六回タイブレークを制した緑苑台ファイターズJr. 千歳惜敗に涙
共和町営球場で25日、2回戦で緑苑台ファイターズJr.(石狩)が千歳タイガース(千歳)を、六回タイブレークの末、9-8の接戦を制し準決勝進出を果たした。
六回、3点を追う緑苑台は無死一、二塁から9番・髙橋瞭太(6年)が、センターオーバーとなる二塁打で二走・伊藤 歩(5年)が生還し1点。
続く1番・笠井心雅(6年)も右中間を破る2点タイムリー二塁打で同点とすると2番・部田香輔(6年)、4番・藤田桃成(6年)らの申告敬遠で一死満塁とすると5番・石本龍二郎(6年)が、熱戦の終止符となるレフト前サヨナラ打を放ち緑苑台が劇的勝利を収めた。
※今大会のタイブレークは無死一、二塁から継続打順で行われた。
高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント南北海道大会
日程:6月24、25、26日
会場:共和町営球場、仁木町ふれあい遊トピア公園野球場
今大会の優勝チームが東京都で8月5日から行われる全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントへ南大会代表として出場する。
準優勝チームは和歌山県高野町で7月28日から行われる高野山旗全国学童軟式野球大会へ北海道代表として出場する。
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◆2回戦(25日、共和町営球場)
緑苑台ファイターズJr.(石狩)(4)5-5(3)千歳タイガース(千歳)
千歳タイガース
101033=8
004104=9
(六回タイブレーク)
緑苑台ファイターズjr.
(千)谷口、坂上、上元-秋谷
(緑)髙橋、笠井-佐藤
▽本塁打:城間、秋谷(千)、藤田(緑)
▽三塁打:谷口(千)、部田(緑)
▽二塁打:高島(千)、部田、髙橋、笠井(緑)
千歳タイガース、2回戦で涙
千歳は2-5と3点を追う五回、5番・上元湊太(6年)、6番・高鳥大志(5年)のタイムリーで3点を奪い同点とすると、大会規定により六回から無死一、二塁からのタイブレークに突入する。
六回、無死一、二塁から9番・石黒琉稀(6年)が、犠打で一死二、三塁とすると1番・秋谷哲汰(6年)が、ベンチの期待に余りあるレフト柵越えとなる3ラン本塁打を放ち8-5で3点リードした。
しかし六裏に4点を取られ涙した。
敗れはしたものの千歳タイガースの強力打線はしっかりと印象付けた。
次こそは咲かせてください勝利の華を!
【先攻】
【後攻】
<ホームラン談話>
〇藤田 桃成(ふじた とうせい)
6年・緑苑台ファイターズJr.
右投げ、右打ち
160センチ、54キロ
2-2の同点から無死一塁、4番・藤田が、センター柵越えとなる2ラン本塁打でチームの勝利に貢献した。
2ボールからの3球目をホームランした藤田は「今シーズン柵越えは2本目、ランニングホームランを合わせると3本目。ホームランが打ててうれしい」とインタビューに答えてくれた。
Q)憧れのプロ野球選手は?
A)岡本和真(読売ジャイアンツ)
守備も良く、バッティングも良いところが憧れる。
〇城間 奏良(しろま そら)
6年・千歳タイガース
右投げ、右打ち
154センチ、50キロ
1-0と1点リード迎えた三回、二死からセンター柵越えとなるソロホームランを放ったのは城間。
試合後、城間は「内角低めのボールを上手く打てた。いつも引っかけてしまうだけにうれしかった。ホームランと分かった時、これで勝てると思ったが負けて悔しい。次の大会に向けてまた頑張りたい」と前を向いた。
Q)憧れのプロ野球選手は?
A)大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)
打席で落ち着いて打っている姿に憧れる。
〇秋谷 哲汰(あきや てった)
6年・千歳タイガース
右投げ、右打ち
148センチ、39キロ
5-5のタイブレークで迎えた六回、すでに2点を奪い一死走者なしからレフト柵越えとなるソロホームランを放った秋谷。
カウント1-1からの3球目の真ん中のボールを打った秋谷は「少し上がりすぎたかな?と思ったがホームランになってうれしい。負けたけど、次の大会に向けてもっと努力したい」と胸を張った。
Q)憧れのプロ野球選手は?
A)甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス)
協力:北海道軟式野球連盟