2022チーム訪問<とかち帯広シニア>
<第18弾>チーム訪問は、帯広市にグラウンド及び室内練習場を構える中学硬式野球のとかち帯広リトルシニアへ伺ってきました。
同チームは昨年1月の大雪で以前の室内練習場が倒壊したことから新たな室内練習場計画。
昨秋、オール人工芝で15×50Mの大型室内練習場を完成させた。
スイングスピード企画では1年生ながら140キロオーバーも飛び出す注目選手も見つけた。
<3年生の進路>
3年生13人。
道外私立では明秀学園日立(茨城県)。
道内私立では白樺学園、北照、帯広北。
その他公立校。
―森 徹監督の話―
昨年の3年生はとかち帯広として過去一番の成績。
開幕前、監督が代わると言うチーム環境に大きな変化がありながら、しっかりと目の前の相手に向き合い春季全道大会ベスト4、北ガス杯全道大会ベスト8、ゼット杯3位と立派な成績を挙げてくれた。
3年生13人がチームとしてまとまり、とにかく一生懸命やってくれた。
このあと、高校野球となりますがその先も生涯スポーツとして野球を愛し、とにかく楽しんでほしい。
<発行人>
春季全道大会ではベスト4でシード権を掴んだとかち帯広。
迎えた日本選手権道予選で初戦の苫小牧を5-3で退け、2回戦で岩見沢と対戦するも1-6と涙した。
<注目の2人>川島陽琉(3年・芽室ジャガーズ出身)、能戸輝夢(3年・木野東ブルーサンダーズ出身)を、擁しても夏の日本選手権・道予選は何があるかわからないと思い知らされた。
<OBの活躍>
<2022南北海道大会出場選手>
〇河瀬 晴翔(かわせ はるか)
旭川明成高・2年
とかち帯広シニア-大空ジャイアンツ出身
右投げ、右打ち
175センチ、76キロ
※2019北海道選抜(リトルシニア)
〇中村 寛大(なかむら ひろと)
旭川明成高・2年
とかち帯広シニア-木野東ブルーサンダーズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、72キロ
<2022秋季北海道大会出場選手>
〇桑谷 呼太郎
東海大札幌高・2年
とかち帯広シニア-帯広栄ドルフィンズ出身
右投げ、左打ち
169センチ、64キロ
〇木谷 祭主
東海大札幌高・1年
とかち帯広シニア-帯広明星・花園シャークス出身
右投げ、左打ち
175センチ、65キロ
<新チーム>
2年生:13人 1年生:4人 6年生:7人(2月4日現在)
※6年生は現在も募集中です!
―新入団員・6年生-
〇白濱 大知(しらはま たいち)
右投げ、右打ち
音更ビッグスターズ出身
〇佐々木 龍之介(ささき りゅうのすけ)
両投げ、左打ち
帯広栄ドラゴンズ出身
〇前川 隼人(まえかわ はやと)
右投げ、左打ち
下音更ガッツ野球スポーツ少年団出身
〇中村 璃稀(なかむら りつき)
右投げ、右打ち
帯広ウエストマリナーズ出身
〇溝口 颯太(みぞぐち そうた)
右投げ、右打ち
士幌ファイターズ出身
〇遠藤 弘康(えんどう ひろやす)
右投げ、右打ち
士幌ファイターズ出身
〇渡辺 友希(わたなべ ゆうき)
右投げ、右打ち
更別ジャガーズ出身
―森 監督の話―
投手陣はタイプの違う4本の矢。
昨秋、エースナンバーを背負った平井勇征(2年・帯広ウエストマリナーズ 出身)は、右の本格派で120キロ中盤のストレートを軸に組み立てる。
次は渡邊羚生(2年・新得町野球少年団出身)は、トリッキーな右のサイドから繰り出す130キロに迫るストレートは威力十分。
3人目も右サイドからボールのキレで勝負を挑む砂田左漸(2年・新得町野球少年団 出身)。
4人目は村瀬蒼大(2年・芽室イーグルス 出身)は、オーソドックスな右だが回転の良いストレートが特長的。
守りの要は二塁手・大久保朝陽(2年・帯広豊成ファイターズ 出身)は、頼れる堅守。
中堅手の平井、砂田も安定感がある。
特に砂田は俊足強肩に加え守備範囲が広く頼れる外野手だ。
攻撃では1、3番を担った能戸夢生愛(2年・音更木野東ブルーサンダーズ 出身)が、足も長打力もあり攻撃の起点となっている。
4番・本間陽人(2年・音更木野東ブルーサンダーズ 出身)は、状況に応じたバッティングもでき、昨年は結果も残した。
―課題は脇の甘さ―
思い返すと秋季全道大会・決勝トーナメント。
初戦の旭川北稜に2-0と勝利し、迎えた2回戦で札幌真駒内と対戦。
3-1と2点リードで迎えた最終回、四球と失策に乗じタイムリーを放たれこの回、一挙6点を献上。
その裏2点返すも5-7の逆転負けがあった。
あとからわかる事実。
六回裏の攻撃に入るベンチ前で円陣を組むそのタイミングで、選手の何れかがもう勝った的な言葉が出てしまった。
こうした脇の甘さは野球だけやっていては改善できない。
自らの生活面から今一度、見直す必要がある。
◇秋季全道大会 決勝トーナメント・2回戦(10月2日(日))
札幌真駒内7-5とかち帯広
札幌真駒内
0000016=7
1001102=5
とかち帯広
(真)野畑、阿蘇、野畑-古屋
(と)平井、渡邊、砂田、渡邊-本間
▽本塁打:渡邊(と)
▽二塁打:藍葉(真)
<発行人>
久しぶりのとかち帯広リトルシニア訪問-。
振って、投げて、走ってと、ほんの数時間観てるだけで選手個々の身体能力の高さは直ぐに分かった。
自然豊かな環境で健やかに腹いっぱい野球を愉しんでいる選手たちの様子を見て、十勝晴れも相まって、こちらのテンションも上がりまくり。
スイングスピード企画では、各選手が能力の高さを思う存分発揮!
笑顔で全選手が参加してくれた。
そこでもそれぞれが心ある叱咤や声援があり、大地が育んだ人の良さがここでも染み出ていた。
さて秋の忘れ物を獲りに今夏、大らかな十勝っ子が自らの標準装備に加え勝負の厳しさを身にまといひと回りも二回りも大きく成長し凛とした姿がグラウンドにあった時、こちらでは測ることができない力を発揮してくれるだろう。
―新チームで挑んだ和歌山大会―
4戦4勝の全勝するも帰りの飛行機の関係で決勝トーナメント進出を辞退。
最終日、名門・横浜青葉戦との交流戦も行ったがこちらも6-4で勝利した。
◇予選リーグ①(1月7日)
とかち帯広8-0池田(大阪)
とかち帯広
20420=8
00000=0
池田(大阪)
(五回コールドゲーム)
(と)平井、吉田、八木-本間
(池)守田、篠原、古西、森川-篠原、古西、篠原
◇予選リーグ②(1月7日)
とかち帯広9-2池田(大阪)
池田
000200=2
101016=9
とかち帯広
(六回コールドゲーム)
(池)森田、篠原、森川、濱口、高平-古西
(と)村瀬、大塚、大久保-渡邊
▽本塁打:本間(と)
▽三塁打:本間(と)
▽二塁打:水野(池)
◇予選リーグ戦③(1月8日)
とかち帯広8-1河南B(大阪)
とかち帯広
10241=8
00100=1
河南B(大阪)
(と)渡邊、砂田-本間、渡邊
(河)片岡、谷口、海老原-田中、片岡
▽二塁打:砂田2、本間、渡邊(と)、寺岡(河)
◇予選リーグ戦④(1月8日)
とかち帯広6-5橋本(和歌山)
橋本
0030020=5
0021201=6
とかち帯広
(橋)下野、中岡、友武-柳
(と)大久保、村瀬、平井、八木-石垣、本間
▽三塁打:井上、能戸(と)
▽二塁打:小椋、名迫、下野(橋)、平井(と)
<主将>
〇渡邊 羚生(わたなべ れい)
2年・新得町野球少年団出身
右投げ、左打ち
178センチ、73キロ
森 徹監督は「投手・捕手の何れもこなす選手。課題は打撃にムラがあるところ。今シーズンはもう少しアベレージを上げるよう頑張ってほしい」と期待した。
渡邊主将は「今シーズンは日本選手権出場!これを達成するためにはプレーだけではなく、野球以外の生活面(あいさつ、整理整頓など)を、互いに見直して頑張りたい」と日本選手権に向けた目標を掲げるとともに人としての成長も誓った。
Q)着てみたいユニフォームは?
A)東海大札幌
<発行人>
二刀流に挑戦!
渡邊は投手と捕手の二刀流を目指す将来有望株。
捕手は学童時代から経験のあるポジション。
投手経験をしたことで「投手は何を投げたいんだろう」と考えるようになった。
投手の良い面を引き出すようなリードを目指します!
投手としてはボールの勢いを買われ現在、挑戦中!
球種はストレート、カーブ、スライダーの3種。
課題は制球力。
身体が堅いのでストレッチを欠かせないという。
土地柄なのか大変大らかな気質。
課題はあるものの長所をどんどん伸ばして大きく成長してもらいたい!
<イチオシ選手>
〇井上 翔瑛(いのうえ しょうえい)
2年・下音更ガッツ出身
右投げ、左打ち
155センチ、46キロ
森監督は「声変わりもしてなく、身体も小さい選手ですが和歌山大会で大ブレイク!大事な場面でしっかり仕事をこなす。守備でも捕球後のロスが少なく、送球が速い」と絶賛した。
井上は「今シーズン、試合では小技をしっかり決めて打率を今よりも上げてもっとチームに貢献したい」と力を込めた。
<発行人>
身体は小さくとも準備に余念がない―。
守備では状況に応じたポジショニングとカバーリングを想定。
打撃ではアウトカウント、ストライク・ボールの状況を考え、どこに転がせば成功するかを選択し打席に入る。
「1打席目はいつも緊張する」と井上。
一方で「チャンスが回ってきたら絶対打ってやろう」と強い攻めの姿勢も見せる。
家では元高校球児の父・久志(47)さんの励ましももらいながらティバッティングで技術向上を図る頑張り屋の井上だ。
派手さは無いがこういう選手が、際立って見えるのは大味のゲームではない。
拮抗したゲーム展開の中、抜けたかと思われるような打球を好捕したり、絶対走者を許したくない場面でファールファールで粘って勝ち取った四球や野手の間にポテンと落ちるテキサスヒット。
こうしたプレーは相手チームの期待を裏切るプレーで、精神的に与えるダメージは極めて大きい。
普段コツコツと“徳を積み上げた者”がやってのける一種一芸とも言えるのかもしれない。
身体能力が高いとかち帯広の中にあってひと際特徴的な選手の一人かもしれない。
いぶし銀の活躍をこっそり応援する私がいる。
<施設>
グラウンド:後楽園球場
室内練習場:15×50M 全面人工芝※昨秋完成。
<活動>
平日練習:(冬季)火・木曜日18:00~21:00/(夏季)火曜日(3年)、水曜日(1、2年)、木曜日(1、2、3年)18:00~21:00
土日祝日:(フルシーズン)8:30~15:00
<遠征>
〇和歌山遠征(1月)
〇日高遠征(3月)
<団費ほか>
〇入団金:10,000円
〇団 費:10,000円
〇施設維持費:5,000円(年間)
〇ユニホーム維持費:3,000円(年間)
―その他―
〇連盟選手登録料:4,000円(年間)
〇スポーツ傷害保険料:800(年間)
遠征試合(日帰り、宿泊)時、食事・宿泊代金として500~5,000円ご負担いただきます。
<スイングスピード>
☆第1位 140キロ
〇石垣 樹(いしがき いつき)
1年・中士幌ファイターズ出身
右投げ、右打ち
180センチ、78キロ
※1年生ながら140キロオーバーは凄い!
野球を始めたの小学1年から2つ上の兄・匠(中3)の影響。
憧れのプロ野球選手はオリックスバファローズの愛称は「ラオウ」こと杉本 裕太郎。
ヒットも本塁打も打てるところに憧れる。
昨秋は代打として出場。
☆第2位 137キロ
〇本間 陽人(ほんま はると)
2年・木野東ブルーサンダーズ出身
右投げ、右打ち
166センチ、70キロ
☆第3位 133キロ
〇能戸 夢生愛(のと むうあ)
2年・木野東ブルーサンダーズ出身
右投げ、左打ち
165センチ、66キロ
協力:とかち帯広リトルシニア