三菱自動車岡崎・山本、ロッテ3位
27日付の道新スポーツによると2017年プロ野球ドラフト会議が26日、東京都内のホテルで行われ、どさんこ左腕・山本大貴投手(21、三菱自動車岡崎)が千葉ロッテマリーンズからドラフト3位の指名を受けた。同選手は小学3年生から札幌市厚別区の厚別信濃スターズで野球を始め、中学では硬式野球の江別シニアを経て、北星大付属高へ進学。高校3年時にプロ注目と話題に上るも当時指名は無く、卒業後社会人野球の三菱自動車岡崎へ進む。今夏はエース格として都市対抗予選を勝ち抜いた。
【関係者の声】
▼元江別シニア監督・佐藤英樹氏(55)の話
中学時代の1年目はケガに泣き、走り込みなど基礎練習中心に行っていた。2年生位から本格的な練習を始め、性格的には真面目な選手と記憶しています。当時から身体も柔らかくフォームもしなやかでボールの出所が見ずらいピッチャーでした。また当時、現DeNAの砂田毅樹投手(22)を擁する札幌南シニアと対戦。絶対不利と言われたゲームで大貴と砂田君の投げ合いで勝利した試合が印象深いかな。
▼厚別信濃スターズ監督・菅原聖貴氏(59)の話
小学6年時にケガに泣くもくさることなくベースコーチャーを務めるなど裏方に徹し野球に前向きな子だった。4年前のドラフトではテレビ局が学校に入るなど注目を集めたが、指名は無かった。ここでも「まだ自分の力が無かったから」と話すように立派な男です。厳しいプロの世界で頑張ってもらいたい。同チームは創部48年で、2017年まで千葉ロッテの二軍内野守備走塁コーチ務めた。北海出身の佐藤 兼伊知さん(58)に続いてプロ野球選手は2人目となる。
都市対抗・東海地区予選では名門・西濃運輸、鈴鹿戦で登板し活躍。東海地区の最優秀選手賞にも選ばれた。