頂点取り合言葉!札龍谷の古川君

まだまだ投球には至らないが、ポーズをとってボールの感触を確かめる古川君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は札幌龍谷高3年生の古川尊君。
古川君は小学2年から野球を始め、ほぼ投手として活躍してきた。腰への負担が蓄積されてきたためか、この春先(3月末)に突然と症状が悪化して投球動作すらできなくなった。
今はリハビリ・超音波治療を受けながら来月開幕の春季大会を待ち望んでいる。
幸い治療は順調に経過し予定通りのグラウンド復帰にもめどが立ち、ホッと胸をなでおろしている。

札龍谷高の古川尊君
▽古川 尊(札幌龍谷高3年=170センチ、72キロ、投手)札幌・札幌龍谷高硬式野球部-石山中軟式野球部-北野リトルメッツ出身
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シーズン開幕直前のけがにショックも大きかったが気持ちを切り替えてリハビリに専念している。
本人はいたって明るく、「けがには慣れていますから」と言うように、親指骨折、肉離れなど毎年のように経験し、中2の時にはひじの手術も行った。辛い経験を乗り越え、その分、精神的なタフさが備わった。
今回の腰のけがは全治1か月と診断され、春季大会にぎりぎり間に合いそうだ。本人はひとまず胸をなでおろしているところだ。
オフに入ってからチームメートと「全道一」を合言葉に頑張ってきた。そして高校野球最後の年として「必ず頂点に立ち、夢の甲子園出場」を目標に掲げている。だから1日も早い復帰を待ち望んでいるのだ。
投球には自信を持っている。
ストレートの伸び、スライダーの切れ味は古川君の持ち味だ。
中3の2018年には軟式野球・広島県大会の北海道選抜のエースとして選ばれ、初優勝に導いた。
出場選手はぎりぎりの10人。
アウエーと最小人数の不安が怒涛のように押し寄せてきたが、強化合宿で絆を深めた仲間たちと「負けない気力を持とう」と誓いあい、ついに北海道初タイトル獲得を成し遂げた。
「あえて方言(なまらなど)を使って仲間意識を強めました」と古川君。あの感激、うれしさは今も脳裏から離れないという。
「野球はやった分(練習)だけ返ってくるので楽しい」。
将来のことはまだ決めていないが、「野球が大好きなので大学、社会人になっても続けていきたい」と話す。
できれば仕事も野球に関わるものに就けたら最高-と希望する。
まずはけがを早く治しチームに完全復活することを第一にして開幕に備えている。
「今までけがで悔しい思いをしてきたが、その分を取り返す悔いのないシーズンにしたい」と気力を高めている。
(記者の目・中山武雄)
古川君の口から「野球が大好きです」との言葉が何度も飛び出し、心の底から野球を愛していることが分かりました。
素晴らしいことです。
さらなる上(スキルアップ)を目指すには、まず「好きになること」から始めないと上達の道は開かれません。
好きこそものの上手なれ-
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニック
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。(バックナンバー)
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦お問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
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夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
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取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック