2023札幌選抜メンバー18人決まる!
苫小牧市で10月28日に開幕を迎える北海道学童軟式野球都市対抗戦へ出場する札幌選抜メンバー18人が決まった。
監督は渡辺 敦氏(星置レッドソックス)が、今年の札幌選抜を束ねる。
今回は「セレクションを終えて」と題し、渡辺監督によるこれまでの総評もいただきましたのでご紹介いたします。
また初練習は17日(日)に石狩市スポーツ広場で顔合わせも含め行われる。
※集合写真を募集致します。
送付先はinfo@strike-web.com
◆札幌選抜・初練習
日 時:9月17日(日)17:00~21:00
ところ:石狩市スポーツ広場・ソフトボールA球場
※自チームの活動を優先された上で、参加お待ちしております。
尚、当日はユニフォームの採寸も予定しておりますので天候に関係なくお集まりくださいますようお願い致します。
【セレクションを終えて】
まずはこの度受験頂いた35名(1名は残念ながら病欠)の選手に皆さん、大変お疲れ様でした。
1次セレクション時とうって変わって、ケースを想定した実戦形式での選考となりました。
そこで思うように自分の力を発揮出来た選手と反対にそうではなかった選手もいたと思われます。
日頃はもっと伸び伸びとプレーをすることが出来ている選手もいることでしょう。
我々はここに野球の難しさがあると考えています。
緊張感がある中で、普段よりレベルの高いことが求められた時にしっかりと自分の力を発揮するという難しさ。
本番ではさらに本番ならではの緊張といつも以上観客の数やグラウンドの大きさなど不慣れな環境でのプレーとなります。
慶応高校や仙台育英高校などの躍進が話題となったこの夏の高校野球。
楽しそうに野球をする姿が話題となりました。
今回の経験をした皆さんは、あの大観衆の甲子園という舞台でテレビ放送があり皆に期待もされ、
負けたら終わりという緊張感の中で明るく楽しくプレーをする難しさがほんの少しだけでも理解できるのかも知れません。
どうでしょう、今回のセレクションは明るく楽しんで出来ましたか?
見ていて、数名の選手はレベルの高い環境の野球を心から楽しんでやっている印象を受けました。
そういう子が合格に近づきます。
反対に多くの選手は緊張したりおとなしかったり慌てたりと野球を全く楽しめていない感じに見えました。
楽しむにも練習が必要ということです。
これはやはり日常からの積み重ねであると考えます。
楽しむためにはやはり普段から目の前のプレー、目の前の一球にしっかり取り組む。
日常の自分自身の生活にしっかり向かい合う。
その先に本当に楽しい舞台や場面で心から楽しんでプレーが出来るのではないかと思います。
楽しむというのは字が同じでも楽をするということではありません。
小学生には難しいとかまだ早いという方もいらっしゃるかも知れません。
でもここはたくさんの選手の中から限られた選手を選考する場です。
それが出来ていたり、やろうと必死に頑張っている子がいる以上ハードルを下げることは出来ません。
今回、一生懸命に何とかしたいという姿を見せた選手は本当に立派でした。
技量以上に評価できるものです。
そういう子と野球がしたいと思います。
反対に2回のセレクションを通じて大変多くのヒントを話し伝えました。
そのヒントが分からなかったのか、聞こえなかったのか、聞く気がなかったのか、話をスルーしたのか…
私にはどれが正解かわかりませんが、年々そのような選手を見かける機会が増えている肌感があります。
冷たく言えば目の前にチャンスがあるのに甘えていてそれを逃しています。
中学、高校と先に進むにつれてチャンスもヒントもこんなに多くは与えられません。
今の技量不足を嘆くのではなく、その自覚が少しでもあるのであればそこを変えることが出来ればきっと良い野球人生が待っていると思います。
今回の出会いも何かの縁。
例年のことながら合格した選手以上に、もう関われない厳しい結果が出た選手の奮起と今後の活躍を心より祈念しております。
受験してくれた百名超の選手、本当にありがとうございました。
~この場を借りて最後に~
札幌選抜チームも今年度で7期目を迎えます(※現中2世代・第5期世代はコロナの為チーム結成無し)
第1期生は高校3年生の世代。
道内外での活躍を耳にし大変嬉しく思いますし、後輩達の励み・刺激になりました。
やり切った者もケガなどで不本意だった者、野球から離れた子もいるでしょうが、まずは本当にお疲れ様でした。
これから先のそれぞれの進路を全うし一層の輝きを期待しています。
そして2期生以降の選手達。各地での活躍やそうではない話も入ってきます。
君たちの頑張りは選抜チームを結成する上で指導者である我々にとっても本当に大きな励み・やりがいになります。
寂しい話を聞くと、もっと伝えてあげたかったなと寂しい気持ちになります。
山あり谷ありの野球人生・日々の学生生活かと思いますが、「心が前」の心構えで本当の意味で野球や日々が楽しめるように凡事徹底して下さい。
同じく心から応援します!
そして現5年生以下の選手の皆さん。いつまでこのような形での活動が続くかは分かりませんが、
前向きで明るい選手との出会いがあれば嬉しいなと思います。
この小5の秋冬から6年春にかけては大きく成長し変わる時期です。
新たな出会いを楽しみにしています。しっかり野球と向き合って下さい。
最後に、ここでいう「世代」とは、合格者のみならず受験してくれた全選手へのメッセージです。
このセレクションをきっかけに自信を掴んだり落ち込んだり様々かと思いますが、どちらの道も正しく歩けば成功の方面に繋がっているはずです。
どうか札幌の少年野球で頑張った選手が、上のカテゴリーで野球を楽しみ躍動する姿が見られることを指導者一同、心から楽しみにしております。
関係者各位を始め、ご協力頂いた皆様、誠にありがとうございました。今年度も応援のほど何卒宜しくお願いします。
札幌選抜チーム監督 渡辺敦
<2023札幌選抜チーム>
<指導者>
▽監督
渡辺 敦(星置レッドソックス)
▽コーチ
徳永次朗(札幌南JBC)
藤野剛(東海Fイーグルス)
<選手>※背番号、氏名、所属チーム名
〇林 航太郎 (はやし こうたろう)
青葉シャークス
〇竹内 翔琉 (たけうち かける)
アカシヤファイヤーズ
〇清野 琉哉 (きよの りゅうや)
金山ファイターズ
〇三原 慎一朗 (みはら しんいちろう)
北発寒ファイヤーズ
〇晒谷 朋樹 (さらしや ともき)
札苗スターズ
〇加藤 孝明 (かとう こうめい)
札幌オールブラックス
〇三舩 龍ノ介 (みふね りゅうのすけ)
札幌南JBC
〇渡邉 咲也 (わたなべ さくや)
ニュースターズ
〇菰田 隼風 (こもだ はやて)
八軒東和グッピーズ
〇本江 奏士(もとえ そうし)
東16丁目フリッパーズ
〇河嶋 幸寛 (かわしま ゆきひろ)
平岡カウボーイズ
〇宮崎 優 (みやざき ゆう)
伏見カーディナルス
〇高橋 凛凪 (たかはし りんな)
北東ナイン
〇吉田 悠太 (よしだ ゆうた)
北東ナイン
〇三浦 聖雅 (みうら せいが)
星置レッドソックス
〇草開 幸斗 (くさびらき ゆきと)
緑丘ホーマーズ
〇佐々木 脩真(ささき しゅうま)
山の手ベアーズ
(チーム名50音順)
協力:2023札幌選抜チーム