【チーム訪問】札幌円山リトルシニア
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11日、札幌市北区にある専用室内練習場で冬季練習に励む札幌円山リトルシニアを訪問。同チームは創部39年目を迎える老舗チーム。しかし昨年行われた新人戦ではまさかの4敗と悔しさを残した。主将・國枝建太(2年・札苗スターズ出身)は「勝っている時、気が抜けるのか油断するところがある。今シーズンは全員で、全力プレーで戦い抜きます」と力を込めた。3月25~27日までの3日間、仙台遠征。さらに道内での練習試合を経て開幕を待つ。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:15人 1年:13人
班分けで練習に効率化
田井全秀監督(56)が、就任した5年前から練習の効率化を図り、土日の練習は午前中を内野手。午後をバッテリーと外野手に分けて守備練習に限って行っている。バッティングについては、平日練習に集中して行う徹底ぶりだ。新チームの課題でもある投手陣の成長では、主戦の桃枝 丈(2年・前田リトル出身)の活躍は絶対条件。昨年の悔しさをバネに右腕はさらなる進化を目指す。また注目選手には、2人の名前が挙がった。2番手投手であるが、右腕・今井 健(屯田ブルースターズ出身)は、制球力がありマウンド上でのクレイバーなピッチングは頼もしく打者を打ち取る。札幌円山の躍進には必要不可欠な戦力の一人だ。攻撃面では、成長著しい宮田 憧(篠路ブラックジャガーズ出身)は、パンチ力とミート力を兼ね備える。新人戦では5~6番・一塁手で出場。「今シーズンは4番も・・・」と示唆した。他の選手たちも指揮官の期待に応えるために、しっかりと仕上げていくはずだ。田井監督は「技術面は上がってきている、あとは気持ち」と開幕に向けさらに一段ギヤを上げる。同チームは、4月上旬から精力的に練習試合を予定し、札幌東、札幌南、札幌北、小樽、北見、洞爺湖、千歳、とかち帯広、石狩中央、北広島(すべてリトルシニア加盟チーム)と実戦で課題克服とさらに力強さを加え、開幕を覚醒モードで迎える。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「フルスイング」主将・國枝建太(2年・札苗スターズ出身)
「軽く振るのではなく、思い切り気持ちよく振り抜く」とシーズンを待ちわびた。印象深い試合は「新人戦の札幌新琴似戦。序盤チーム一丸で先制し、五回表終わって7-0とリード。しかし一死一塁から内ゴロがセーフとなり、その後4連打。最初は強気であったけれど弱気な部分も出てしまった。しかし敗れはしたが新琴似相手に接戦できた」と収穫も口にした。新人戦では1番・中堅手として出場した。右投右打、身長168cm、体重54kg。
◆「全力」上出一誠(2年・篠路ブラックジャガーズ出身)
「どんなに点数が離れていても諦めず全力で戦う」と誓った。印象深い試合は「新人戦の札幌新琴似戦。いつもより声を出し、気合が入っていた。一回表、二死三塁から4番・桃枝(のえ)のレフト前タイムリーで先制。しかし六回に逆転され、七回表の攻撃で7番・川本の右線を破る二塁打でチャンスを作ったが、後続が倒れ7-8で敗れた」と厳しい戦いを振り返りながら悔しがった。新人戦では3番・三塁手として出場した。右投右打、身長166cm、体重52kg。
◆「全力」桃枝 丈(2年・前田リトル出身)
「何事にも努力しないと結果が出ない。チャンスの場面で結果が出るよう努力を続ける」と宣言。印象深い試合は「新人戦の札幌新琴似戦。六回に4失点し、悔しかった」と唇をかんだ。新人戦では4番・投手兼外野手として出場した。右投右打、身長167cm、体重52kg。
【お問合わせ】
事務局 川原 090-7649-6661
協力:札幌円山リトルシニア