2022チーム訪問<旭川大雪ボーイズ>

指導者の話に耳を傾ける選手たち(旭川大雪)
<第27弾>チーム訪問は、上川郡比布町で冬季練習に励んでいた中学硬式野球の旭川大雪ボーイズへ2月23日(木祝)、伺ってきました。
同チームは昨シーズン、第53回日本少年野球選手権大会・道予選で第6回大会から5連覇を達成し、全国大会出場を果たした。
新人では秋季北海道選手権大会で優勝を飾り、第53回日本少年野球春季全国大会へ北海道代表として出場する。
初戦は2回戦からで27日、県営大宮公園野球場・第3試合で大分明野ボーイズ(大分県)と対戦する。
OBの活躍も目覚ましく、3人のプロ野球選手を輩出。
明石健志氏(元福岡ソフトバンクホークス)、田沢由哉(元埼玉西武ライオンズ)、記憶に新しいのは2021年ドラフト7位指名を受けた松浦慶斗氏(北海道日本ハムファイターズ)が、チーム3人目プロ野球選手となった。
スイングスピード企画では140キロオーバーも飛び出す凄い記録もあった。

冬季練習に励む選手たち(旭川大雪)

冬季練習に励む選手たち(旭川大雪)
<3年生の進路>
3年生18人。
私立では旭川志峯(元旭大高)、旭川龍谷、駒大苫小牧。
その他公立校。
―西大條 敏志監督(56)の話-
これからの厳しい高校野球を乗り越える準備はできています。
高校三年間、厳しい中、楽しんで頑張って下さい。
<プロ野球まで進んだ先輩たち>
―2003年ドラフト4位で福岡ダイエーホークスへ入団―
〇明石 健志(あかし けんじ)
旭川市出身 37歳
右投げ、左打ち
山梨学院大付高-旭川大雪ウィナーズ出身(現旭川大雪ボーイズ)
2022年現役引退
2023年二軍打撃コーチ就任
―2005年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズへ入団-
〇田沢 由哉(たざわ ゆうや)
旭川市出身 35歳
右投げ、右打ち
旭大高―旭川大雪ウィナーズ出身(現旭川大雪ボーイズ)
2010年現役引退
―2021年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズへ入団―
〇松浦 慶斗(まつうら けいと)
宮城県石巻市出身 19歳
左投げ、左打ち
大阪桐蔭高―旭川大雪ボーイズ―新富野球少年団出身
<高校時代>
1年秋からベンチ入りを果たすと、2年夏の交流試合(甲子園)と3年春のセンバツ、夏の甲子園に出場。
<中学時代>
旭川大雪ボーイズでは1年時に12歳以下の国際大会であるカル・リプケンワールドシリーズに日本代表として出場し世界制覇に貢献した。
中学3年時には札幌ドームで開催されたFBC U15で優勝にも大きく貢献した。
<学童時代>
小学6年生の12月に行われたNPBジュニアトーナメントへ2015北海道日本ハムファイターズジュニアとして出場した。

旭川大雪ボーイズ時代の松浦慶斗(写真・FBC U15札幌ドームより)
<OBの活躍>
<2022北北海道大会出場選手>
〇池田 翔哉
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-上富良野ジャガーズ出身
右投げ、右打ち
182センチ、79キロ
〇大渕 路偉
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-猿払村アタッカーズ出身
右投げ、右打ち
161センチ、60キロ
〇鶴羽 礼
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-旭川大雪リトル出身
右投げ、右打ち
182センチ、82キロ
〇藤田 大輝
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-神楽野球少年団出身
右投げ、左打ち
169センチ、74キロ
〇廣川 稜太
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-永山西クラブ出身
右投げ、右打ち
173センチ、70キロ
〇山室 孝太
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-旭稜野球少年団出身
右投げ、左打ち
173センチ、65キロ
〇三谷 悠太
旭大高・3年
旭川大雪ボーイズ-北鎮ファイターズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、64キロ
〇伊知地 晴
旭大高・2年
旭川大雪ボーイズ-東聖イーグルス出身
右投げ、右打ち
178センチ、73キロ
〇松木 優弥
旭川龍谷高・2年
旭川大雪ボーイズ-近文レッドライナーズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、75キロ
〇大平 将夢
旭川東高・3年
旭川大雪ボーイズ-比布野球少年団出身
右投げ、右打ち
180センチ、73キロ
<2022秋季北海道大会出場選手>
〇渡邊 翔悟
立命館慶祥高・2年
旭川大雪ボーイズ-北野野球少年団出身
右投げ、左打ち
178センチ、75キロ
〇松木 優弥
旭川龍谷高・2年
旭川大雪ボーイズ-近文レッドライナーズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、75キロ
〇鈴木 颯真
旭川龍谷高・2年
旭川大雪ボーイズ-豊岡ガッツボーイズ出身
右投げ、右打ち
174センチ、70キロ
〇浅野 愛斗
旭川龍谷高・1年
旭川大雪ボーイズ-東聖イーグルス出身
右投げ、右打ち
166センチ、70キロ
〇斎田 龍磨
旭川龍谷高・1年
旭川大雪ボーイズ-当麻野球少年団出身
右投げ、右打ち
174センチ、65キロ
<新チーム>
2年生:12人 1年生:16人 6年生:20人(2月23日現在)
―新入団員・6年生を紹介―
〇樽井 新太(たるい あらた)
東聖イーグルス出身
右投げ、右打ち
〇市川 大心(いちかわ まさむね)
愛宕東スーパースターズ出身
右投げ、右打ち
〇佐々木 羅凰(ささき らお)
富良野東ドングリーズ出身
右投げ、右打ち
〇佐藤 賢介(さとう けんすけ)
旭稜野球少年団出身
右投げ、右打ち
〇安加賀 太一(やすかが たいち)
旭稜野球少年団出身
右投げ、右打ち
〇山脇 瑛翔(やまわき えいと)
三小パワーズ出身
右投げ、右打ち
〇金子 蒼生(かねこ あおい)
愛宕東スーパースターズ出身
左投げ、左打ち
〇大波 蓮唯(おおなみ れい)
永山中央野球少年団出身
左投げ、左打ち
〇尾島 佑騎(おじま ゆうき)
近文レッドライナーズ出身
右投げ、右打ち
〇前田 健成(まえだ けんせい)
旭稜野球少年団出身
右投げ、右打ち
※2022日本ハムファイターズジュニア
〇高橋 宗也(たかはし しゅうや)
東川大雪野球少年団出身
右投げ、右打ち
〇荻子 理人(おぎす りひと)
神楽野球少年団出身
右投げ、右打ち
〇森田 光起(もりた こうき)
東五条トリデーズ出身
右投げ、右打ち
〇庄司 泰輝(しょうじ たいき)
東聖イーグルス出身
右投げ、左打ち
〇清水野 偉千(しみずの いち)
東聖イーグルス出身
右投げ、右打ち
〇原田 隼佑(はらだ しゅんすけ)
近文レッドライナーズ出身
右投げ、左打ち
〇新名 悠一郎(しんみょう ゆういちろう)
近文レッドライナーズ出身
右投げ、右打ち
〇木田 蒼介(きだ そうすけ)
永山中央野球少年団出身
左投げ、左打ち
〇森山 蒼羅(もりやま そうすけ)
上富良野ジャガーズ出身
右投げ、左打ち
〇榊 恵吾(さかぎ けいご)
富良野扇山レッドペッカーズ出身
右投げ、右打ち
―西大條 敏志監督(56)の話-
春に目標がある分、辛い練習もやり切っている。
冬季練習は特にボールを触らないトレーニング系が多くなります。
今の子は、情報過多で頭でっかちになりがち、体力があまりない子やトレーニング系が不得意な子はやりたがらない練習です。
しかし中学3年になるころにはいろいろな動きができるようになるんですよ。
三年間という大枠で選手の成長を感じます。
~春の全国を見据えて~
全国大会で上にあがっていくにはチームとしてもっと一体感が必要。
目の前で予想外のことが起きたとしても選手自らが冷静に対応していかなければならい。
<発行人>
ジャンプ系や前転、後転、側転。
SAQ、馬飛び、ケンケン、四股も踏ませるなどバラエティに富んだ練習が続いた。
野球以外の動きを取り入れ、各部の運動神経をそれぞれ刺激することを目的に飽きの無いような練習メニューが行われていた。
様々な動きをすることにより各部の運動神経を刺激する狙いと繰り返しの動作による慢性的なスポーツ障害のリスクを下げることも可能となる。
健康な状態で開幕を迎えることは最大の目的だ。
同チームの投手陣における投げ込みは、12月から始まり2年生で50球、1年生で30球、6年生で20球と制限をかける。
2月からはバッティング投手として打者と相対(あいたい)する。
2月中旬からは変化球も混ぜる。
打撃陣は平日、土日いずれも全国での活躍を思い描き一心不乱にバットを振っている。
春の全国・初戦で是が非でもチーム一丸で戦って見せる!
<投手陣>
全国、初戦突破には投手陣の頑張りは絶対欠かせない!
旭川大雪ボーイズの投手陣3人を紹介致します。
今回紹介する伊藤 翼、伊林 柊歩、加藤 蒼大ら3人は学童時代、ともに2020旭川選抜メンバーとして活躍した。
〇伊藤 翼(いとう つばさ)
2年・近一チャレンジャー出身
右投げ、右打ち
170センチ、62キロ
球種はストレート、カーブ、スライダー(たて)、ツーシーム。
~全国大会に向けた意気込み!~
最低でも初戦突破を目指します!(伊藤)
〇伊林 柊歩(いばやし とあ)
2年・東栄野球少年団出身
左投げ、左打ち
178センチ、73キロ
球種はストレート、スライダー(たて)、カーブ(2種)
~全国大会に向け準備を進める~
全国で勝つ為に毎日、上半身や下半身の筋トレを欠かせません!(伊林)
〇加藤 蒼大(かとう そうた)
2年・忠和サンダース出身
右投げ、右打ち
169センチ、60キロ
球種はストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ
~全国大会に向け準備を進める~
全国で勝つ為に毎日、ジャンプ系やスクワットなどを繰り返し準備してます(加藤)
<発行人>
エース伊藤の持ち味は相手のタイミングを外し、打者を打ち取る。
憧れのプロ野球選手は佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)。
ストレートのキレと緩急も使うところに憧れるという。
左腕の伊林は変化球でカウントボールと勝負球を使い分ける。
憧れのプロ野球選手は松井祐樹投手( 東北楽天ゴールデンイーグルス)。
ストレートのキレとスライダーのキレが凄い、動画を見て参考にしている(伊林)。
同選手は2020日本ハムジュニア最終セレクション42人にも残った選手だ。
3人目は昨年、ケガの為登板機会が無かった加藤。
持ち味の伸びのあるストレートを生かして、打者の芯を外すピッチングだ。
憧れのプロ野球選手はダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)。
自分自身が、コントロールが課題なので、狙ったコースに投げられるところに憧れる。

投手陣 写真左から伊林、伊藤、加藤(旭川大雪)
<主将>
〇億貞 壮汰(おくさだ そうた)
2年・神居野球少年団出身
右投げ、左打ち
171センチ、68キロ
※昨秋は2、3番・遊撃手として出場した。
Q)着てみたい高校のユニフォームは?
A)旭川志峯
西大條監督は「性格的にはおっとりして落ち着いた雰囲気を持っている。バットコントロールが良く、攻撃面では色々な事ができる選手。守備力も高く、視野が広いのも特長。さらに注文を付けるとすればチームを動かすことを考えた言動や行動をしてほしい」と個人としての実力は認めたうえで主将としてさらに期待をかけた。
全国大会に向けて億貞主将は「北海道代表なので下手な試合はできない。ひとり一人打線や声掛けを意識し、春は何とか初戦突破したい」と目の前の一戦必勝を願った。
<発行人>
「クリーンナップが力強く、チャンスでの決定力がある」と話すのは億貞君。
秋季北海道選手権大会(全国大会2次予選)準決勝・札幌豊平ボーイズ戦で2-1と1点リードで迎えた二回、3番・億貞が満塁から左中間を破る走者一掃となる三塁打を放った。
続く4番・松本琉葦(2年・東聖イーグルス出身)が、レフトフェンス直撃となる二塁打でこの回一挙4点を奪った。
中軸の力強さをまざまざと見せたシーンだった。
課題は「ピンチの場面で声が出なくなるところ」(億貞主将)
全国大会ではしっかり声掛けできるよう心掛けたいと話していた。
小学5年の冬、父・拓磨さん(53)の薦めで右から左打者へと変えた。
打撃では頭をあまり動かさず、その場で振るよう身体の軸を意識。
センターを中心に後ろにつなぐことを考えてボールを待っている。
守備ではまずは捕ってから。
捕ってからは低い姿勢で送球するよう意識している。
憧れのプロ野球選手は源田壮亮(埼玉西武ライオンズ)。
守備で無駄が無いところに憧れる(億貞主将)。
学童時代は神居野球少年団・6年時で1番・捕手として活躍。
FBC U12では野畑直裕投手(札幌真駒内シニア・2年)を、擁して初戦となる2回戦・深川一已バトルズ(深川市)、続く準々決勝・豊成ファイターズ(帯広市)に4-5のサヨナラ負けを喫するも全道ベスト8入りを果たした。
また2020旭川選抜メンバー20人にも選出された。
走攻守に優れた、楽しみな選手だ!

億貞主将(旭川大雪)
<活動>
平日練習:火~金曜日(冬季)学年によって変動。 (夏季)3年は月曜のみ休み 1、2年は週二日休み。
尚、テスト休みも設けます。
土日祝日:9:00~16:00
<団費ほか>
〇団費:10,000円(毎月)
<スイングスピード>
☆第1位 146キロ
〇松本 琉葦(まつもと るい)
2年・東聖イーグルス出身
右投げ、右打ち
173センチ、82キロ
☆第2位 136キロ
〇髙本 蔵真(たかもと くらま)
2年・近一チャレンジャー出身
右投げ、右打ち
170センチ、72キロ
☆第3位 134キロ
〇億貞 壮汰(おくさだ そうた)
2年・神居野球少年団出身
右投げ、左打ち
171センチ、68キロ

スイングスピードに挑戦!写真左から髙本、松本、億貞(旭川大雪)
<スイングスピード・中学3年生編>
☆第1位 141キロ
〇藤田 春翔(ふじた はると)
3年・西御料地ファイターズ出身
左投げ、左打ち
173センチ、71キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)旭川志峯
☆第2位 134キロ
〇渡辺 瑛太(わたなべ えいた)
3年・新富野球少年団出身
右投げ、左打ち
170センチ、68キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)駒大苫小牧
☆第3位 128キロ
〇杉浦 瑛哉(すぎうら あきや)
3年・東川大雪野球少年団出身
右投げ、左打ち
174センチ、68キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)旭川志峯

中学3年生スイングスピードに挑戦!写真左から渡辺、藤田、杉浦(旭川大雪)
協力:旭川大雪ボーイズ