二連覇!札幌ファイターズ<政令指定都市大会>

2年連続優勝を掴んだ札幌ファイターズ=(写真・チーム提供)
埼玉県さいたま市で行われた中学軟式野球の第8回政令指定都市中学生野球大会で札幌市から出場した札幌選抜こと「札幌ファイターズ」が2年連続の優勝に輝いた。
大会は3月28、29日の2日間で16チームによるトーナメント戦で行い、決勝で2021札幌ファイターズと埼玉県代表・川口クラブが対戦し、札幌が川口を6-2で退け二連覇を飾った。
3位に東海大翔洋中学校、さいたまSONICS。
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◆決 勝(29日、岩槻公園野球場)
川口クラブ
1010000=2
010401x=6
札幌ファイターズ
(川)渡辺、齋藤輝、藤本、萩生田-齋藤雄
(札)青塚、佐藤-若松
▽三塁打:藤井(川)、三嶌(札)
▽二塁打:齋藤(札)
対戦相手は準決勝でこの春の全日本少年春季大会にも出場していた東海大翔洋中を3-2で破った川口クラブです。
試合を見る限り、バッティングもよく、鍛えられたチームだなと感じました。
決勝の先発は青塚。
昨日は自分の投球ができず途中降板となりましたが、この試合は青塚の意地にかけました。
さすがに決勝の相手は手ごわく、1回、3回に失点。相手の1番打者が素晴らしい選手で、この試合3打数3安打とずば抜けていました。
全国の舞台になるとこういうすごい選手が現れるんだと思います。
それでもそれぞれ最少失点の1点に抑えられたことが、4回の逆転につながりました。
攻撃は2回、2アウトから鈴木が四球、青塚がヒットで続き2アウト1,2塁。
ここで8番穴澤が絶妙なバントヒットで2塁から鈴木が返り1点。
4回は先頭の阿部が四球で出塁。
その後若松の内野安打で阿部が好走塁で3塁へ。
齋藤の内野ゴロで1点を追加し同点。
さらに鈴木、穴澤が四球、2アウト満塁から三嶌がライトオーバーのタイムリー3塁打で3点を追加しこの回4点。
一気に逆転しました。
6回には先頭の齋藤がライトーバーのエンタイトル2塁打。
これをきっかけに、貴重な追加点を挙げ、青塚の後を継いだ佐藤が6、7回を抑え、6-2で勝利、優勝することができました。
この日は準決勝、決勝の2試合で16人全員が試合に出場し、全員でもぎ取った優勝でした。
各選手のがんばりには本当に頭が下がる思いです。
二連覇という重圧もありましたし、準決勝の川口クラブの試合を見て、厳しい戦いになると思っていましたが、本当にチャンスに貴重なタイムリーが出たこと等、選手の活躍による優勝でした。
ここまで、コロナで活動できない期間も多くあり、十分な指導が出来なかったですが、選手たちが1つ1つのことに真剣に取り組んでくれ、自分たちで考え、それを行動に移してくれたおかげだと思います。
これからは、札幌選抜の最後のミッションとなる「札幌市の野球レベル向上」に向け、それぞれが自分のチームで今まで学んだことを発揮することです。
今年の夏の全国中学校野球大会は札幌で開催されますので、この中から出場選手が出ることも楽しみにしています。
ご支援してくださった関係者の皆様、応援していただいた札幌市の軟式野球専門委員の皆様、本当にありがとうございました。
スタッフ一同、感謝申し上げます。
(文・札幌選抜通信より)
◆準決勝(29日、市営浦和球場)
札幌ファイターズ
7200003=12
0000400=3
さいたまSONICS
(札)藤田、鈴木、山下-渡邉
(さ)永井我、飯川、住田、市村-山本
▽本塁打:三嶌(札)
▽三塁打:渡邉、三嶌(札)
▽二塁打:東海林、出口(札)、水谷、永井広(さ)
◆2回戦(28日、市営浦和球場)
札幌ファイターズ
104002=7
003010=4
新潟小針中学校
(六回時間切れ)
(札)青塚、佐藤、齋藤-若松
(新)立川、片岡-永田
▽三塁打:阿部(札)
▽二塁打:出口、東海林(札)、武田、片岡(新)
◆1回戦
山梨クラブが棄権し、不戦勝となり八王子選抜と大会会場で交流戦を行った。
◆交流戦(28日、市営浦和球場)
八王子選抜
100004=5
005000=5
札幌選抜
(八)近藤、高木、小西-田中
(札)鈴木、齋藤、山下、藤田-若松、渡邉
▽三塁打:田沼(八)
▽二塁打:合田、東海林(札)

2年連続優勝を掴んだ札幌ファイターズ=(写真・チーム提供)
協力:2021札幌ファイターズ