大学軟式日本一の経験を持つ羊ケ丘病院の杉原さん
昨年2月の新規開業以来、患者数の急増とともに、リハビリ担当の理学療法士の増員強化を図り、質の高い整形外科医療を提供している「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」。今回の「院内で見つけたアスリート」は同病院リハビリテーション科の理学療法士、杉原悠さん(26)を紹介する。杉原さんは国際医療福祉大学(福岡)時代、軟式野球部に所属し、念願の日本一の栄冠を手にした経験を持つ。今年4月に入局したばかりだが、「野球のすべてが好き」と、さっそく同病院の野球部に入り今度は”草野球での栄冠”を目指す。
▽杉原 悠さん(26、羊ケ丘病院理学療法士=内野手、175センチ、60キロ)
釧路興津パシフィック-北東ナイン-札幌中軟式野球部-札幌開成高硬式野球部-国際医療福祉大軟式野球部-羊ケ丘野球部
小学1年生から野球を始めた杉原さんにとって、野球はまさに青春そのものだった。小学、中学は軟式、高校で硬式野球を体験し、大学に入ってまた、軟式に戻った。その間、一貫してサード、ファーストなど内野手で活躍してきたが、甲子園を目指していた高校3年の夏に、背番号ももらって「さあ、やるぞ」と思っていた矢先に肩の故障に見舞われ、夢は絶たれてしまった。
だが、野球の神様は見捨てなかった。大学に入って軟式野球部に入部、2007年の「第30回全日本学生軟式選手権」に優勝、日本一になったのだ。3番、ファーストで出場し、決勝タイムリーを打ち、勝利の立役者に。「あの感動は今でも忘れません」と杉原さん。野球人生の一番の思い出だ。
今年4月に石狩市の病院から羊ケ丘病院に移ったばかり。さっそく羊ケ丘病院の野球部に入り、今度は社会人軟式野球に挑む。「早くレギュラーをとって活躍したい」と願う杉原さん。高校3年時のけがの経験を生かして、仕事にも役立て「スポーツ障害患者の気持ちがわかる理学療法士を目指す」と、張り切っている。
医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院
昨年2月に厚別区青葉町3丁目(南郷通り沿い、厚別消防署向かい)に移転・新装開業した医療法人社団 「悠仁会 羊ケ丘病院」は、整形外科の専門病院として地域医療の期待を背負い、大きく変身した。JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩8分という交通の便利さと、肩・ヒジ・手・首など各部位別の専門ドクターの配置をはじめ、明るくスペースたっぷりの空間と最新機器がそろい、41人の理学療法士が治療に当たるリハビリテーション科は羊ケ丘病院ならではの高度な医療内容だ。
病院長の岡村健司医師は当ストライク・サイトのシリーズ「スポーツ整形外科医師に聞け!野球肩って何?」でおなじみのドクター。自身も高校球児として活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い経験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、リハビリ担当の理学療法士の大半が野球、サッカー、スキーなどアスリートで活躍してきた面々で、こちらも患者の気持ちがわかる治療が施されている。
シリーズ「野球肩って何?」
第1話 「その原因」
第2話 「投球フォームから」
第3話 「どうして起こる」
第4話 「症例の中から」
第5話 「症例の中から」
第6話 「不安定肩」
★受付時間★
(平日=新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分、午後1時~同4時30分
(平日=予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午、午後0時5分~同4時30分
(土曜日=新患・予約なし再来受付)午前8時30分~同11時30分
(土曜日=予約あり再来・リハビリ受付)午前8時~正午
★診療時間★
(平日)午前9時~午後0時30分、午後1時30分~同5時
(土曜日)午前9時~午後0時30分
★休診日★
日曜・祭日、年末年始
◎問い合わせ◎
代表℡ 011-351-2211
外来予約 011-351-2213
リハビリ直通 011-351-2215
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院