深川ヤング、逆転サヨナラで初優勝 決勝で中標津に6-5
第48回全道少年軟式野球大会(北海道軟式野球連盟/主催)の準決勝、決勝が7月31日、札幌市のつどーむで行われた。
決勝は深川ヤングスターズ(北空知)が1点を追う七回裏、2点を奪いサヨナラ勝ちで中標津ホルスタイン(中標津)を6-5で下し初優勝に輝いた。
稚内ファイターズ(稚内)、中標津ホルスタイン(中標津)が3位となった。
▽イニングスコアは下記にてご確認ください。
◇【速報】準決勝・石川ノースフォックス×中標津ホルスタイン<全道少年>
◇【速報】準決勝・深川ヤングスターズ×稚内ファイターズ<全道少年>
深川ヤングスターズ、劇的逆転サヨナラV
深川ヤングスターズは二回に1点先制され四回に同点、五回に2点を奪い勝ち越すも六回に大量4点を献上し、勝ち越しを許す苦しい展開。
それでも六回裏、二死一塁から7番・藤原匠平(6年)がセンターオーバータイムリー三塁打で1点差に詰め寄った。
1点を追う七回裏の最終回、一死から敵失で出塁した走者と内安で一死一、二塁の好機から3番・鈴木晴人(6年)が右中間へ逆転サヨナラとなる2点タイムリーで初優勝に輝いた。
細井 達監督(45)は「今大会はすべて逆転勝ちでここまで勝ち上がった。選手たちが大会を通じて粘り強くなった」と選手たちの成長を喜んだ。
同監督は8年前、滝川ジュニアドラゴンズAを率いて初優勝。
偶然にも当時、決勝の相手は中標津ホルスタインと同じ相手だった。
決勝で3打数3安打の活躍を見せた佐藤敦斗主将(6年)は「逆転されても弱気にならなかった」と胸を張った。
同チームは福岡県久留米市で8月2日から行われている筑後川旗第36回西日本学童軟式野球大会へ北海道代表として出場している。
中標津、打線爆発するもあと一歩及ばず涙
敵失と四球で無死二、三塁の好機を作ると3番・田中大道(6年)が、右中間を破り2点タイムリー三塁打で同点。
続く4番・楓川瑛太(6年)が、ライト前タイムリーで逆転。
さらに一死二、三塁の好機から7番・守田圭吾(6年)のライトゴロの間、三走・高橋駿斗(6年)が生還しこの回、一挙4点。
しかし六、七回には逆転を許しあと一歩のところで涙した。
中野康志監督(51)は「エラーが多すぎですね。最後、勝ちきれなかった。しかし全道準優勝も立派な成績」と選手たちのこれまでの戦いを称えた。