【硬式リトルリーグ】札幌新琴似リトル編
3月12日、硬式リトルリーグチームの札幌新琴似リトル・ウインキーズを訪問した。ベースボール北海道ストライクとしてリトルリーグチームへの訪問は初となる。同じ野球でありながら多少ルールは異なる中、月形町多目的アリーナで元気いっぱいに白球を追っている姿があった。昨年の中学1年生5人は、既にそれぞれ中学硬式クラブチームで頑張っている。
チーム訪問は、代表して数人の選手たちに今季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・宮田夢羽雅選手(6年)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
6年生:6人 5年生4人 4年生2人、3年生2人、2年生2人、1年生1人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
硬式リトルリーグって
現在、北海道にはリトルリーグチームが5チーム。旭川、帯広にそれぞれ1チームと札幌に3チームとある。全盛期には全道で15チームと栄えたが少子化の影響等もあり現在に至る。またルールは野球とほとんど変わらないが、最も大きい違いは“離塁”が挙げられる。通常ランナーが塁から離れるのは、アウトになる危険と引き替えに自由だが、リトルリーグでは、ピッチャーが投げたボールがホームベースを通過する前や、打者が打つ前に塁を離れてはいけないことになっている。また試合は6イニング制となり、投手ヘの負担を考慮し、1イニング以上の連投や登板回数にも制限がある。
チーム力向上で飛躍を!
札幌新琴似リトルは札幌市北区新琴似に本拠地を置く小中学硬式野球チームだ。冬期間は、新琴似西小学校・体育館や月形アリーナなどを使用し冬季練習に励んでいる。秋の新人戦は、3勝3敗と悔しさを残した。個性的で力のあるメンバーも顔をそろえるが、プレーはまだ粗削りな一面も。吉岡尚英監督(55)は「新人戦では、紙一重のわずかな差で敗れた」と悔しがった。今季はチーム全体の底上げが急務だ。この日の練習も、主将の宮田君を中心にしっかりと地道な基礎練習から行っていた。同チームは5年前、全国選抜大会で全国3位と活躍した名門チーム。吉岡監督は「互いに高めあってチーム力向上を」と期待した。また野球だけではなく選手たちの礼儀正しい姿も印象的だった。同チームは4月上旬からグラウンド練習を始めオープン戦を経て5月3日(旭川)の開幕を待つ!
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「一生百錬」主将・宮田夢羽雅選手(6年)
※(いっしょうひゃくれん)何度も繰り返し鍛えて強くなっていくこと。
「くり返し鍛えて強くなる」と頼もしかった。新人戦では3番・投手兼一塁手、外野手として出場。左の本格派で、ストレートとカーブのコンビネーションで組み立てる。また外野手として広い守備範囲も持ち味の一つだ。左投・左打、身長153cm、体重40㎏。
宮田夢羽雅主将
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Q1)印象深い試合は?
「新人戦の白石リトル戦。自分が三塁打を2本打った試合」と胸を張った。
Q2)チームのキーマンは?
「川下 明選手(6年)です。チームの要で、ずっと声を出してくれる」と信頼を寄せた。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手だなぁと思えた選手を一人挙げてください。
「白石リトルの須藤成登投手(6年)です。投手をやっていて変化球を沢山投げられる」と舌を巻いた。
◆「強気」佐賀一護選手(6年)
「ピンチでも強気で挑み!それをチャンスに変える」と頼もしかった。新人戦では1番・投手兼遊撃手として出場。遊撃手としての守備範囲の広さも持ち味のひとつ。右投・両打、身長148cm、体重41㎏。
佐賀一護選手
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Q1)印象深い試合は?
「新人戦の旭川大雪リトル戦。先発投手を任せられ最初はリズムよく投げられたが、あとからリズムを崩し負けてしまった試合」と肩を落とした。
Q2)チームのキーマンは?
「川下 明選手(6年)です。キャッチャーでしっかり声を出してくれる」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中に良い選手だなぁと思えた選手を一人挙げてください。
「白石リトルの須藤成登投手(6年)です。パワーもあってストレートも速く変化球もキレが良くコンビネーションも良かった」と実力を認めた。
◆「力」老田慈温選手(1年・緑丘小)
「力いっぱいがんばる」と1年生ながらりっぱに話した。チームのマスコットてきそんざいの慈温君。3つ上の兄のえいきょうで野球をはじめこの日も元気いっぱいボールをおいかけていた。このさきのせいちょうがたのしみだ。右投・左打、身長122cm、体重21㎏。
老田慈温選手
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Q1)チームの中で好きな先輩は?
「納谷玲音君(5年)。よくあそんでくれる」とえがお。
Q2)好きなプロ野球選手は?
「大谷しょうへいです。たまが、はやい」と目をかがやかせた。
Q3)初めて試合に出た時のかんそうは?
「すこしこわかったけどライトをまもって、ドキドキした」とおもいだした。
※チーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌新琴似リトル・ウインキーズ