昨年準Vの東雲ファイターズ、3回戦進出<全日本学童>

2回戦に勝利した東雲ファイターズ
◆高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会 兼 第48回全道少年軟式野球 札幌支部予選
▽2回戦・東雲ファイターズ5-1星置レッドソックス=6日、美香保B球場
◇イニングスコアは下記からご覧ください。
【速報】2回戦・星置レッド×東雲F<全日本学童・第1ブロック>
東雲ファイターズ・先発の瀧口大智投手(6年)と星置レッドソックス・先発の浅水結翔投手(6年)の左腕投手投げ合いで五回終わって0-0の無得点。
試合が動いたのは東雲六回裏、先頭の1番・清水陽太(6年)が、レフトオーバー二塁打で好機。
続く2番・黒澤怜生(6年)が三塁線に転がす犠打が内安を呼び無死一、三塁と好機を広げるとここでよもやのボークによる1点先制。
三走・清水陽が生還し1点先制で均衡を破った。
さらに犠打と四球などで一死満塁から6番・小野悠真(5年)が、レフトオーバーとなる走者一掃の三塁打でこの回一挙5点を奪い試合を決めた。
投げては瀧口投手が七回3安打無四球の1失点で完投勝利し、接戦を制し3回戦進出を決めた。
同チームは18日、美香保C球場でブロック準決勝で北区の篠路ライオンズと対戦する。
昨年準Vチームが今年も全道出場を狙う!

殊勲打を放った小野選手
星置レッドソックス、2回戦で涙
星置先発の浅水結翔投手(6年)が、抜群の制球力と見事な緩急で東雲打線を五回まで2安打1四球で翻弄。
しかし六回、無死一、三塁で迎えた場面でのボークで1失点されると流れが一変。
大量5点を献上してしまった。
最終回、星置意地見せる!
先頭の2番・三浦陽登(6年)が内安で出塁すると透かさず二盗を決めると続く3番・浅水結がレフト前へしぶとくつないだ。
ここで4番・林 龍空(6年)の内ゴロの間、三走・三浦が生還し1点奪うも後続が倒れ涙した。

2回戦に挑戦した星置レッドソックス
両投手の投げ合い五回まで0-0のまさに投手戦。
互いに低めを意識する投球は連打を許さず0を重ねていった。
勝利した瀧口投手は上背もあり札幌選抜大会・準決勝で見せた時よりも格段に球威も増し左の本格派として<注目>したい選手の一人。
また星置の浅水結投手は小柄ながら小気味の良いピッチングで低めにカウントボールをビシビシ決めるかと思えばボールのスピード差も3種類程つけるなど学童野球としてはかなり高度な完成度を持ち合わせたピッチングが光った。
当然、互いのバッテリー有利な展開でゲームが進んだ。
迎えた六回、無死一、三塁でのボークに星置としては気の毒な展開となってしまった。
敗れはしたが小柄な浅水投手のピッチングにいつの間にか観客までも味方につけていたようにも映った。
ゴールデンウィーク最終日、好天が後押しとなってナイスゲームを演出した。(書き手・大川祐市)

全日本学童札幌支部より=6日、、美香保B球場