2022チーム訪問<南空知BBC>
<第31弾>チーム訪問は3月9日(木)、夕張郡栗山町にある栗山小学校体育館で冬季練習に励んでいた中学軟式野球クラブチームの南空知ベースボールクラブへ伺ってきました。
同チームは昨年 10 月に行われた第 24 回 IBA-boys U-14北海道大会で準優勝するなど活躍した。
さらに今年の2月18、19日の両日、熊本県熊本市で行われた第 6 回 九州中学軟式野球練成会熊本大会へ北海道代表として出場した。
同大会は九州各県の中学軟式野球の強豪が集う
南空知地区軟式野球のレベルアップを担う同チームが今年も旋風を起こして見せる。
スイングスピード企画では130キロオーバーも飛び出す好記録があった。
<3年生の進路>
3年生9人。
進学先は北海、白樺学園、苫小牧中央、鵡川、帯広農業、旭川工業、岩見沢農業。
<指導者からのメッセージ>
卒団生へ
身体が小さくて細い選手がほとんどで、練習に耐えれなく去っていった選手がいる中、怪我も多いけど最後まで頑張った選手が残った世代でした。
3年途中から頼もしい選手が合流して最後の大会を盛り上げてくれたのは良い思い出になったのではないかと思います。
進む学校はそれぞれ違いますが高校野球でも最後まで諦めず、お世話になった方々や両親への感謝を忘れず直向きに頑張って欲しいと思います。
南空知ベースボールクラブ
監督 山内祐司
<OBの活躍>
<2022北北海道大会出場選手>
<夏の甲子園出場>
〇吉田 匠真
旭大高・3年
南空知ベースボールクラブ-栗山ロッキーズ出身
右投げ、左打ち
168センチ、64キロ
〇石上 翼
白樺学園・3年
南空知BBC-夕張ダイヤモンドスターズ出身
左投げ、左打ち
178センチ、69キロ
〇澤田 幸進 3年
白樺学園・3年
南空知BBC-三川フェニックス出身
右投げ、右打ち
171センチ、69キロ
<2022秋季北海道大会出場選手>
〇山崎 隼弥
白樺学園・2年
南空知ベースボールクラブ-栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
173センチ、71キロ
〇貴舩 凰牙
立命館慶祥・1年
南空知ベースボールクラブ-北広島イーストグローリー出身
右投げ、左打ち
177センチ、80キロ
〇浅見 倖成
立命館慶祥・1年
南空知ベースボールクラブ-上江別ブルードリームス出身
右投げ、両打ち
178センチ、79キロ
<新チーム>
新3年生:5人 新2年生:9人 新1年生:11人(3月9日現在)
※新1年生は現在も募集中です!
―新入団員・新1年生―
〇粟井 凰太
砂川イーグルス出身
右投げ、右打ち
ポジション:捕・三
〇折口 寿心
継立ロビンス出身
右投げ、右打ち
ポジション:投・捕・外
〇片山 広翔
砂川イーグルス出身
右投げ、左打ち
ポジション:投・外
〇佐々木 塁
岩見沢第一アトムズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:一・外
〇笹森 友翔
栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:投・一
〇中山 大夢
栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:捕・二・外
〇安居 冴太郎
上江別ブルードリームズ出身
右投げ、右打ち
ポジション: 投・遊
〇山内 秀悟
栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:二・遊・外
〇山﨑 温貴
栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:投・三・遊
〇山田 雅人
岩見沢東ブラックベアーズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:投・一
〇和田 龍之介
岩見沢第一アトムズ出身
右投げ、右打ち
ポジション:二・遊・外
―山内祐司監督(45)の話―
新チームは新3年生が5人、新2年生が9人と新3年生に加えて新2年生が補う編成となっている。
昨年11月下旬から1月上旬までの練習はボールを使用しないノースローで、肩やひじを休ませる期間した。
この間は、自重トレーニングやランニングなどで徹底した下半身強化を図った。
こうした取り組みによってケガへのリスク回避とともにフィジカル強化の一石二鳥となっている。
~新チームの持ち味は~
打撃のチームを目指しているが、根底にはしっかりとバッテリーを中心とした守りがあってのこと。
キャッチボールをおろそかにすると大事な場面で大きなミスへと繋がってしまう。
キャッチボールには拘りたい。
左腕エース・樋口大翔投手(新3年・いずみ野ドリームズ出身)は、制球力が良く試合を作れる投手。
牽制も上手く、マウンドさばきも良い。
また同選手は北海道選抜U14にも選出された。
昨年、正捕手で主将の松村英虎(現帯広農業高・1年)がケガで離脱したことで当時、1年生ながら白羽の矢が立ったのは宮川陽登捕手(新2年・上江別ブルードリームズ出身)。
チームにとってはピンチであったが、宮川にとってはチャンスとなった。
昨春からマスクをかぶり正捕手を早くから掴んだ。
現在は立派に扇の要となっている。
内野では<イチオシ選手>でも取り上げた金井瀬那(新2年・上江別ブルードリームズ出身)が、守備範囲が広く内野の要となっている。
中学軟式野球としてはレベルの高い選手(山内監督)。
外野では佐野耀眞(新3年・三川フェニックス出身)が、ボールへの反応が良く、肩も強く外野の要となっている。
攻撃では1番・佐野耀眞、2番・金井、3番・佐野佑晏(新3年・三川フェニックス出身)、4番・山田悠哉(新2年・岩見沢東ブラックベアーズ出身)、5番・宮川、6番・山崎有歩(新3年・山の手ベアーズ出身)らと主に続いた。
2、3年の混合チームではあるが振りの鋭さはある。
~課題は劣勢の場面で声が出なくなる~
相手の流れから自チームへと流れを引き込める選手が少ない。
全体的な意識改革が必要だ。
熊本大会でも選手同士で課題克服について必ず話し合いを行うなど、意識が変わり行動の変化とともに取り組みの成果が表れてきている。
チームの結束力が少しずつではあるが強くなってきている。
<発行人>
今年の2月に行われた九州中学軟式野球練成会熊本大会での経験は大きかったと言う。
出場チームは九州全域から各県上位チーム。
有名どころでは大分明豊(大分県)、九州学院(熊本県)、聖心ウルスラ(宮崎県)、育英館(鹿児島県)など私立中学。
関東からは松戸三中(千葉県)。
北海道からは南空知BBC、名寄BBC、宗谷BBCの3チームが出場した。
「九州の強豪がひしめく同大会はレベルが高い」(山内監督)。
この経験を生かし、九州の野球の良さを取り入れ、北海道の中学野球発展に尽力してほしい。
将来的には九州、北海道と協力し合い全国規模へと夢はでっかい。
また指導陣も昨年、旭大高で甲子園出場を果たした吉田さん(北海学園大・1年)が、コーチとしてチームに戻ってくるのも嬉しいニュースだ。
一戦毎に勝利を重ねる度に、ナインは大きく成長して目標へと近づいていく。
南空知の頑張りに期待が高まる!
<主将>
〇岡村 明日要(おかむら あいる)
新3年・栗山ロッキーズ出身
右投げ、右打ち
昨秋は2、9番二塁手として出場。
山内監督は「足が速く、チームのリードオフマン。身体のわりにはパンチ力があり、守備範囲が広い」と潜在能力の高さを評価した。
岡村主将は「みんなで全国優勝を誓ったので目標を達成したい」と力を込める。
<発行人>
今年の2月、熊本県で行われた九州中学軟式野球練成会へ出場した際、福岡県の太宰府天満宮で選手全員で全国優勝を願った。
課題の声出しも互いに意識を高め、取り組んでいる。
「タイプは色々いるがそれぞれの個性を生かしてチーム力を上げていきたい」と岡村主将が力を込めた。
目指す先には「びわこカップ優勝」とはっきりと口にした。
インタビューでは少し緊張気味の岡村君だったが、一生懸命インタビューに答える姿は好印象だった。
ナインの中で少しずつ「優勝」の二文字が出てきていることは、前に進んでいる証拠。
がんばれ岡村主将!
<イチオシ選手>
〇金井 瀬那(かない せな)
新2年・上江別ブルードリームズ出身
右投げ、両打ち
162センチ、53キロ
昨秋、1年生ながら2番・遊撃手として出場。
山内監督は「ミート力があり、守備も良く、足も速い。三拍子揃った選手だ」と絶賛した。
金井選手は「今年はホームランを5本打ちます!チームとしてはびわこカップ道予選を勝ち抜いて全国に行きたい!」と意気込んだ。
<発行人>
小柄ながらパンチ力を秘めた逸材。
昨年、札幌市手稲区の前田森林公園野球場でライト柵越えとなるソロホームランを放った。
「生まれて初めて柵越えを打てました」と笑みを見せる金井君。
「バッティングは好き!でも自信があるのは守備」と笑顔を見せた。
特に三遊間よりのゴロを捕球して一塁への送球が決まった時は気持ちがいいと言う。
「捕球から握り替えの速さに自信がある」と話すが一方で「送球の精度にまだまだ課題がある」と自らを分析する。
攻撃では上位打線の起点となり、守備ではセンターラインを守り要の存在。
金井君の活躍無くして南空知の躍進なし。
これからも楽しみな選手です。
<活動>
―冬季間―
火・木・金(18:00~21:00)
土曜日:三川室内練習場(13:00~17:00)
日曜日:砂川北室内練習場(9:00~13:00)
―夏季間―
火・木・金(18:00~21:00)栗山公園球場
土日祝日:(9:00~15:00)南空知管内野球場
<遠征>
〇十勝遠征(4月22、23日)
全日本少年春季北海道予選・上位3チームと交流試合を予定。
〇函館遠征(6月or7月)
函館BBCとの交流予定
<団費ほか>
団 費:3,500円
※入団時に掛かるユニフォーム等費用は約90,000円。
<スイングスピード>
☆第1位 130キロ
〇佐野 佑晏(さの ゆうあ)
新3年・三川フェニックス出身
右投げ、右打ち
165センチ、60キロ
☆第2位 128キロ
〇佐野 耀眞(さの ようま)
新3年・三川フェニックス出身
右投げ、右打ち
165センチ、54キロ
☆第3位 120キロ
〇金井 瀬那(かない せな)
新2年・上江別ブルードリームズ出身
右投げ、両打ち
162センチ、53キロ
<スイングスピード・中学3年生編>現在、高校1年生
☆第1位 121キロ
〇樋浦 煌羽太(ひうら こうた)
新1年・岩見沢南ビクトリー出身
右投げ、右打ち
174センチ、64キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)苫小牧中央
☆第2位 118キロ
〇畑山 玲穏(はたけやま れおん)
新1年・双葉スピリッツ出身
左投げ、左打ち
185センチ、73キロ
Q)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
A)北海
協力:南空知ベースボールクラブ