【動画付】札幌新琴似、2年ぶり13度目の優勝飾る!
2019第47回日本選手権北海道予選・決勝トーナメント
▼決勝・札幌新琴似15-3札幌大谷=29日、野幌第一
札幌新琴似が決勝で春季全道大会と同一カードの札幌大谷を15-3で圧倒し、2年ぶり13度目の優勝を飾った。
3-1と2点リードで迎えた二回、先頭の1番・村上 広(3年・東6丁目フリッパーズ出身)が、四球で出塁すると犠打で一死二塁の好機。
ここで3番・賀集竜世(3年・北光ジュニアファイターズ出身)が、期待に応えセンターオーバータイムリー二塁打で3点差とした。
結果これが決勝点となった。
三回には1番・村上、3番・賀集のタイムリーに加え4番・疋田悠真(3年・東16丁目フリッパーズ出身)が、しっかり犠牲フライで3得点を重ねた。
四回に大量6点、五、六回にも加点し終わってみれば毎回得点の15-3で圧倒した。
中でも賀集はこの日、4打数3安打4打点の活躍と打のヒーロー。
投手では先発の田中佑弥投手(3年・札苗スターズ出身)が、チーム一の安定感を誇り七回4安打3四球3失点で完投した。
生嶋宏治監督(58)は「近年の中で最高のチームに仕上がった。全国でも最高の成績を挙げれるよう頑張りたい」と意気込んだ。
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先制、中押し、ダメ押しとしっかりとそつのない攻撃で、中盤以降も相手チームの心が折れてしまう程の戦いぶりは頭一つ~二つ抜けていた。
今年の札幌新琴似は堅守に加え、地味ではあるが犠打、犠飛の精度も高く得点圏で効率よく得点を挙げるなど1~9番まで戦力が整った。
同一リーグではライバルが見当たらない。
10年前、エース玉熊将一投手(現・明治安田生命)を擁し全国準優勝の活躍を見せたが、今年はこれを上回る成績に期待が懸かる。
悲願の日本一を目指す!
札幌大谷、春に続いて決勝で涙
春季全道大会に続いて日本選手権・道予選決勝にも駒を進めた札幌大谷。
先発を任された森谷大誠投手(3年・石山アトムズ少年団出身)、2番手で登板した濱野 櫂投手(3年・新川ウィーディス出身)、3番手の瀧口夕翔投手(3年・東雲ファイターズ出身)、信田爽人投手(3年・山の手ベアーズ出身)と4人の継投を見せたが、札幌新琴似の勢いを止めることができなかった。
攻撃では3打数2安打2打点と一人気を吐いた2年生ながら4番を任される鳴海健臣(石山アトムズ少年団出身)の意地を見た。
有賀良太監督(34)は「全国まであと1ケ月、ピッチャーがゲームを作れるように調整します。今回で3度目の挑戦で一勝も挙げていない、初戦突破を目指します」と全国を見据えた。
決勝では堅守の札幌大谷らしからぬプレーがあり、ゲームの流れを終始掴み切れなかった。
接戦に持ち込みたかった札幌大谷が、先にミスからの失点を許してしまい悔しさが残る。
全国までの約1ケ月、再整備で全国初勝利に期待したい!
3位決定戦で札幌北は札幌豊平東を8-5で下し、3位となった。
両チームは7月25日から行われる第10回林和男旗杯国際野球大会 兼 東北連盟創立45周年記念全国選抜野球大会へ北海道代表として出場する。
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