズ-中国・上海ドルフィンズ-上海ツインズ(軟式)-札幌日大高硬式野球部
野球経歴を見てわかる通り、牛原君は小3から中学3年まで父親の勤務の関係で中国・上海市で過ごし、地元のチームで活躍してきた。高校は自身の強い希望で「やっぱり甲子園に出場したい」と考えて札幌日大高へ進学した。実家は福岡市で、現在は札日大高で寮生活をおくっている。札幌日大高と言えば道内野球界屈指の名門校、昨秋の新人戦では選抜出場する札幌第一高に8-2で敗れて悔しい思いをしている。牛原君をはじめ全ナインはこのリベンジを果たそうと今季開幕を心待ちにしている。
「ボクらの役目は先輩の悔しさを晴らすことです」ときっぱり宣言。けがも全快し、最終学年となる今季へまずはレギュラー取りを第一目標に掲げ、最終ターゲットの全道V(南大会)を果たし甲子園出場の夢を描く。上海チーム時代には全中国大会で準優勝という大金星をあげ、貴重な経験もした。「あれは今でも忘れない野球史の一つです」。2番ショートで出場し、守備で大活躍した思い出の試合だ。
基礎練習、挨拶など人間として大切なものを大事にしていきたい-と言う牛原君。チーム内にあって大きな声を出し合い、自らムードメーカーになって最終目標の「甲子園取り」につなげたい、と張り切っている。
(記者の目・中山武雄)「野球はやっぱり日本でやりたい」との強い思いで一人、寮生活をおくりながら頑張っている。高3にして、夢を追い、信念を貫き通そうと努力している姿は本当にカッコいい。努力は必ず報われる-たとえ甲子園でなくても、違うところでご褒美となって返ってきます。
札幌都心部(中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師を務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な経験と知識を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球関係者、選手、監督ら指導者にも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属
▽問い合わせ▽
札幌市中央区南1条西6丁目11番地、北辰ビル2階(東急ハンズの向かいのビル)
問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆診療時間(受付)☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日を除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たけうち整形外科スポーツクリニック