混戦必至! 夏の全道ウォッチ!
混戦必至!
夏の全道ウォッチ!
連覇を狙う昨夏覇者の札幌大谷、好投手擁する東海札幌、古豪復活を目指す学園札幌、と強豪が軒並み姿を消した札幌支部。
南北とも準決勝からはエスコンでの戦いとなるため、例年よりも1、2回戦の激戦が予想される今年の甲子園は、第105回を数える。
春季全道は文句なしの強さで北海が制し、当然のことながら夏を目指し「上のクラス」の投手を3枚揃え、文字通り盤石の布陣。
北大会、連覇を狙う旭川志峯も「プロ注」投手を擁し、絶対的な守備力でこれまた盤石。
春季準Vの北海道栄も3年生投手3人が凌ぎを削り、どこと対戦してもアベレージを出せる試合巧者ぶりは健在。
春の甲子園帰りのクラーク記念国際、十勝の「顔」になりつつある白樺学園、エスコン元年に地元であるエスコンで勝利し聖地を目指す札幌日大、夏に強い北照は昨年からの絶対的エースを擁し頂点を目指す。
夏といえばの形容詞は駒大苫小牧のためにあったが、あの夏をもう一度と願うファンも多い。
そして、今年のもう一つの見所になること間違いないのは、札幌南、札幌北という道内でも頂点に位置する進学校が南大会に登場する。
どのチームも2つ勝てばエスコン、2回戦後は若干時間が空くため、大会中の過ごし方などは自分なんかがいうまでもなく大事な要素となる。
あげればキリがないほど見所はたくさんだが、ネットで全試合配信のため球場へ向かう足が止まらないかちょっと心配。
コロナ後の今年、暑い暑い夏空の下で全力プレーをする高校生の姿を生で見てほしいと願う。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日本中学生野球連盟北海道支部/副会長