京葉ボーイズ、先制鮮やか東日本ナンバーワン

コールドゲームで優勝を勝ち取った京葉ボーイズ
ボーイズリーグ(中学硬式野球)東日本ブロックのナンバーワンを決める「東商テクノ旗争奪第2回日本少年野球北海道大会」の決勝戦が12日、札幌・円山球場で行われた。
決勝は千葉県支部の京葉ボーイズと東京都東支部・江戸川ボーイズの関東対決となり、初回猛攻撃をかけ主導権を握った京葉ボーイズが7-0のコールドゲーム勝ちで優勝した。
最優秀選手に京葉ボーイズの露崎勝己主将、優秀選手には京葉ボーイズの立石陽嵩 選手、江戸川ボーイズの農作力主将が選ばれた。
日本少年野球連盟・報知新聞社の主催で行われた。

優勝を決め、マウンドに集まり喜び合う京葉ボーイズナイン
♢決 勝
東京江戸川ボーイズ(東京都東支部)
000=000
5200×=7
京葉ボーイズ(千葉県支部部)
(五回コールドゲーム)
(東)中島、横田-藤原、吉原
(京)島田、石和田、石井、上野、豊岡-團、西野
▽三塁打 吉澤(京)
▽二塁打 立石2、吉澤(京)
京葉ボーイズ、一回裏打者一巡の猛攻でゴールドV
機先を制す-京葉ボーイズの一回裏の攻撃は文字通り、相手の戦意を奪う猛攻だった。
1番・中川の中前打、2番・我部山の左前打、3番・露崎の内野安打と続き、4番・立石が左中間二塁打で走者一掃し3得点。
さらに一死後6番・吉澤が右中間三塁打を放ち1点追加するなど、この回打者一巡で5得点をあげ試合の主導権を握った。
二回も立石、吉澤の二塁打などで2点を追加し、勝利をグンと引き寄せた。
守っては先発島田から始まり、石和田・石井・上野・豊岡とつなぎ、見事な完封リレーを演出した。
関口勝己監督(58)は「3年生は最後の試合なので高校への思い出を作るためにも全員を出場させた。全国大会の土を踏んで、いい思いを持って高校でも活躍してほしい」と話し、1回戦から3試合で投手を含めて 全選手を出場させた。
さらに「昨年はジャイアンツカップで準優勝だったのでこの大会の優勝は次につながる価値あるもの。
選手たちは北海道が初めてだったので良い経験をしたはず」と結んだ。
MVPに選ばれた露崎勝己主将は「初めてなのでメチャ嬉しいです。チームのために何ができるかいつも考えていました。北海道の寿司が美味しかったです」と笑顔で話した。
175センチ、89キロの体格を生かして二塁打2本、4打点と大暴れした主砲の立石陽嵩 選手も明るさいっぱいに「本調子ではなかっただけに活躍できてうれしい。
これからもプロ野球選手を目指して頑張ります」と将来の目標宣言までしてくれた。

MVPに選ばれ表彰を受ける京葉ボーイズの露崎主将。(その後ろ左から)優秀選手の京葉ボーイズ立石選手、江戸川ボーイズの農作主将

閉会式前、チームメートと笑顔で談笑する立石選手

準優勝の東京江戸川ボーイズ
協力:公益財団法人日本少年野球連盟 北海道支部