日本ハムジュニア、準決勝進出ならず<NPB12球団>
◆NPB12球団ジュニアトーナメント2019 supported by 日能研
▽敗者復活戦 北海道日本ハムジュニア3-7オリックスジュニア=(28日・札幌ドーム)
初戦で東北楽天ジュニアに敗れた日本ハムジュニアはワイルドカードを目指し28日、敗者復活戦でオリックスジュニアと対戦するも7-3で0勝2敗。
TQB(1イニング平均得点―1イニング平均失点)方式で争われた準決勝進出は叶わなかった。
3-3で迎えた六回、オリックスジュニア3番・畠中健太(金岡ベアーズ・6年)にソロホームランなどこの回、3点を献上し逆転を許した。
村田和哉監督(34)は「結果は負けてしまったが、全員がスタメンで出場し、トップレベルの選手達との体験ができた。この経験を今後に生かしてほしい」と将来の成長に期待した。
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◇【速報】日本ハムジュニア×オリックスジュニア<NPB12球団>
◇四回に2ラン本塁打を放った齋藤 大陸選手の話
1-3と2点を追う四回、二死一塁からレフト柵越えとなる2ラン本塁打を放った齋藤は「今大会の目標はまずは試合に出ることだった。あの打席は自分の中で一番のバッティングができた」と笑顔を見せた。
同選手は大会まで毎日150本の素振りを欠かさなかった。
所属チームの三笠スピリッツでは投手兼捕手。
中学校では「野手で勝負したい」とキッパリ。
打席ではいつも力強いスイングを心がける同選手の今後の活躍も<注目>だ。
◇主将・伊藤 隆勝選手(6年・北光ジュニアファイターズ所属)の話
今大会を振り返って「チーム的にはしっかり戦った。1試合目は相手が上。2試合目のオリックス戦は悔しい」と唇をかんだ。
主将としては「チームをまとめたり自分が一番声を出したりとリーダシップを取ることができたと思う」と自己分析。
今大会初スタメンに「初打席は緊張した」と振り返った。
今後も「何事もミスがあっても前向きに、どんなことがあっても諦めず戦っていきます」と力を込めた。
「将来は人の倍練習して夢を掴める選手を目指したい」とキッパリ。
ひたむきにボールを追いかけるプレースタイルは今後も続く。
◇瀧口大智投手の話
2試合四番を任され、オリックスジュニア戦では先発投手の大役も任された瀧口投手。
今日のピッチングを自己採点すると「50点。ランナーをためてから抑えることができなかった」と悔しがった。
今大会は「すごい良い経験になった。一緒に戦ってきた仲間もでき、今後いい刺激になる」と振り返る。
野球は3歳上の夕翔さん(現・札幌大谷シニア3年)の影響で小学1年から始めた。
左投げ、左打ちで164センチ、62キロと恵まれた体格を生かし投打で実力を示した。
今シーズンのホームランは12本。
打撃では長打力と広角に打ち分けるバットコントロールが持ち味だ。
中学では「ピッチャーが得意じゃないので中学では打者として挑戦したい」と次のステージでの自らのスタイルをしっかりと持っていた。
堂々女子バッテリー五日市&櫻井
3-3の同点で迎えた五回、マウンドに上がった五日市 詩音さん(西御料地ファイターズ・6年)は、最速96キロのストレートと計測不能のスローボールを駆使し2連続三振を奪うなど三者凡退。
六回にソロ本塁打など3失点するも持ち味は出した。
スタメンマスクを任された桜井妃愛さん(元栄フェニックス・6年)は日本ハムジュニアとし女子の捕手は初。
過去、同大会における女子バッテリーは私の記憶には無い。
また日本ハムにはもう一人の女子選手・飯泉 百華 さん(JBC日高ブレイヴ・6年)は初戦の東北楽天戦で初スタメン3番・二塁手として好守・好打で活躍した。
3人の活躍は今後、女子野球の大きな発展につながることは言うまでもない。