投手一本に挑戦、札幌ボーイズの野村君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は北広島市に本拠を置く札幌ボーイズ(中学硬式野球)の野村健心君。
シーズンが始まった今年4月、右足の膝に異変を感じ日が経つほどに痛みが激しくなり最後は歩けなくなってしまった。
診断の結果、骨膜ひだ障害とわかり8月に手術を行った。
術後3か月、経過も順調に進み今はほぼ全快に近い状態までに快復した。
あとは来春の完全復活を目指して月1のペースでリハビリ治療を行っていく。
▽野村 健心(14、札幌・藤野中2年=170・5センチ、65・3キロ、投手)
藤野ベアーズ-新琴似リトルリーグウインキーズ-札幌ボーイズ
6歳離れ、野球をしていた兄の影響もあり「自分もやってみたい」と小学2年生から始めた。
硬式野球に興味がわき小学はトルリーグ、中学はボーイズリーグと挑戦を続けている。
これにはわけがあり、秘かに思い続けているプロへの道に一番近いとの遠大な夢があるからだ。
取材の中でも「プロ野球選手を目指します」と堂々と宣言、自身にムチ打って努力する覚悟を明かした。
大きなけがは今回が初めて。それだけに驚きも大きかった。
ひざの皿のひだがズレて炎症が起き痛みが発症する「ひざ骨膜ひだ障害」、悪化すると歩けなくなる。
野村君も最初は自宅近くの病院で診てもらっていたが両親の判断で「たきうち整形外科スポーツクリニック」に変えて8月に手術した。
今はほとんど元の状態に戻ったが、あとは春先まで経過をチェックしながら治療を続けていく。
一時は落ち込みもあったが「けがをして体づくりの大切さがわかりました」と貴重な体験をかみしめる。
野村君にとっての思い出の試合は小6のリトルリーグ時代。
全国大会に出場するリトルリーグ北海道選抜チームとの練習試合で何と初めてのホームラン、しかも満塁だ。
「すごくうれしかった。2死満塁だったので何としても打ちたかった」と野村君。
6番打者で出場、アウトローを鮮やかにセンター壁を超える特大ホームランだった。
チームは10-7で選抜チームを破る金星を挙げた。
「今も脳裏に焼き付いています。うまくない自分でも頑張ればいい結果が出ることがわかり、自信がつきました」。
けがからの完全復帰にも目途がたち、表情も明るい。
来季は中学最上級の3年生、まずは投手で一本立ちするのが野村君の大きな目標。
それには体力をつけて「球速アップ、コントロールの精度アップを図りたい」と照準を定めてオフの間は筋トレ、足腰の強化に取り組むことを明かした。
(記者の目・中山武雄)
「野球は下手で課題がいっぱいあります」と謙虚に自己分析しているところが素晴らしいです。
いつも課題を持って取り組めば必然的に上達につながります。
また、常にサポートしてくれている両親に「感謝しています。普段は照れくさいので言っていませんが心の中は、ありがとうの気持ちでいっぱいです」。
この言葉、取材者も一番うれしいです。
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック