Aceチーム、全員出場でベスト8進出! 準々決勝は三重の強豪と激突

第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会・組合せ
Aceチーム、全員出場でベスト8進出!
準々決勝は三重の強豪と激突
滋賀県多賀町で開催中の第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会で、北海道チャンピオンシップ選抜Aceチームが1回戦・2回戦に連勝し、見事ベスト8進出を果たした。
1、2回戦ともに出場メンバーを全員入れ替え、ベンチ入り18人全員をスタメン起用しての2連勝。
チーム一丸の戦いでつかんだ勝利は大きい。
あすの準々決勝では、三重県代表の強豪・度会BEASTと対戦する。
◆2回戦(29日、多賀町民グラウンドC)
北海道選抜Ace(北海道)15-0神照野球スポーツ少年団(滋賀県)
神照野球スポーツ少年団
0000=0
5532=15
北海道選抜Ace
(四回時間切れ)
(神)古山、田中(3回)、川北 (4回)-池野
(北)菅原、南方(3回)、笹野 (4回)-部田
▽二塁打:村田、斎藤(こ)、菅原(北)
◆1回戦(29日、多賀町民グラウンドC)
北海道選抜Ace(北海道)15-2河瀬・金城連合(滋賀県)
河瀬・金城連合
0020=2
5055=15
北海道選抜Ace
(四回時間切れ)
(河)岡田、西澤(3回)-西澤
(北)大場、清水口(2回)、斎藤か(4回)-笹尾
▽二塁打:斎藤叶2 、園部、 紀國谷、金平(北)

1回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)

1回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)
<関連記事>
◇<速報>Aceチームが2戦連続15得点の圧勝でベスト8進出!
◇北海道選抜Aceチーム、全国の頂点へ挑戦!第21回多賀グリーンカップいよいよ開幕
Aceチームが快進撃!ベスト8進出決定
滋賀県多賀町で行われている第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会で、小学3年生の北海道チャンピオンシップ選抜Aceチームが快進撃を続けている。
29日に行われた1回戦・2回戦でいずれも大勝を収め、ベスト8進出を決めた。

2回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)
全員スタメン起用で2連勝!チームの総合力光る
注目すべきは、1回戦・2回戦ともに先発メンバーを全員入れ替えた点だ。
1回戦は9人、2回戦も別の9人がスタメンで出場。
ベンチ入り18人全員がスタメンで試合に出場し、見事2連勝という結果を残した。
選手層の厚さとチーム全体のレベルの高さが光る内容となった。
1回戦は15得点の猛攻!坂下監督「バッテリーが流れを作った」
1回戦では地元・滋賀県の河瀬・金城連合と対戦。
相手のミスにも乗じながら、10安打で15得点を奪う猛攻を見せた。
坂下賢一監督は「立ち上がり緊張感があった中、先発の大場-笹尾のバッテリーが落ち着いて試合の流れを作ってくれた。バックもそれに応え、攻守でしっかり戦ってくれた」と振り返る。
打撃面では齋藤叶大(北光クラブ)、紀國谷泰良(根室野球少年団)らが好打を放ち、流れを呼び込んだ。

2回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)
2回戦は15-0の完封勝利!投打噛み合う快勝
続く2回戦では、神照野球スポーツ少年団(滋賀県)と対戦し、こちらも15-0の完封勝利を収めた。
「先発した菅原瑛音(羽幌フェニックス)につづき、南方颯太(余市強い子野球スポーツ少年団)、笹野嵐太(岩見沢学童野球クラブ)らの好投もあり無失点でゲームを運べたことは大きい」と、坂下監督は投手陣を高く評価した。
攻撃では斎藤航(泉野イーグルス)、部田隼輔(緑苑台ファイターズJr)の打撃が光り、得点に貢献した。
準々決勝は三重の強豪・度会BEASTと激突!
「1、2回戦を戦い終えて全員緊張も解けて、明日は今日以上に頑張ってくれると思う」と、選手たちのさらなる活躍に期待を寄せた。
Aceチームは、あすの準々決勝で三重県代表の強豪・度会BEASTと対戦する。
同チームはマクドナルド・トーナメントにも出場しているチームで、Aceチームにとって今大会最大の山場とも言える試合となる。
全員野球で勝ち上がってきたAceチームが、どこまで躍進を続けられるか注目だ。

2回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)
<発行人>
チーム北海道の絆が生んだ特別な時間──小3球児たちのかけがえのない経験
滋賀県多賀町で開催されている第21回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会。
北海道からは「北海道チャンピオンシップAceチーム」と「Bestチーム」の2チームが出場している。
この大会で、試合の勝敗以上に心を打つのは、両チームの間に芽生えた”仲間意識”と”一体感”だ。
AceとBest。
互いに別のユニフォームを着てはいるが、どちらのチームも北海道の代表としてこの地に立っている。
1回戦、2回戦と試合時間がずれていたこともあり、両チームは自然と相手の試合をスタンドから応援し合っていた。
声援を送り、拍手を送り、得点が入ればまるで自分のチームのように喜び合う。
この光景だけで、チームの枠を越えた結びつきが生まれていることが伝わってきた。
宿泊先も同じということもあり、前夜の食事会場では両チームのキャプテンが皆の前で、それぞれ翌日の試合に向けた意気込みを語る場面もあった。
仲間たちから拍手が起こり、自然と笑顔が広がった。
緊張感のある大会の中で、こんな穏やかな時間が共有できることもまた、遠征の醍醐味だ。
彼らはまだ小学3年生。
多くの選手が野球を始めて1、2年という段階だ。
それでも「北海道代表」として、この舞台に立ち、試合に臨み、仲間の声援を力に変える──そんな経験は、そう簡単にできるものではない。
試合を通じて、勝つ喜び、打てたうれしさ、仲間をたたえる心を知る。
応援し合う中で、悔しさやプレッシャーとも向き合っていく。
野球だけでなく、人としても大きな一歩を踏み出していることが、この大会を通じて見えてくる。
そして、ついに迎える最終日。
北海道勢はどこまで勝ち上がるのか。
どんな結末が待っているのか──。
それ以上に、ここで得た出会いと時間が、子どもたちの記憶にきっと強く残るはずだ。
グラウンドの外でも築かれた「チーム北海道」の絆。
その存在こそが、この大会における最大の収穫なのかもしれない。

2回戦に臨んだAceチーム=(写真・チーム提供)
協力:小3北海道チャンピンシップ選抜Ace