「とかちIBAポニーリーグ」誕生!十勝に新たな選択肢が加わる
「とかちIBAポニーリーグ」誕生!十勝に新たな選択肢が加わる
中学硬式野球の日本ポニーベースボール協会から正式に新規加盟の承認を受け、「とかちIBAポニーリーグ」が2月13日に誕生した。
ポニーリーグ北海道連盟としては、昨年発足した札幌白石ポニーリーグに次ぐ、道内3チーム目の誕生となり、十勝管内に新たな選択肢が加わることとなった。
ポニーリーグは、団体名を持ち、その下部組織として最大4チームまで登録できる仕組みとなっている。今回の「とかちIBAポニーリーグ」は団体名であり、大会には**「とかちインディーズポニー」**のチーム名で出場する。
なお、今後選手が増えた場合には、第2、第3のチームを追加することも可能であり、これもポニーリーグの大きな特徴の一つといえる。
チームの代表兼監督を務めるのは、木本伸次氏。
木本氏は、帯広クラブや札幌クラブで社会人野球を経験し、選手として培った豊富な経験を指導に生かしている。これまでとかち道東ボーイズの監督を6年間務め、多くの選手を育成してきた実績を持つ。
今後の活躍に期待が高まる「とかちIBAポニーリーグ」。十勝エリアの中学硬式野球に新たな風を吹き込むことになりそうだ。
※補足「とかちIBAポニーリーグ」のIBAは、インディーズ(Indies)、ベースボール(Baseball)、アカデミー(Academy)の頭文字を取ったものです。
夢を諦めない—ケガと向き合う阿知良梓佑の挑戦 「中学最後の夏、130キロのストレートを目指す」
十勝エリアにも広がるクラブチームの流れ
十勝管内はもともと軟式野球の強いエリアとして知られ、中学軟式野球の競技レベルも高かった。
しかし近年では、中学校の部活動地域移行の影響もあり、クラブチームへの流れが加速している。
そうした環境の変化の中で、中学硬式野球のクラブチームとしては「とかち帯広リトルシニア」「とかち道東ボーイズ」に続き、「とかちIBAポニーリーグ」が3チーム目として新たに発足した。
木本監督の指導方針
木本監督は「選手目線に立ち、彼らの身体や技量に合わせた指導を行い、5~6年後の成長を見据えたチーム作りをしていきたい」と今後のビジョンを語る。
「試合では全力で勝利を目指すが、目先の勝利に固執せず、バランスの取れた選手起用を心掛ける」と指導方針も明確に示した。
また、「選手たちには数多くの成功体験を積ませ、野球を通じて大きく成長してもらいたい」と熱い思いを持っている。
すでに木本監督の指導を慕う中学生が集まり、新たな風を吹き込んでいる。
冬場の練習は中札内村や更別村の室内練習場を使用し、基礎体力の向上や技術の習得に重点を置く。
一方、夏場のシーズン中は中札内河川敷球場をホームグラウンドとし、試合経験を重ねながらチームの結束力を高めていく予定だ。
ポニーリーグは国際的な大会にもつながる競技カテゴリーであり、選手たちにとっては国内外の強豪と対戦する機会も期待できる。
「とかちIBAポニーリーグ」の誕生が、十勝地域の中学硬式野球の新たな発展につながることは間違いない。今後のチームの歩みに注目が集まる。
協力:一般社団法人 日本ポニーベースボール協会・本部事務局