兄弟対決!旭川大雪ボーイズに軍配

優勝の旭川大雪ボーイズ
ボーイズリーグ、日本少年野球連盟北海道支部(中村禎伸支部長)の春季リーグ戦・アシックス旗争奪第31回春季北海道大会の3位決定戦、決勝が5月1日、苫小牧市・とましんスタジアムで行われ旭川大雪ボーイズが昨年に続き優勝した。
兄弟対決で注目された今決勝、底力を発揮した3年生チームが2年生Bチームを11-2の五回コールドゲームで下し兄の貫録を見せた。
3位は札幌豊平ボーイズ。
最優秀選手賞は先制三塁打を含む3安打の活躍を見せた旭川大雪の大渕蒼空選手(3年・猿払村アタッカーズ出身)に、上田翔也投手(3年・大有野球クラブ出身)、加藤蒼大投手(2年・忠和サンダース)に優秀選手賞が贈られた。

優勝の旭川大雪ボーイズ

準優勝の旭川大雪ボーイズB

先制三塁打を放った大渕選手
◇決 勝(1日)
旭川大雪ボーイズ11-2旭川大雪ボーイズ(B)
旭川大雪ボーイズ
02027=11
01010=2
旭川大雪ボーイズ(B)
(五回コールドゲーム)
(旭)上田、大岩-橋本康
(B)加藤蒼、村田、小松-松本
▽三塁打:大渕(旭)、伊林(B)
▽二塁打:加藤蒼(B)

旭川大雪・先発の上田投手

Bチーム先発の加藤投手
兄弟対決!これまで決勝での顔合わせは3度あったが、やはり兄(旭川大雪・3年生)の貫録・底力には1日の長があり弟チーム(B・2年生)を寄せ付けなかった。
四回まで4-2で旭川大雪がリードしていたがBチームも「取られたら取り返す」意地を見せ。
食い下がっていたが五回にAチームの打線が爆発し試合を決めた。
打者一巡の猛攻の五回表、きつっかけを作ったのがMVPに輝いた6番・大渕三塁手。
前打席は先制三塁打、内野安打とノリに乗っての三打席目は3番・杉浦瑛哉(3年・東川大雪野球少年団出身)左翼手、四球出塁の4番・藤田一塁手を走者において快心の右翼2点打で火をつけた。
続く7番・橋本捕手が中前打、9番・大岩投手の右翼2点打、2巡目の藤田春翔選手(3年・西御料地ファイターズ出身)が、左前タイムリーなどこのイニングで7点をあげた。
集中攻撃で一気に決めるところはAチームの底力、鮮やかな決着をつけた。
両チームの指揮官・西大條敏監督は「どっちにも本気で戦え」とゲキを飛ばし、結果には満足げだった。
3年生の貫録を見せた橋本康生キャプテン(3年・新富野球少年団出身)は「前の3試合の内容が悪かったのでモヤモヤしていたが決勝はいい感じで終わり満足している」と話し、目標の選手権、ジャイアンツカップ優勝に弾みをつけた。
負けたBチームの億貞壮汰キャプテン(2年・神居野球少年団出身)は「みんな声を出して頑張ったけど力負けした。今後の大会は3年生と力を合わせて全試合の優勝を目指します」と頼もしい。
旭川大雪チームの層の厚さを見せられた決勝戦だった。
◇3位決定戦(1日)
札幌豊平ボーイズ18-4札幌北広島ボーイズ
札幌豊平ボーイズ
0⑱00=18
0040=4
札幌北広島ボーイズ
(四回コールドゲーム)
(豊)淡路、西田-森高
(北)ロバートソン、杉本、貞広-伊藤、信平恭
▽三塁打:湯浅光(豊)、信平恭(北)
▽二塁打:西田、湯浅光(豊)

第3位の札幌豊平ボーイズ

第4位の札幌北広島ボーイズ
協力:(公財)日本少年野球連盟 北海道支部