少年野球チームよ!どうかプラスの行動を!
いきなりのタイトルで、何が『少年野球チームよ!どうかプラスの行動を!』とは何を発行人は言いだしているのか!とお叱りを受けそうな・・・。
◆現状
昨今、少子化によって子供の数が当然減っている中、少年野球も地域によっては廃部、合併などチーム数がここ数年減少傾向だ。地方に行くと新人戦を戦うことが困難というチームの嘆きの声をよく聞く。
また選手をとった、とられた、つまり違うチームの移籍話しもここ最近よく聞くことが多い。ここ最近のチーム事情を考えると選手1名の動向であってもチーム運営として神経質になってしまうのはうなずける。
そこで出てくるのが校区により、チーム配属することでトラブルの緩和を図っている。しかしこのモデルであっても現在の少子化現象には太刀打ちできない地域は少なくない。
◆この現状に対して
どのような対処で各チームが対応しているのかと聞くと「ポスター・チラシは撒いている。しかし入団する子は少なく。ひたすら選手を待っている 」もうこれでは効果が薄いことは知っているが他に手立てが無い。具体的な選手増加の手立ては聞いたことがこれまた無い!
とっても寂しい話しだ!
◆発行人から提案◆
生意気ですがひとつ提案致します。
もし興味がある方は実施・実行してみては。待っているだけ、他から集めるなどと言った手法の前に何か他に方法があるはず!
【提案】
例)第1回ストライク杯野球の「や」大会
目的:一人でも多くの方に少年野球の素晴らしさを知ってもらう。一人でも多くの新入団員を各チームが獲得するため。今まで無かった子供の掘り起こしを実施する。
大会期間:一日だけ
トーナメント方式※但し敗者復活など最低でも各チーム二試合は行う。
【大会参加資格】
◆少年団に入っていない小学生を5名以上集めてください。(小学4年生以下と決めてもいいかも)
【大会規約】
◆お弁当と送迎はすべて各チームが責任をもって行う。
◆初めて試合に参加する選手のユニフォーム、野球道具はすべて各チームが責任をもって負担する。
◆試合に出場しない選手たちはホストとして、試合開始前のUPから最後お別れのあいさつまで裏方として働く。
◆参加する小学生父母には開催場所・開催時間などチラシで伝え、そこの会場へ現れる、現れないに関わらず業務を遂行する。(※親は必ずわが子の姿を見たく現れる、低学年の子供のあのダボダボのユニフォーム姿を見たら・・・。)※スポーツ保険の加入は薦める。無い場合は承諾書が必要とする。
以上のような趣旨で大会の中身、出場チーム数だとか諸々については、各主催者が運営上の問題を考え、大きくあるいは小さく実施すればいい。
問題は少年野球の素晴らしさを、現在少年野球をやられている選手・父母が伝えなければ誰が伝えられるものか!と考える。
最初から難しく考えず一つひとつ問題をクリアして考えればアイデアは無限だ。
参加した小学生は一試合ではなく二試合以上選手として出場する。
すると一体感が生まれる。
家でやっているゲームとは一味も二味も違う喜びを知る。
家に帰ってから「ぼく少年野球やりたい!だって楽しかったもん!」と聞こえてきそうな・・・。
「●●のユニフォーム姿かわいかったなぁ・・・、野球やらせてみる!」と親子の会話が私には映る。
一日だけホストをする高学年の選手たちにとっても、相手の喜ぶ顔がはっきりとわかる。おもてなしの喜びを知る。
気遣いができるようになります。
またもう一つの問題として
「父母の関わり」があります。わずらわしい、仕事忙しくてお手伝いできない。
などというお馴染みの断り文句は定番だが、ここには本当に忙しくてお手伝いできない方とお手伝いする気にならない方と二通りいる。
お手伝いする気になるまで待ってみてはいかがですか?昨今『ポルテ』という野球教室があります。
最近では某新聞社の大会にもエントリーするまでとなっているそうだ。
今の親御さんにとってここの良さは、親の手伝いが無い・配車当番が無い・お茶当番が無い、つまり煩わしくない。
つまりお金で割り切っているのだ。であれば少年団も入り口を広くお手伝いできない方は例)月謝7,000円とかにして、お手伝いできるようなれば例)月謝2,000円とかチームのルールとして変更できるシステムにすれば問題クリアとなるのでは。
少年野球の楽しさを知っている皆さんであれば当たり前のことでしょうが、知らない方にとっては面倒に映るものです。少年野球の楽しさを知れば、いつかパートの時間を調整したり、休日の調整をするようになる。
わが子の喜ぶ姿、わが子の全力プレーが見たい!となる。今までのやり方ではシステム上問題が出てきているように思う。
もうすでにこの企画を何名かのチーム関係者に話すと感触がすこぶる良い!
すでに実施の準備に取り掛かっている地区もあるようだ。どうでしょうか・・・、どこかの議員さんの大会をやるよりは、こんな少年野球にとってプラスな大会を一年に一回でもやった方が本気で良いと考えます。
ここまでの長文にお付き合いいただき誠にありがとうございます。
本気で危機感を感じております。札幌ではさほどまだ影響が出ていないと思われますが、地方に行くと深刻な状況となっている!
あの手この手で皆さんのアイデアを搾り出し明るい未来にしていきましょう。(書き手大川祐市)