旭川大雪が2年ぶり3度目の優勝飾る 札幌北広島準V
第4回日本少年野球北海道選手権大会(全国大会予選)
第4回日本少年野球北海道選手権大会(日本少年野球連盟北海道連盟/主催)は当初、6月26日予定されていた決勝は雨天の為一週間伸び7月2日、栗沢球場で旭川大雪ボーイズと札幌北広島ボーイズとの対戦で行われた。
決勝は旭川大雪が札幌北広島を4-0で下し、2年ぶり3度目の優勝を飾り同チームは日本選手権大会(8月9日から大阪府)へ出場を決めた。
同チームは今春、東京で行われた春季全国大会で道内初となる全国8強の活躍を見せ、夏の全国でも上位進出に大いに期待がかかる。
準優勝の札幌北広島は、日本少年野球関東大会(8月13日から埼玉県本庄市)へ北海道代表として出場する。
◆決勝(2日・栗沢球場)
札幌北広島ボーイズ
0000000=0
220000×=4
旭川大雪ボーイズ
(札)伊藤竜、橋本‐今井
(旭)畠山、加藤、杉山‐吉原
▽三塁打:佐々木崇(旭)
▽二塁打:橋本(札)
旭川大雪、試合巧者ぶり発揮!
準決勝で札幌手稲ボーイズを8-7の1点差で勝ち抜き決勝進出を決めた旭川大雪は、札幌北広島との決勝で試合巧者ぶりを見せる。
初回、1番・佐々木崇文(3年・神楽少年野球団出身)の打球は、左翼手・西島雄飛(3年・北の台カープジュニア出身)の頭上を越えて、ボールはテンテンと転がった。
佐々木は打球方向と野手の動きを見て俊足を生かし好走塁で三塁打と先制機を演出した。さらに四球と3番・安孫子楓汰(3年・名寄ピヤシリ西クラブ所属)の内ゴロで先制。
さらに5番・濱西真裕(3年・大有野球クラブ所属)の犠飛で三走・木田祥太(3年・大有野球クラブ所属)が生還し2点目。
続く二回、内安と敵失から無死一、三塁の好機で、9番・陶山道登(3年・鷹栖野球少年団出身)のセーフティースクイズが、見事三塁線に決まり三走・佐藤一伎(3年・大有野球クラブ出身)が生還。
さらに1番・佐々木もスクイズを決め4点目。西大條敏志監督(49)は「先制点が欲しかった。バッティングやバントは練習の成果が出ました」と試合後、頬を緩めた。
同チームは昨年まで1台だったバッティングマシンを、今年から2台に増やし、打撃力向上を図っていた。先週の雨で流れた一週間は、バッティング練習に時間を割いた。
「打ち込んだ分、振る力は増した」と力を込める。
また攻撃面だけではなく、旭川大雪はバッテリーを軸に守り勝つ野球で春の全国8強を掴んだ。
この試合でも投げては先発・畠山和明(3年・永山南クラブ出身)は五回1安打、加藤新大(3年・神居東ベアーズ出身)、杉山大晟(3年・永山中央野球少年団出身)らとつなぎ見事1安打完封リレーで強打・札幌北広島打線を封じ、追撃を許さなかった。
優勝した旭川大雪は、8月9日から大阪府で開催の日本選手権大会へ。
準優勝の札幌北広島は、8月13日から埼玉県本庄市で開催の関東大会へそれぞれ北海道代表として出場する。
尚、決勝で戦った2チームは第1回全日本中学野球選手権大会北海道大会(ジャイアンツカップ道予選)、さらに2016ファイターズベースボールチャンピオンシップU-15にもボーイズリーグ北海道支部として出場を決めた。
7月9日から行われるジャイアンツカップ予選1回戦は、旭川大雪が、余市リトルシニアと対戦。
札幌北広島は、札幌大谷リトルシニアと対戦することも決まった。
西大條敏志監督(49)は「普段対戦できない相手とやるので楽しみ」と別リーグとの対戦を心待ちした。
また3位・札幌手稲ボーイズ、4位・苫小牧ボーイズはともに東北大会(7月23日から宮城県仙台市)へ出場を決めた。
※但し、ジャイアンツカップ北海道予選で同リーグから北海道代表が決まった場合、それぞれ繰り上げて出場することとなりその場合、5位の石狩ボーイズが東北大会出場となる。
準V札幌北広島
初回、旭川大雪の勢いを止めきれなかった。先発・伊藤 竜(3年・CSライズ出身)は、初回、敵先頭の佐々木に三塁打を打たれリズムを崩した。流れを掴みきれずの降板に悔しさが残る。三回からリリーフした橋本 開(3年・CSライズ出身)は、球威のあるストレートと低めの変化球で旭川大雪打線をノーヒットに封じた。打でも唯一左中間を破る二塁打で気を吐いた。9日から始まるジャイアンツカップ予選札幌大谷戦にこの悔しさをぶつける!
次こそは、咲かせて下さい勝利の華を!
協力:(公財)日本少年野球連盟 東日本ブロック 北海道支部