春一番の開会式へ――“野球行脚”で感じる球春の足音

ストライク練習会の様子
【春一番の開会式へ――“野球行脚”で感じる球春の足音】
春一番の開会式へ――。
今週も各地の屋内施設へ、野球行脚に出かけます。
胆振・日高方面を除けば、北海道のグラウンドにはまだまだ雪が残る時期。
しかしながら、陽が少しずつ長くなり、グラウンドに吹く風にも春の匂いが混ざり始めたこの頃、少しずつ季節の移ろいを感じます。
そう、春はもうすぐそこまで来ています。
今週も、熱い野球魂を求めて“出没”いたします。まず本日3月20日、春分の日は、歌志内チロルアリーナへ。
夕方18時から、学童野球チーム「空知ファイヤーズ」さんへ初訪問です。
どんな表情で練習に打ち込んでいるのか、選手たちと指導者の皆さんがどんな雰囲気で野球に向き合っているのか――今から楽しみで仕方ありません。
こうして、まだ雪解け前の北海道の屋内施設を巡る“野球行脚”が続いていますが、それぞれの場所で感じる温度、人のあたたかさ、そして何より子どもたちのエネルギーに、毎回心が動かされます。
続く22日(土)は、昨年に続き小樽商科大学第一体育館で開催される「第5回 NH旗争奪少年野球大会・開会式」を取材予定です。
この大会には、後志管内や札幌市を中心に34チームが参加。
遠くは苫小牧からのエントリーチームもあり、普段ではなかなか対戦することのできない顔ぶれが一堂に会する、まさに交流の場でもあります。
グラウンド上での試合はもちろんですが、開会式にはまた別の魅力があります。
笑顔、緊張、気合い、誇り――その場に立つ選手一人ひとりの“決意の顔”が見られる瞬間こそ、開会式ならではの醍醐味。
今年もその空気を、しっかりと肌で感じてきたいと思います。
そして23日(日)は、中学軟式クラブチーム「南空知ベースボールクラブ」を訪問予定です。
中学生たちが見せる真剣な眼差し、言葉のひとつひとつから感じる野球への情熱。
技術だけでなく、野球に対する姿勢や想いの部分に触れることができる貴重な機会です。
北海道にも、いよいよ球春の足音が近づいてきました。
この一週間も、現場でしか感じられない熱を、丁寧にすくい取ってお届けしてまいります。
所作に宿る人格――星置レッドソックスに感謝を込めて
今回の写真は、3月1日に石狩市志美にあるフェニックスフィールドで開催された3.1ストライク練習会の模様です。
当日は、特別講師として星置レッドソックス・渡辺敦監督をお迎えし、ご指導いただきました。
渡辺監督からは、技術的なアドバイスにとどまらず、選手たちが今後に生かすべき「考え方」や「心構え」にも触れていただき、参加者一人ひとりの胸に深く刻まれる貴重なお言葉となりました。
この練習会をきっかけに、参加者たちが今後の野球人生において何かを掴んでくれることを、心より願っております。

講師渡辺氏の話に真剣なまなざしで話を聞く参加者たち
開催にあたっては、星置レッドソックスの父母の皆様に、多大なるご協力をいただきました。
事前準備はもちろんのこと、終了後の後片付けに至るまで、細やかなご配慮と温かいお力添えに、心より御礼申し上げます。
また、星置レッドソックスの選手たちには、夜遅くまで模範動作を惜しみなく披露していただき、参加者に対して非常にわかりやすく、丁寧に伝えていただきました。
そのひたむきな姿勢からは、日頃の取り組みの素晴らしさが如実に伝わってきました。
所作ひとつにしても凛とした立ち姿が印象的で、まさに「人格は所作に宿る」という言葉を体現しているかのようでした。
今回の練習会を通して、指導者・保護者・選手が一体となった星置レッドソックスの皆様の姿勢に、あらためて敬意と感謝を申し上げます。
この場を借りて、深く御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
――発行人・大川祐市

練習会のサポート役にかってでてくれた星置レッドソックスナイン