厚別北中、九回タイブレーク制し4回戦進出!

九回タイブレークの末、ホームに生還した鈴木選手(厚別北中)=2日、美香保A球場
◆第36回全日本少年軟式野球札幌支部大会
▽3回戦・厚別北中学校1-0北陽中学校=(2日、美香保A球場)
厚別北中と北陽中の戦いは七回終わって0-0の同点。
八回からはタイブレーク(無死一、二塁)導入。
試合が動いたのは九回裏、先頭が内ゴロで倒れ一死となり次打者四球で一死満塁。
ここで厚別北ベンチはセーフティーエンドランを仕掛ける。
9番・山野瑛亮(3年・厚別アトムズ少年団出身)が、まさかの空振り。
三走・鈴木翔和(3年・厚別アトムズ少年団出身)が、三本間に挟まれ万事休すと思われたが敵失に助けられホームに生還。
厚別北中がサヨナラ勝ちで4回戦進出を決めた。
同校は同会場で8日、ベスト8を懸け栄中学校と対戦する。
投げてはエース・丸山泰生投手(3年・厚別西キングパワーズ出身)が、九回3安打1四球で毎回の14三振を奪う快投で勝利した。
丸山は「次は栄中なので先に点を取って、僕が0に抑えて勝ちます」と胸を張った。
<注目選手>
〇丸山泰生(まるやま たいせい)
中学3年 投手
テンポが良く、キレの良いストレートと2種類のスライダーが持ち味の丸山投手。
この日は変化球も低めに決まり北陽打線から毎回の14三振を奪った。
右投げ、右打ち
身長169センチ、体重62キロ
小学4年の頃、友達のお母さんの熱心な誘いもあり札幌市厚別区の厚別西キングパワーズで野球を始めた。
憧れのプロ野球選手は横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手。
家族構成は両親と兄の4人。

丸山投手(厚別北中)=2日、美香保A球場
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8強入りを果たした厚別北中ナイン=2日、美香保A球場
北陽中は0-0で迎えた二回、二死から7番・佐々木脩人(2年・北星有珠の沢ホークス出身)が、左中間を破り二塁打の好機つくるも無得点。
三回にも先頭の8番・舛 晃平(3年・新陽スターズ少年野球団出身)が、ライト前と犠打で二進。
得点圏に走者進めるもあと一本が無かった。
先発の小林歩夢投手(3年・新陽スターズ出身)は九回2四球のノーヒットピッチングで、チームをけん引するも九回タイブレークの末涙した。

小林投手(北陽中)==2日、美香保A球場

3回戦に挑戦した北陽中ナイ=2日、美香保A球場