<2024チーム訪問>日高ベースボールクラブ

日高ベースボールクラブ
2023年度チーム訪問・第26弾はKボール使用する日高ベースボールクラブへ2月4日に伺ってきました。
Kボールとは中学軟式から高校野球に向け、スムースな移行を目指し2000年から全国で普及し始めたボール。
素材は軟式球のようなゴム製でも、大きさや重さは硬式球と同じ。
内部は空洞になっており、体に当たっても衝撃が少ないのが特徴だ。
同チームも2001(平成13)年に創立し、今シーズンで23年目を迎える。
現在代表の佐藤 大氏が立ち上げ、長年にわたり日高管内の小中学生を相手に野球指導のみならず人間育成にも重きを置き今に至る。
この日の講師は流しのブルペンキャッチャーこと安倍昌彦氏を招いた野球教室が行われ、終始和やかな雰囲気で行いつつも講師から上達の肝が発すれば、選手の胸にそれらが響いた。
「相手の頭のてっぺんに線がつながるイメージで投げてごらん」と安倍氏。
「野球で高く投げていい場面はない」と力込める。
低く強く投げるトレーニングを遊びを交えながら繰り返し行われ、参加した選手らは独特の世界観に包まれた。
おなじみの企画「主将にインタビュー」では坂元杏輔主将(3年・新冠野球少年団出身)が健やかにインタビューに答えてくれた。
スイングスピード企画も挑戦していただきました。
▽安倍昌彦
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』『流しのブルペンキャッチャーの旅』『若者が育つということ 監督と大学野球』など。

選手と膝と膝をつき合わせ、野球談議する安倍氏
◎3年生の注目進路
3年生:1人
私立に北海道栄。
-大江隆太コーチからメッセージ-
ベンチ入りを目指し、頑張っている姿が後輩たちにとって励みになります。
高校野球は厳しいこともあると思います。
この団で学んだ事を大事に三年間、カッコつけずにひたむきに頑張ってください。

守備練習でもナインを引っ張っていた坂元主将(日高BBC)

冬季練習に励む日高BBCナイン
<活動>
-冬期間-
平日練習:なし
土日祝日:新冠町民節婦体育館(9:00~17:00)

冬季練習に励む日高BBCナイン
<団員>
2年=2人
1年=3人
6年=5人
<費用>
団費:10,000円(11~翌3月)、2,000円(4~10月)
小学生無料

冬季練習に励む日高BBCナイン

冬季練習に励む日高BBCナイン
<主将にインタビュー>
〇坂本 杏輔(さかもと きょうすけ)
3年・新冠野球少年団出身
右投げ、右打ち
164センチ、55キロ
主に1番・遊撃手として出場した。
家族は両親と3人。
-木下一真監督のメッセージ-
高校野球を通して更なる成長を期待しています。
ただひたすらに野球だけをやるのではなく、勉強や私生活も充実させてください。
人間性が高まれば自ずと結果がついてくるはずです。
応援しております!
木下 一真 監督
Q1)普段やっている自宅でのトレーニングはありますか?
A)腕立て、ストレッチ、ランニング、素振り。
Q2)中学での一番の思い出は?
A)中学2年の秋に挑んだZEET杯で優勝できたことが一番の思い出です。
Q3)自らの特長と今後の抱負
A)持ち味は守備。
取ってからのスピードには自信がある。
中学ではバッティングで中々貢献できなかったが、高校野球ではチームの為にバッティングで勝負強くチームに貢献できる選手を目指します!
Q4)憧れのプロ野球選手は?
A)木浪 聖也(阪神タイガース)
入団当時はエラーが多かったが、努力を重ね続けゴールデングラブ賞を掴むまで頑張った選手に憧れます。
Q5)高校野球に向けて意気込みを!
自分の目標、北海道栄の目標「甲子園で全国優勝」!
試合で活躍できるよう頑張りたい!

坂元主将(日高BBC)
★新企画★
「今年の主将は何点?」
<大江隆太コーチに聞いた>
<実技面>
守備力:6
打撃力:4
走塁力:8
<精神面>
向上心:8
精神力:6
状況判断力:6
<リーダー資質>
統率力:8
協調性:6
戦略的思考:8
<監督からの>
信頼度:6
<総合>
66点

冬季練習に励む日高BBCナイン
★投手陣で名前が挙がった選手たち
〇関口 斗真(せきぐち とうま)
2年・新冠野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
158センチ、42キロ
<球種>
ストレート、カーブ、スライダー
<憧れのプロ野球選手>
今永 昇太(シカゴ・カブス)
ピッチングフォームがキレイなところに憧れます。
<指導者に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:6
制球力 :5
スタミナ:8
経験値 :4
マウンド度胸:6
〇山口 大成(やまぐち たいせい)
1年・新冠野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
176センチ、74キロ
<球種>
ストレート、ツーシーム、カーブ、チェンジアップ
<憧れのプロ野球選手>
佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
ストレートの球の速さに憧れます。
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
北海高等学校
<指導者に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:10
制球力 :6
スタミナ:6
経験値 :10
マウンド度胸:6
〇福田 貴叶(ふくだ たかと)
1年・新冠野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
167センチ、53キロ
<球種>
ストレート、カーブ、ツーシーム
<憧れのプロ野球選手>
山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)
カーブの変化量の大きさに憧れます。
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
東海大学附属札幌高等学校
<指導者に聞いた>
~投手としての10段階評価~
スピード:10
制球力 :10
スタミナ:8
経験値 :6
マウンド度胸:8

投手陣・関口、山口、福田(日高BBC)
<スイングスピード企画>

スイングスピード企画に挑戦した日高BBCナイン
★122キロ
〇山口 大成(やまぐち たいせい)
1年・新冠野球スポーツ少年団出身
右投げ、右打ち
176センチ、74キロ
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
北海高等学校
★102キロ
〇坂本 杏輔(さかもと きょうすけ)
3年・新冠野球少年団出身
右投げ、右打ち
164センチ、55キロ
<着てみたい高校野球(道内)のユニフォーム>
北海道栄高等学校

スイングスピード企画・写真左から山口、坂元(日高BBC)
<発行人>
今では日本一の投手王国『岩手県』。
菊池雄星(トロント・ブルージェイズ)、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)、佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)、西舘勇陽(読売ジャイアンツ)。
なぜだろうと立ち止まる。
要因は沢山ある中で、岩手県の中学野球に目を向けると中学野球部を引退すると高校野球に向け、Kボールの野球大会が盛んに行われているという。
中学軟式で燃え尽きることなく、次のステージに向けた覚悟と準備にKボールを使用して実施する。
佐々木朗希もKボール出身だ。
Kボールの役割-。
中学野球部から高校野球に向けた橋渡しと徹底している。
北海道だって負けてない!
昨季、むかわ町で行われた大会公認球「ナガセKENKO WORLD A」(いわゆるKボール)を使用する第21回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆・北海道予選では全道から7チームを集め、決勝は西胆振BBCが渡島・函館BBCを八回延長で下し、西胆振が全国大会出場を掴んだ!
発育途中の中学生には体格的にも適しており、高校野球への前段階として「慣れ」も出て、違和感なく移行できるところが最大の特徴となっている。
Kボール出身でプロ野球選手も多数輩出。
〇坂本 拓巳(2022ヤクルト 4位)
知内高-奥尻中学校-奥尻スカイバード出身
KWB檜山選抜。
〇大津 綾也(2021読売 育10位)
北海高-せたな町立北檜山中学校-北檜山ラウドネス出身
中学時代はKWB 桧山選抜。
〇川村 友斗(2021福岡 育2位)
仙台大-北海高-松前町立松前中学校-松城ユニオン野球スポーツ少年団出身
中学時代はKWB渡島選抜。
〇阿部 剣友(2020読売 育8位)
札幌大谷高-北斗市立大野中学校-大野少年ダイヤ出身
中学時代はKWB函館選抜。
※昨季、戦力外通告を受け最高峰の舞台での経験を糧に、地元北海道から再出発を目指す。
〇根本 悠楓(2020日本ハム 5位)
苫小牧中央高-白老白翔中学校-虎杖浜タイガース出身
U-15JAPAN(Kボール使用)、安倍昌彦杯
〇鍵谷 陽平(2012日本ハム 3位)
巨人-北海道日本ハム– 中央大 – 北海高
中学時代は渡島選抜、現在のKWB渡島選抜。
中学軟式出身のどさん子投手も近年では毎年のようにプロ入りを決めるなど数多くフューチャーされている。
昭和の時代から平成・令和と時代も移り変わり選手がスポーツに打ち込める環境が整ってきている。
SNSの普及とともに指導者も選手も多くの情報をアップデートできる環境があり、地域格差も無いに等しい。
-最近の中学軟式出身のプロ野球選手-
〇門別啓人(阪神2位)
東海大札幌高-門別中学校-JBC日高ブレイヴ出身
〇滝田一希(広島3位)。
星槎道都大学-寿都高-黒松内中学校-黒松内スターズ出身
〇髙島泰都(オリックス5位)。
王子(社会人野球)-明治大学(準硬式)-滝川西高-赤平市立赤間中学校-赤平レッドレイズ出身
〇川下将勲(西武育成3位)。
函大有斗高-函館市立本通中学校-千代田ビクトリーズ出身。
日高の選手も同様に体の強さや身体能力の高さにいつも驚かされる。
日高BBC出身で2006(平成18)年の日本ハムジュニア主将を務めた岡部 祐太(29)はまさに象徴的。
高校は旭大高、現在の旭川志峯高から國學院大學、東芝。
社会人野球の名門で現在も現役で頑張っている。
一方で日高管内に特化したことではないが、野球人口減少、野球離れが叫ばれる中、歯止めが効いていない。
育成と選手集めの問題があるとするならば、まずは選手集めが急務だ。
根本となる人口減少に加え、現状打破を狙う特効薬も見つからず袋小路で日本全国迷走中だ。
野球界全体が大変であることは間違いないが、大きく変わるチャンスだ。
10年後の野球界の為に、失敗を恐れずどんどんチャレンジしなければならないと強く思う!
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協力:日高ベースボールクラブ