室蘭シニア、開幕ゲーム制す!

応援席へ勝利の報告をする室蘭シニアナイン
<春季全道大会:室蘭4-2釧路>
◇4月29日 リーグ戦、札幌円山
中学硬式野球のリトルシニア(日本リトルシニア中学硬式野球協会 北海道連盟)が、4月29日に開幕を迎え開会式直後の室蘭リトルシニア対釧路リトルシニア戦で室蘭シニアがエース磯貝栄心(3年・海陽ファイターズ出身)の好投もあり4-2で勝利し、開幕ゲームを制した。
<4月29日、円山球場>
Cブロック
室 蘭4-2釧 路
室蘭
0012100=4
0000020=2
釧路
(室)磯貝栄心、野本-瀧澤
(釧)樋口-伊藤
▽三塁打:古川(室)
▽二塁打:野本(室)、伊藤(釧)
磯貝栄投手は最速131キロのストレートとスライダーを武器に低めにボールを集め釧路打線から凡打の山を築いた
馬場裕貴監督は「初戦、円山球場でこういう形で勝つことができたのは先発の磯貝の頑張りが大きい、100点のピッチング」と手放しで喜んだ。
磯貝栄投手は「円山のマウンドは初めてでしたが投げやすかった。自分としては現在、スピードよりもボールのキレが持ち味だと思います。スピードはまだまだです」と目標はもっと高みを目指していた。
試合は室蘭が1-0と1点リードで迎えた四回、先頭の4番・佐竹侑太(3年・室蘭祝津少年野球部出身)が、四球と二盗でチャンスを作ると5番・瀧澤 光(3年・海陽ファイターズ出身)が内安で無死一、三塁とチャンスを広げた。
続く6番・庫田真之介(3年・海陽ファイターズ出身)の内ゴロの間、三走・佐竹が生還し2点目。
7番・佐竹祥太(2年・室蘭祝津少年野球部出身)が、レフト前と好走塁で二、三塁とチャンスを広げると8番・古川 然(3年・海陽ファイターズ出身)の内ゴロの間、三走・瀧澤が生還しこの回2点目。
結果これが決勝点となった。
さらに五回、敵失に乗じて加点した。
粘る釧路に対して磯貝栄、野本洸志(3年・谷川野球少年団出身)の継投手で勝利した。
〇磯貝 栄心(いそがい えいしん)
3年 投手
海陽ファイターズ出身
右投げ、右打ち
181センチ、70キロ
球種はストレート、カーブ、スライダー。
家族は両親と姉、弟・琢真の5人。
父・剛さんの影響で小学1年生から室蘭市内の学童野球チーム海陽ファイターズで野球を始める。
父の磯貝 剛氏は室蘭シャークスで投手として都市対抗野球大会出場。
後に監督も務める。

磯貝栄心投手(室蘭)
釧路は先発の樋口斗真(3年・釧路ゴールデンモンキーズBBC出身)が、粘りのピッチング見せるも中盤の失点が勝敗を分けた。
まだリーグ戦は始まったばかり、次戦の活躍に期待したい。
次こそは咲かせてください勝利の華を!

樋口投手(釧路)

釧路リトルシニア
【第31回春季全道大会】
大会はA~Gまでブロック分けし、それぞれリーグ戦を行い勝敗による順位を決め各ブロック上位2チームの14チームに加え各リーグ3位チームの上位2チームの計16チームが決勝トーナメントで優勝を目指す。
優勝チームは林和男旗杯(全国大会)、準優勝チームは東日本大会へそれぞれ出場する。
協力:日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟