秋季全道!ドラフト!ウォッチ!
秋季全道!ドラフト!ウォッチ!
優勝候補筆頭のまま秋の全道を制した北海高校。
下馬評も高くプレッシャーのかかる大会を、見事な闘いで他を圧倒し10年ぶり12度目の優勝を果たした。
だが、残念でならないのは、優勝も視野にあった神宮大会の中止だ。
エース・木村投手が全国のマウンドで活躍する姿を、高校野球ファンならずとも見たかったはずで、本当に悔やまれる。
センバツ出場は確実だろうが、この武漢ウイルス禍で大会が開催されるか否かは予断を許さない状況。
センバツの為だけではないが、感染者が増加することが間接的に色々な影響を及ぼすことを、自分も含め肝に銘じておきたいと思う。
26日に行われた2020年ドラフト会議も、無観客、そして個室も使い、いわゆるリモートも駆使し、異例づくめのなか行われた。
ここでは詳細については触れないが、北海道関連では9人が指名され、うち道内出身者が6人となった。
早稲田大、近畿大の選手に注目が集まる中、終わってみれば4巡目ぐらいまで即戦力が期待される選手の指名が多く、ウイルス禍での開催となったことの心配も吹き飛んだ。
それでもなお、指名漏れがあった道内出身者もいることを考えると、北海道もプロとの距離が近くなっていることはいうまでもない。
少子化で野球人口が激減、また激動の世界を見渡すとスポーツどころではないのもまた事実。
しかし、こんな乱世の時代だからこそ、身近な選手がプロのユニフォームを着ることは大きな意味を持つはずで、その先、またその先まで諦めずに野球を続ける生徒が一人でも多く増えることを願い、世界中で猛威を振るうウイルスの終息を祈るばかり。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日本中学生野球連盟北海道支部/副会長