ひじ復活、今季にかける苫小牧工の桑村君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は苫小牧工業高硬式野球部の桑村琉矢君(17、2年)。
桑村君は昨年11月に傷めていた右ひじ(利き腕)の再生を願いトミージョン手術を同スポーツクリニックで行った。
術後の経過は順調に推移し春のシーズン開幕に向って懸命なリハビリを続けている。
▽桑村 琉矢(苫小牧工業高2年=173センチ、75キロ、投手、外野手)苫小牧・泉野イーグルス-苫小牧ボーイズ-苫小牧工業高硬式野球部
野球ひじとの戦いは小学6年から。
軽い違和感を抱えながらプレーをし、途中別な病院にも通院したがしっくりせず、昨年7月に「たきうち整形外科スポーツクリニック」で本格治療を受けることになった。
リハビリ治療を続けながら様子を見て、11月にトミージョン手術を行った。
「来季は高校野球最後の年。まだまだ野球を続けたいので焦らず治療をしたかった」と手術に踏み切った心境を話す。
術後の経過も良好、今はボールが投げられるまでに回復した。
あとは完全復活へ最後の治療を続けるだけだ。
野球は小学1年から始め、中学(硬式野球)になってから投手になった。
外野手もしているが「やっぱりピッチャーが好き」と言う。
打者との駆け引きなど楽しさがいっぱい詰まっているポジションに魅力を感じているようだ。
ストレートで押して変化球で打ち取るのが持ち味。
スライダー、カットボール、チェンジアップなど多彩な変化球を持っているが、得意球はスライダーだ。
2年生春にはエースナンバーで臨んだこともあったがけがの影響でコントロールが定まらず、その座を他に譲った。
「負けず嫌い」の性格もあり悔しい思いは今も残っている。
「公立校だけど質の高い練習をして強豪の私立高に負けない野球をしていきたい」。
高校最後の今季にかける意気込みが伝わってくる。
悔しさを忘れないのが昨秋の新人戦、室蘭支部予選・準決勝での苫小牧工高-鵡川高戦だ。
五回0-5のビハインドを背負って救援したのが桑村君。
九回まで5イニング0失点で乗り切りチームが奮闘して何と5-5のタイに持ち込んだ。
そして運命の十回タイブレーク、表攻撃の苫小牧工業は焦りもあり0得点、その裏に鵡川が1点を得点してサヨナラの幕引きとなった。
「自分にとっては一番いい試合をしたが悔しい結果となった。悔いが残り今も忘れません」。
この悔しさをバネに今季の活躍を誓う桑村君だ。
(記者の目・中山武雄)
数字で物を考えることが好きと言う桑村君、工業高校生らしく清々しい。
夢は「大学野球で日本一になること」と明言。
投手はデータで物を考えることが多いので最適なポジションだと思います。
初志貫徹、実現に向って頑張ってください。
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック」
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】(バックナンバー)
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
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夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
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取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック